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2009年4月16日 (木)

今日の株式市場を振り返る 4月16日

 前日比105円高で始った日経平均株価は10時頃には287円高まで急上昇しました。ところが、後場に入って急速に上げ幅を縮め、一時は前日終値を下回りました。結局12.3円、0.14%のわずかな上昇で一日の取引を終了しました。200090416

 前場の上げは、今朝も指摘しましたが、NYダウ平均株価の大幅上昇の影響が大きかったようです。加えて、中国の1-3月期GDPに対する期待感も大きな要因でした。

 ところが、中国のGDPが前年同期比6.1%の伸びにとどまったことで失望感が拡がり、前場で好調だった商社や海運などが急速に値を消しました。

 現在(午後6時半)米国の時間外取引では、ダウが34ドル安、ナスダックも7ドル安と軟調に推移しています。しかも次第に下げ幅が拡大していることが気になります。今日は3月の住宅着工件数と建設許可件数、4月12日までの週の新規失業保険申請件数、4月のフィラデルフィア連銀景況指数など重要な統計の発表が続きます。

 これから開く米国市場が停滞すれば、中国GDP期待が消えた明日の日経平均株価は重そうな感じです。

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