ダウ平均株価が小幅ながら上昇したのですが、軟調な欧州市場が今日の日経平均株価の重石になりそうだと見ています。8,345円の近辺で寄り付いた後は、方向感のない展開を想定しています。
ダウ平均株価は32.77ドル、0.27%の小幅高で終えました。
独仏首脳会談に目新しい動きがなく、12日以降にスペインやイタリアなどの国債入札が相次ぐため、欧州市場が総じて軟調であったことから、不安定な動きで始まったダウ平均株価でしたが、11時過ぎ以降は比較的に堅調な推移が続きました。
VIX指数は2.17%上昇したのですが、日中の動きを見ると午後に入って着実に低下しており、投資家心理の落ち着きを示唆しています。
サプライズ指数が今年に入って一段高となっており、米国景気の改善期待が高まっているようです。
そのためか、引け後に10-12月期の決算発表を控えていたアルコアがザラバで2.89%と大きな上昇を見せたのが印象的でした。発表された決算はわずかな赤字でしたが、売上高がコンセンサスを上回ったことや、会社側の強気な予想もあって、引け後に時間外取引で若干値を上げています。
CMEの日経先物価格(円ベース)8,345円の近辺を、今日の日経平均株価の寄り付きのメドとしています。
ザラバは、米国の動きが下支え要因となる一方で、欧州情勢に対する懸念が重石になりそうです。
今日は、ローソン、サイゼリヤ、イズミヤなどの消費関連銘柄を中心に45社ほどの決算発表が予定されています。
日米とも決算シーズンに入ります。
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