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2009年4月22日 (水)

今日の株式市場を振り返る 4月22日

 米国市場の上昇を受けて、強気で臨んだ日本の株式市場でしたが、見事に外れてしまいました。日経平均株価は15.97円、わずか0.18%の上昇にとどまりました。高値と安値の幅はわずか119円という狭いレンジでの値動きに終始しました。20090422

 米国市場の引け後に、シカゴのGLOBEXでダウ平均株価が下落したことが大きな要因でした。ただ、それだけではなく、2008年度の貿易統計が28年ぶりの貿易赤字となったこと、対ドルとユーロで円が強含みで推移したこと、上海や香港の株式市場が軟調であったことなども影響しました。

 買いの手掛かりが見えない中で上値が非常に重い状況であったにもかかわらず、株価が大きく下げなかったことから、上値の重さに対抗して下支えをする市場のエネルギーの強さを感じさせるような一日でした。

 現在(午後9時20分)GLOBEXでは、ダウ、ナスダック、S&P500とも下げていますが、じわじわと下げ幅を縮めています。これから2月の住宅価格指数や重要な決算の発表を控えていますので、動向の判断は難しいところです。

 ところで、ここ数日は日本の株式市場の頭打ち感が出てきています。4月20日の日曜日に、「野村雅道と楽しい投資仲間達」のブログで、「ちょっと一息(その1)」と題して、株式市場に頭打ち感が強まる可能性を指摘しました。

 全体は多少長いため、その一部分のみを引用します。詳細はぜひ野村ブログの中の「かかし」のカテゴリーをご参照ください。

http://fxshonan1.cocolog-nifty.com/kawasedangi/

「野村雅道と楽しい投資仲間達」  2009年4月20日投稿

ちょっと一息(その1)

「かかし」です。

 先週の日経平均株価は0.6%とわずかながら下落しました。9000円の壁は重そうな気配ですね。一方、NYダウ平均株価は続伸したものの、0.6%の伸びにとどまりました。日米とも急上昇を続けた後の「ちょっと一息」といったところです。20090420

 さて問題はここからです。すぐに急上昇に復帰する、しばらく調整を続ける、本格的な反落局面に入る。どれもあり得るシナリオです。水晶玉があればよいのですが・・・

 私はしばらく調整が続くと見ています。より正確に言えば、日経平均株価が9000円の壁をブレークして力強く上昇するためには、何となくダラダラと上がり続けるよりも、一度調整したほうが良いと思っています。

 日経平均株価が調整すると見る最大の理由は、かなり長期にわたってほぼ同期してきた日米の株価が大きく乖離してきたことです。日本の株価の上昇が速すぎるのです。下の図はその乖離幅の推移を示したものです。Ny20090420

 ただし、日経平均株価が本格的な下落局面に入るとは考えていません。それについては、先週かなり詳細にお話させていただきました。(以下省略)

 

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