本日の運用結果(4/30)
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先ほどの「今日の株式市場を振り返る 4月30日」で台湾加権のチャートを載せましたが、あまりにも見えにくいので、別のものをお送りします。
急騰の直前から4月30日が始まっています。
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スケアクロウの推奨銘柄エス・エム・エス(2175)が09年3月期決算を発表しました。
前回の推奨記事は↓↓
http://kakashi490123.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-8d39.html
想定していた通り、会社計画を上回ってきましたね~。看護や介護といった分野への不況の影響はほぼないと証明したといって良いでしょう。
会社は、10年3月期の業績予想を46%の増収、28%の営業増益としました。前期に比べ営業利益の成長が鈍化しているように見えるかもしれません。ただ、同社は積極的な先行投資に打って出ていく方針(10億5000万円の販売管理費増加)であり、46%の増収という数字も強気です。
看護師の人材紹介は人手不足から引き続き好調、さらに政府の後押しがある介護師の増加により成長持続というストーリーは変わりません。PERも先行投資を除けばそんなに割高じゃないようです。
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121円高で開けた日経平均株価は30分後には300円高を越え、その後は351円をピークに高値圏で推移しました。終値は334.49円、3.94%の上昇でした。朝方お伝えしたように、米国株の上昇と円安が重要な牽引役となりました。さらに、3月の鉱工業生産が季節調整済み前月比で1.6%の増加になったことも追い風となったようです。
幅広い銘柄群が値を上げたのですが、キャノン、京セラ、日本電産といったハイテク分野の銘柄が好調さが目立ちました。米国でフィラデルフィア半導体指数が2%弱上昇して、ナスダックがダウ平均を上回る上昇率を見せたことが大きく影響しています。
そのため、ハイテク産業への依存度が高い台湾市場が6.7%も上昇しました。台湾の加権のザラバの動きは日経平均とほぼ同様の展開でした。
現在(午後7時)、日経平均先物の夕場は上げが続いて、9000円目前です。GLOBEXでは、ダウ平均株価が125ドル、ナスダックも23ドル強上げています。
実は、2日前とはうって変わったこの楽観ムードには多少抵抗を感じています。豚インフルエンザは終息したわけではありませんし、米国の自動車産業の動向も予断は許しません。日本の鉱工業生産にしても、生産の増加を吸収する需要が回復したというわけではなく、在庫調整分に見合った増加です。需要が弱いままであれば、それは在庫を再び増加させるだけになるかもしれません。
というわけで、日経平均株価が9000円をブレークして力強く上昇し続けるためには、不安定要因が多すぎる気がします。
これから米国では重要な経済指標が続々と出てきます。楽観ムード一色ですが、さて・・・・・?
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全日空(ANA)が2009年3月期の決算を発表しました。
2009年3月期は昨年秋以降の急激な景気悪化でビジネス需要などが伸び悩み、国内線・国際線ともに旅客数、収入が前期割れとなりました。当期純利益は42億円(前期641億円の黒字)の赤字に転落。
2010年3月期は売上高1兆3500億円(前期比3.1%減)、経常利益50億円、当期利益30億円を計画しています。燃油費や販売関連費用などのコストを730億円圧縮することにより黒字浮上を目指しています。
なお、2010年3月期のコンセンサス予想は、赤字予想となっていたため、短期的に株価にはポジティブに働きそうです。
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今日の日経平均株価は強そうです。寄付きの水準にもよるのですが、基本的に強気で臨みたいと考えます。
もっとも大きな理由は米国市場の上昇。ダウ平均株価168.70ドル、2.11%上昇しました。1-3月のGDPは事前予想を下回りましたが、個人消費が改善しました。また、FRBは金利を据え置いたのですが、レポートのなかで景況感に対して「ゆるやかに改善している」(improved modestly)という表現を使いました。
低迷期に強い公益産業で構成するダウ・ユーティリティーズ指数が0.7%の上昇にとどまる一方で、景気敏感で先行性があるとされる輸送株を中心としたダウ・トランスポート指数が3.9%弱と大きく上昇しました。これは相場の基調の強さを示すシグナルです。
現在GLOBEXではダウ平均株価がわずかに下落していますが、NASDAQは上げています。無難な推移です。日経先物は8760円程度。
このような展開から、開け前に経済産業省が発表する3月の鉱工業生産動向速報の影響も考慮する必要があるのですが、基本的に強い基調の相場展開が期待できます。円安への動きもサポート要因でしょう。
今日は、JT、東京電力、ソフトバンクなど大量の重要決算が出てきます。
米国では、4月26日までの週の新規失業保険申請件数、3月の個人消費支出、4月のシカゴ購買部協会景気指数など楽しみな指標が続出です。
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豚インフルエンザの警戒水準が、現行のフェーズ「4」から「5」に引き上げられました。フェーズ「5」は、世界的流行(パンデミック)が迫っている状況といい、国際的な人の移動が制限されることなどによる世界経済への影響が懸念されそうです。
少しすれば収まり、中外製薬、電気化学工業、ダイワボウなどのインフルエンザ関連銘柄が上昇していたことに違和感を感じていましたが以外に早い展開です。
引き続き、上記銘柄に人気が集まりそうですが、食品検査関連に注目しています。中国の冷凍食品問題の時のように、食の安全性の問題が再燃する予想からです。
三菱ケミカルホールディングス(4188)や、ビーエムエル(4694)では、食品の衛生検査などを手掛けています。完全な材料株としての推奨ですが、中外製薬などのような上昇がまだみられないため、物色される可能性がありそうです。
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休日スペシャル!
本日は「かかし」さんの組み入れ銘柄の紹介です。
5423 東京製鉄
鉄スクラップを原料とする電炉製鉄のリーダー。短期的には原料価格の下落の恩恵を受ける。H形鋼は公共投資の恩恵も。自己資本比率70%超の無借金経営。中期的には熱延厚板で自動車や電機向けに高炉メーカーの地盤を侵食しそうだ。
5214 日本電気硝子
液晶やプラズマディスプレー向け基板ガラスに特化しているため、需要の大幅減少で大きなダメージを受けた。ところが、液晶に価格底打ちの兆しが鮮明になり様相が一転している。財務体質が強く、この業績の大底でも13%を越える売上高営業利益率を確保できる収益力の強さは素晴らしい。
当ブログでは毎日、スケアクロウ投資経済研究所が(仮想)投資している銘柄のパフォーマンスを公表しています。ぜひ、ちょくちょくチェックしてください。
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JR西日本が2009年3月期の決算を発表しました。
2009年3月期の業績は、売上高1兆2753億円(前期比1.2%減)、経常利益948億円(同12.9%減)、当期利益545億円(同5.5%減)となりました。おおむね会社計画通りの着地です。
2010年3月期の業績見通しは、売上高1兆2430億円(同2.5%減)、経常利益510億円(同46.2%減)、当期利益290億円(同46.8%減)。配当は7000円を据え置く。
コンセンサス予想を経常利益で3割程度下回る水準で、株価は一時的にネガティブに反応する可能性があります。ただし、もともと、九州新幹線の直通運転に伴う設備投資額の増加などで利益が伸び悩むと事前に想定されていたため、影響は限定的でしょう。
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4月25日の長期波動の話で使ったグラフをさらに大きくできました。もしご興味があればぜひご覧ください。
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4月28日の米国株式市場は予想外に堅調でした。前日比1.44ドル安で始ったダウ平均株価は、すぐに下落幅を拡大して86ドル安となったのですが、その後切り返し、午後2時半ごろには67ドル弱の上昇となりました。大引けは8.05ドル、0.1%下げたのですが、決して弱さを感じる相場ではありませんでした。
安値のころに市場で盛んに指摘されていたのは、バンク・オブ・アメリカとシティーの資本増強、ノーザン・トラストの公募などでした。金融セクターが相場の足を引っ張りました。
その後、指数が上昇するにつれて、4月の消費者信頼感指数が事前予想を上回ったことが話題の中心になりました。さらにIBMの増配と自社株買い強化の話も加わりました。低迷する金融セクターの中でJPモルガン・チェースの株価が盛り返したことも目を引きました。
開け前のGLOBEXでは100ドルを大きく越えて下げていたのに比べて、堅調さが目立ったのですが、豚インフルエンザの話題の取り扱いが小さくなったようです。そういえば、メキシコ国外の患者の中に重篤な状況にあるとの報道が聞こえてきません。鳥インフルエンザへの恐怖から、世界各国の極めて迅速な対応が可能であったことが背景にあるのかもしれません。
豚インフルエンザの今後の展開は予断を許しませんが、全貌が明らかになり、大流行の可能性が遠のくと、株式市場の大きな重石が取り除かれることになります。
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JR東海が2009年3月期の決算を発表しました。
2009年3月期の業績は、売上高1兆5702億円(前期比0.7%増)、経常利益2181億円(同21%減)、当期利益1260億円(同21.1%減)。上期は好調だったものの、下期に入り新幹線の旅客数が急速に落ち込み、大幅な減益となりました。
2010年3月期の業績見通しは、売上高1兆5040億円(同4.2%減)、経常利益1280億円(同41.3%減)、当期利益720億円(同42.9%減)。配当は9000円を維持する。
コンセンサス予想を3割程度下回る計画でネガティブ視される可能性はありそうです。
しかし、単体の運輸収入の前提は7.2%減とかなり保守的に見ている節があり、期中に増額される可能性もあるでしょう。
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日経平均株価は232.57円、2.67%の下落となりました。48円安で始まったのですが、前場は82円高まで上昇して、比較的に堅調でした。しかし、後場になると下落基調が鮮明となり、大引けまで戻りらしい戻りがありませんでした。
米国の金融不安、国内の決算動向を見極めたいとする投資家の姿勢、祝日を前にした手じまいなど、いくつかの要因が挙げられるのですが、何といっても円高と豚インフルエンザの影響が大きかったように思われます。
豚インフルエンザの影響が大きいのは、その影響の広がりが把握できないという不安のためですから、しばらくの間、株式市場への重石となる可能性があり、注意が必要です。
現在(午後11時)NYダウ平均株価は38ドル安、ナスダックは10ドル安程度で推移しています。明け前のGLOBEXに比べると、下げ幅は小さいようです。
今日は外出のため、ご報告が遅れました。申し訳ありません。
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ヤマトホールディングスが2009年3月期の決算を発表しました。
2009年3月期の業績は、売上高1兆2519億円(前期比2.1%増)、経常利益578億円(同18.1%減)、当期利益255億円(同27.8%減)でほぼコンセンサス通り。サプライズなしです。前期は労基署によるサービス残業の是正勧告で人件費が増加したほか、宅急便の数量が景気低迷の影響を受けました。
2010年3月期の業績見通しは、売上高1兆2570億円(同0.4%増)、経常利益580億円(同0.3%増)、当期利益295億円(同15.6%増)と発表。こちらはコンセンサス予想に比べ経常利益で10%程度高い水準です。同社はここ数年、期初計画が過大で期中に下方修正に追い込まれることが多く、会社計画を額面通り受け取るのは危険です。
詳細はまた後日。
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底堅い。という印象です。
ネット広告関連企業の業績が悪化するなるなかで、業績予想を上回って着地(営業利益)したことはポジティブです。
バナーなどのディスプレイ広告は予想通り苦戦していますが、リスティングなどは割と堅調なようですね。特に、ユーザーの見たページをデータベース化し、各ユーザーの興味に合った広告が自動的に配信される「インタレストマッチ」は、前四半期比で2倍以上の成長をみせているようです。
また、外注費の削減など経費削減努力も評価できます。2010年3月期の業績予想は、第1四半期のみを開示しましたが、1.5%の営業減益~3.7%の営業増益としました。最悪期である09年3月期第4四半期の結果からすると若干保守的の気がします。
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本日、エスエムエス、日本電気硝子、GMOペイメントなどの大幅安が響き、含み益が一気に消失。こういう日もあるさ…。
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今日の日経平均株価は停滞気味に推移すると考えています。
米国ダウ平均株価は51.29ドル、0.64%下落しました。開け前のGLOBEXは130ドル以上の下げでしたから、思ったほどは下げなかったという印象です。特に2時過ぎからは低水準ながら落ち着きを取り戻したように見えます。
ただし、電力など公益産業で構成するダウ・ユティリティーズが1%弱上昇しているのが気になります。典型的なディフェンシブの指標で、これが強いときは相場のセンチメントが弱いことが多いからです。引け後のGLOBEXでダウは33ドルほど下げていることもあり、今日の日経平均株価への重石になりそうです。
これから、3月の大型小売店販売額と小売業販売額が発表されます。決算は、昨日ぎんさんが指摘しているように、2010年3月期の業績見通しが注目です。信越化学工業、新日本製鐵、東京ガス、NTTドコモなどが出てきます。
米国では、2月のケーシ・シラー住宅価格指数、4月の消費者信頼感指数など重要な経済指標の発表が続きます。決算はサンマイクロに注目しています。
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最近、疲れているのか、ふと農業をやってみたいと思い調べてみました。
現状は厳しいようで、数年間働いてやっと3、400万円(世帯で)稼げるようになる人で成功とされているようです。
詳しいことはあまり分かりませんが、卸の構造が重層化しており農家に落ちてくる利益は微々たるものということみたいですね。国産野菜が売れているのに不思議です。あと、法律の影響により、日本では使われていない農地が多いようです。自給率の低さが問題視される一方で、こんなことがおこっているとは・・・。世の中って、ほんと理不尽なことが多いですね。
これらを規制緩和が解決してくれるまでは、家庭菜園で我慢することにしました。
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日経平均株価は18.35円、0.21%の上昇でした。上昇とはいえ、期待していた展開よりはるかに弱かったと思います。前場は75円高で開けて、10時頃には132円高まで上昇したのですが、その後は停滞感が強まりました。
停滞の背景には、円高に加えて、GLOBEXでダウ平均株価やナスダックが下落したことが指摘できます。アジア株も香港や台湾を中心に総じて軟調でした。
現在(午後8時)、欧州市場もベルギーやスペインの下げが大きく、全体的に低迷しています。GLOBEXの米国株価指標も下落したままです。
問題は下げの理由でしょう。豚インフルエンザが最大の焦点になっています。レンタルポジさんが指摘していますが、豚インフルエンザ関連株が強い注目を集めています。それは、事態がそれだけ深刻であるということを示唆しています。特に、ニューヨークで患者が確認されている米国の今日の株式市場の動向は警戒する必要がありそうです。
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JR東日本が2009年3月期の決算を発表。同時に2010年3月期の業績見通しを公表しました。
2010年3月期:売上高2兆6350億円(前期比2.3%減)、経常利益2460億円(同25.3%減)、当期利益1340億円(同28.5%減)
配当100→110円へ増配
コンセンサスでは経常利益2800億円程度の予想のため、若干マーケットはネガティブ視する可能性はありますが、当ブログの事前予想の範囲内でサプライズなし。
4月20日付の記事「鉄道会社の旅客収入とGDPの関係」でコメントしたように、旅客収入とGDPは相関性が高く、今年度GDP4.5%減を前提にJR東日本の旅客収入を2.7%減と予想していました。
本日発表の決算説明資料によると、会社側は単体運輸収入を2.8%減と予想している模様。経済のファンダメンタルズの前提は異なると考えられますが、大まかなラインは正しかったようです。
非運輸業が意外と堅調な見通しでその点ではポジティブに見ています。
ちなみに、2011年3月期は経常利益で500億円弱の押し上げ要因(退職給付費用の償却が終了)があります。
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海運大手3社が2009年3月期の決算を発表しました。注目点は今2010年3月期の見通しです。
日本郵船:コンセンサスを大きく下回りネガティブ!
2010年3月期 売上高1兆8800億円(22.6%減)、経常利益400億円(71.6%減)、当期利益180億円(67.9%減)
配当15→4円
商船三井:コンセンサスを大きく下回りネガティブ!
2010年3月期 売上高1兆4000億円(25%減)、経常利益800億円(60.9%減)、当期利益400億円(68.5%減)
配当31円→未定
川崎汽船:コンセンサスを大きく下回りネガティブ!
2010年3月期 売上高9500億円(23.7%減)、経常利益110億円(81.7%減)、当期利益65億円(80%減)
配当13.5→2.5円へ減配
予想PERは20~40倍程度と割安感がなく、全体としてネガティブな印象です。
ただし、各社、収益見通しの前提が違うので、説明会等で詳細を確認してから判断したいところです。
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先日、企業の費用構造の話のなかで例示した日本ハムが豚インフルエンザで好影響を受けそうです。
日本で食べられている豚肉は、主に国産か米国産です。現在、豚インフルの報道はメキシコがメインですが、鳥インフルでは、アジアに瞬く間に被害が拡大していったことから、米国産の豚肉は今後敬遠される可能性があります。
中国の「毒ギョーザ事件」の時のように、食肉分野の国産ニーズが高くなるでしょう。日本ハムは、食品会社では唯一、川上の畜産から携わっているため、先日書いたように食肉価格の高騰のメリットを最も受けます。
現在保有している米国産豚の評価損が心配されますが、足元前年同月比で約20%も下落している国産豚肉価格の高騰が10年3月期の業績を引っ張る可能性があり、要注目です。
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先週金曜日の米国市場は堅調でした。3月の耐久財受注、新築住宅販売件数とも悪化幅は予想を下回りました。ダウ平均株価は119ドル、1.5%の上昇です。さらに、フィラデルフィア半導体指数が1.7%上昇しており、ハイテク関連が強く、ナスダックは42ポイント、2.6%弱上げて終えています。
国内では重要な経済指標はないため、米国の動向を映した堅調な展開が予想されます。あまりに高く寄り付けば話は別ですが、基本的に強気のスタンスで臨みたいと考えます。もちろん、円高の動向から眼ははなせないのですが・・・。
決算は、コマツ、シャープ、JR東日本、日本郵船など重要なものが次々に出てきます。2010年3月期の会社計画がどのようなものか注目したいところです。
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長期波動を考えよう
前回は、非風非幡と題して株式市場に影響を与える景気波動の重要性を述べました。
今回は、何種類か存在する景気波動のうち、最も長いものに注目してみたいと思います。
実は、この長期波動も何種類かあります。有名なのは、モデルスキーによる世界政治の100年周期モデル、コンドラチェフやシュンぺータによる世界経済の50年周期モデルなどがあります。
数ある長期波動モデルの中で、最も興味深い日本の政治経済を基盤とする公文俊平氏による60年周期モデルを見てみましょう。コンドラチエフやシュンペーターとも重なり合うところの多いすぐれたモデルだと考えています。
原典は「2005年日本浮上ー長期波動で読む再生のメカニズム」(公文俊平編著、NTT出版、1998)です。
それを要約したグラフに、自分なりに勝手に書き込みを入れたものをお見せします。
簡単に説明すると・・・・
1855-1885 幕末。明治へ向かう混乱期。
1885-1915 「坂の上の雲」(司馬遼太郎)の時代。上昇期。
1915-1945 大恐慌から第二次世界大戦へ。混乱期。
1945-1975 高度成長。東京オリンピック。上昇期。
1975-2005 石油危機、バブル崩壊、金融システム不安。
そこでポイントです。公文氏によれば、日本の長期波動は2005年を底に、2035年まで続く長期的な上昇期に入るということなのです。
公文氏は、1996年10月10日にご自身で書かれた「公文レター」の中で、次のように述べられています。「第三上昇期(2005-2035) : 日本もようやく上昇局面に入るころ、世界は下降期に入っている。これは日本の新たな発展にとって有利な条件になるのか? 日本は情報化への突破をうまく達成できるのだろうか? 日本の最も賢明な対処の戦略は何か? 」
「公文レター」の中に、それらに対する答えは見い出せないのですが、日本は上昇期の恩恵を十分に享受できると見たいところです。
1885-1915の上昇期は「坂の上の雲」の時代でした。1945-1975は「ALWAYS」(三丁目の夕日)の時代と言えそうです。
ならば、幕末から数えて3度目となるこの長期的な上昇局面は一体何の時代と呼ばれることになるのでしょうか? 楽しみです。
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三井住友銀行が業界3位の日興コーディアル証券買収の優先交渉権を5000億円で獲得したと報じられています。
三井住友銀行は90年代後半の金融危機の際、当時、経営基盤が弱かった業界2位の大和証券グループと提携しており、今後の再編が注目されます。
再編したとしても、野村、大和日興連合、みずほ、三菱UFJと大手4社体制でまだ多さは否めません。やはり、野村と提携できたところが世界で活躍できるということか・・・。
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14円安と比較的に無難に始まった日経平均株価でしたが、その後は調整局面から抜け出せず、後場には一時152円安まで下げ幅が拡大して、結局139.02円、1.57%の下げで終りました。
決算発表を前に、様子見の姿勢が強いことに加えて、週末であることも影響したようですが、何といっても円高の影響が大きかったと思われます。対ドルの円レートは96円台後半まで強まりました。もちろん対ユーロでも大幅円高です。
そのため、代表的な円高メリット株である紙・パルプが東証33業種の中で最も上昇しました。
アジア市場はまちまちの動きで、日経平均株価の低迷が目立ちます。
現在(午後4時)、GLOBEXではダウ平均、ナスダックとも下げています。ただし、3月の耐久財受注や新築住宅販売件数などの発表を控えて、動向の見通しは難しいところです。
ところで、順調な株式市場の上昇を経験してきているため、市場の調整があると、気分的に重くなりがちです。しかし、心配することはあるまいと考えています。
もし、経済の悪化など重大な局面の変化があるのであれば、株式市場は電力・ガス、医薬品、食品といったディフェンシブ株を高く評価する傾向が強まります。ところが、今日はそれらのセクターの株価は停滞しました。
一方、好調だったのは、すでに指摘しましたが、円高による恩恵を受ける紙。パルプや、円高の影響とは直接関係の薄い銀行などでした。重要なのは、これらの分野が景気の動向に対して非常に敏感なセクターだということです。
つまり、日経平均株価は9000円の壁に撥ね返されたため、再度チャレンジするためのエネルギーを蓄えていると考えるべきだと思います。
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NYダウ平均株価は70.49ドル、0.89%上昇しました。確かに上昇したのですが、力強さは感じません。大引け30分前にはダウはわずか2ドル高、ナスダックは7ポイント安でした。金融株が引っ張り上げましたが、ストレステストに対する思惑はともかく、それが実際に公表されるのは5月4日です。ダウが前日の下げを取り返せていないことも気がかりです。
そこで、日経平均株価ですが、もし高めに寄り付けば要注意でしょう。上げ幅は縮小する可能性が高いと考えています。GLOBEXでは、ダウが2ドル高、ナスダックが5ドル高と堅調ながら小動きです。日経先物は8900円強。そのため、多少高めに寄り付く可能性があります。今日は金曜日。大引け前の動きには注意したいところです。
国内では、間もなく3月の企業サービス価格動向と2月の全産業活動指数が出てきますが、市場への影響は限定的でしょう。ただし、野村、花王、JFE、リコーといった注目企業の決算が待っています。
米国では、3月の耐久財受注と新築住宅販売件数が発表されます。こちらは、米国市場への影響が大きそうです。人気ブログランキングへ
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野村ホールディングスが本日4月24日、2009年3月期の決算を発表します。
発表を前に、昨日の日経新聞で観測記事が流れました。それによると、前期はリーマンブラザーズの買収による人件費の増加と保有資産の評価損で7000億円の最終赤字になったというもの。
これを受け、4月23日の株価は一時4.5%安の570円まで下落しました。
しかし、引けにかけて戻し、結局前日と変わらない598円で取引を終えました。
筆者は、報道の通りであれば好材料と考えます。欧米の金融機関は1-3月期の業績が急回復していますが、時価会計凍結による見せかけの利益と言える部分も多く、評価に苦しむところ。
むしろ、欧米とは逆に商業用不動産や投融資で時価を厳しく見積もり評価損を計上したことは投資家の信頼回復につながるでしょう。報道によると監査法人ともめるぐらい積極的に評価損を計上したようです。経営陣の強い意志と、財務面の余裕を感じました。
株式市場は業績の変化率を好みます。また、V字回復が大好きです。2010年3月期の業績回復の第一歩を踏み出したといってもよいでしょう。
本日の決算は、1-3月の国内営業部門の利益水準、不振のトレーディング部門の業績、リーマン買収効果(MA)に注目しています。
なお、野村は過去に世界に先駆けてサブプライムローンの残高や、RMBSからの完全撤退を公表した実績があり、その時は決算発表日の翌日に株価が急騰しました。いずれもアナリストのレーティング引き上げが材料。今回も同様の展開となる可能性は十分あるでしょう。
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前回記事はこちら↓
http://kakashi490123.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-2820.html
先日、企業の費用構造に着目すると業績予想を立て易いといいましたが、今日は、簡単にその費用構造を把握(固変分解)する方法を紹介します。この固変分解には色々な方法がありますが、今日は最小二乗法をつかったものです。
下記のエクセルシートの黄色い部分を入力すると自動的に「変動費」「固定費」「損益分岐点売上」などがでます。
データは日ハムの2期分のデータですが、変動費率は平均で約75%となっています。2期分をえることで、データの信頼性を確かめてください。4半期ごとのデータのため、企業が月次で把握しているデータに比べ信頼性は低く、固定費がマイナスになったり、全く使えないこともあります。食品などの設備投資をあまり必要としない製造業で使えるケースが多いようです。
日ハムに取材した感触では、同社の変動費率はだいたいこの水準にあるようでした。
次の期も変動費率、固定費があまり変わらないと思えるなら、売上の予想ができてしまえば、利益は(1-75%)=25%増えると簡単に利益の予想ができるのです。特に、日ハムは豚肉と鶏肉の価格に売上げが左右されるので、売上の予想はし易いです。
個人投資家の方々はエクセルを使い、もっと企業分析ができると思っています。
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本日より当ブログ(スケアクロウ投資経済研究所)のポートフォリオを毎日更新します。
アナリスト集団が売買したら、どういう成績を残すのか、楽しんでいただければと思います。
ただし、実売買はしません。すべて仮想売買とし、売買は前日に当ブログに掲載、翌日寄付きで執行するものとします。
当初100万円の元本をどこまで増やせるか!?(減らしてしまうか・・・)
100万円では投資先が限られてしまうため、ミニ株も使えるものとします。
毎日、運用成績を公表します。遊び感覚ですので、これを元に売買しないでくださいね。(笑)
当ブログでは発表していませんでしたが、みんなの株式で4月から運用しています。そちらも合わせてご覧ください。
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日経平均株価は119.71円、1.37%の上昇となりました。予想以上に堅調な動きでした。前場は調整色が強かったのですが、後場は一転して急速に戻しました。
前場の下げは、米国市場の調整という要因もあったのでしょうが、利益確定のための売りが断続的に出たにすぎないように見えます。後場は2時頃までは、その利益確定の一巡による戻し、そして2時以降の比較的に急速な上げは香港市場に連動する動きであったようです。香港では、場が明けて1時間ほどは停滞していたのですが、その後上昇をはじめ、後場では上げが加速しています。この動きが、国内の機関投資家にも影響を与えたのでしょう。
現在(午後6時半)GLOBEXでは、ダウ平均株価、ナスダックともに上げています。ただ、ダウの上げ幅は前日の下落を補うほどではないのが、ちょっと気になります。前日のアップルの好決算でナスダックが好調ですが、これからマイクロソフトなどの決算が出てくるので予断は許しません。
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改正再生産業活力法により、パイオニアに公的資金300億円が投入される観測が出ています。そのほか、エルピーダ、日立なども検討している模様です。
筆者は、基本的に賛成であります。というのは、雇用情勢が急速に悪化している中で、これら超大手企業を破たんさせた場合の影響は非常に大きく、現在他社で元気に働いている人にまでその波が及びかねないからです。
ただし、安易な支援はNo!です。
そこで、当ブログで書いた「3の法則」が実現できるような再編(公的資金とは別の民間資金の資本注入、業務提携、MA)をすることを条件とすべきだと考えます。エルピーダの場合は台湾メーカーとの再編で3の法則が実現するため、資本注入しても良いでしょう。
問題は、パイオニアと日立。パイオニアはカーナビで国内シェア3割を握っていますが、世界を視野に入れて同業との再編を促すべきでしょう。そもそも、パイオニアに資金が入って、カーナビを手掛ける他社に資金が入らないのは競争上不公平です。
日立は企業文化は素晴らしく好きな企業の一つですが、各事業ごとに業務提携や売却など進める必要があるでしょう。
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NYダウ平均株価は82.99ドル、1.04%の下落になりましたが、あまり心配することはなさそうです。2時半には60ドルを越えて上げていたのですが、引けにかけてモルガンスタンレーなど金融株が軟化しました。しかし、GEなど製造業は堅調なままでした。
引け後にはアップルが好決算を発表する一方で、イーベイの決算が不振に終わるなど、まちまちな動きで判断は難しいところですが、シカゴのGLOBEXではダウは横ばい、ナスダックはわずな上げで推移しています。日経先物も8735円程度。
この流れを受けて、今日の日経平均は若干強基調の小動きを予想します。重要な経済指標の発表はありません。為替が大きく動かなければ、相場を大きく変動させる要因が見当たりません。
夜は、米国で4月19日までの週の新規失業保険申請件数、3月の中古住宅販売件数などが発表されますが、何といってもマイクロソフトの決算が注目です。
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米国市場の上昇を受けて、強気で臨んだ日本の株式市場でしたが、見事に外れてしまいました。日経平均株価は15.97円、わずか0.18%の上昇にとどまりました。高値と安値の幅はわずか119円という狭いレンジでの値動きに終始しました。
米国市場の引け後に、シカゴのGLOBEXでダウ平均株価が下落したことが大きな要因でした。ただ、それだけではなく、2008年度の貿易統計が28年ぶりの貿易赤字となったこと、対ドルとユーロで円が強含みで推移したこと、上海や香港の株式市場が軟調であったことなども影響しました。
買いの手掛かりが見えない中で上値が非常に重い状況であったにもかかわらず、株価が大きく下げなかったことから、上値の重さに対抗して下支えをする市場のエネルギーの強さを感じさせるような一日でした。
現在(午後9時20分)GLOBEXでは、ダウ、ナスダック、S&P500とも下げていますが、じわじわと下げ幅を縮めています。これから2月の住宅価格指数や重要な決算の発表を控えていますので、動向の判断は難しいところです。
ところで、ここ数日は日本の株式市場の頭打ち感が出てきています。4月20日の日曜日に、「野村雅道と楽しい投資仲間達」のブログで、「ちょっと一息(その1)」と題して、株式市場に頭打ち感が強まる可能性を指摘しました。
全体は多少長いため、その一部分のみを引用します。詳細はぜひ野村ブログの中の「かかし」のカテゴリーをご参照ください。
http://fxshonan1.cocolog-nifty.com/kawasedangi/
「野村雅道と楽しい投資仲間達」 2009年4月20日投稿
ちょっと一息(その1)
「かかし」です。
先週の日経平均株価は0.6%とわずかながら下落しました。9000円の壁は重そうな気配ですね。一方、NYダウ平均株価は続伸したものの、0.6%の伸びにとどまりました。日米とも急上昇を続けた後の「ちょっと一息」といったところです。
さて問題はここからです。すぐに急上昇に復帰する、しばらく調整を続ける、本格的な反落局面に入る。どれもあり得るシナリオです。水晶玉があればよいのですが・・・
私はしばらく調整が続くと見ています。より正確に言えば、日経平均株価が9000円の壁をブレークして力強く上昇するためには、何となくダラダラと上がり続けるよりも、一度調整したほうが良いと思っています。
日経平均株価が調整すると見る最大の理由は、かなり長期にわたってほぼ同期してきた日米の株価が大きく乖離してきたことです。日本の株価の上昇が速すぎるのです。下の図はその乖離幅の推移を示したものです。
ただし、日経平均株価が本格的な下落局面に入るとは考えていません。それについては、先週かなり詳細にお話させていただきました。(以下省略)
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元、ゴールドマンサックスのファンドマネージャーで、現在はレオスキャピタルを起業された藤野英人ファンドマネージャーが考案?された「スリッパの法則」というのがあります。
藤野さんがファンドマネージャーとして企業訪問した際に、良い会社と悪い会社には傾向があるという法則を見つけられました。たとえば、スリッパに履き替える会社は儲からないや、立派な本社を建てたら業績のピークとか。
実は「スリッパの法則」という本に書かれている内容、当たるのです。私も取材するときは自然と意識しています。
私が見つけた法則は、
●来客に挨拶ができない会社は業績が悪くなる(もしくは、電話したときの窓口の担当者の対応が社会人として悪いところ)
●IR担当者がすぐに変わるところは業績が悪くなる(社長に問題があるのではないか?)
●社内から聞こえてくる職員や本社にきた顧客の話がどうも胡散臭い感じがするときはその後業績が悪くなる(建物に入った瞬間に感じるものがある。)
●豪華な応接室には要注意。逆に、質素な雑居ビルに通された時は好印象。(もちろん、取材は気持ちよくしたいものですが、アナリストに豪華な部屋は必要ありません。)
などです。
これって、個人投資家でははなかな得られない情報ですが、電話なら可能です。ぜひ、やってみてください。
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米国市場の反騰で、日経平均株価は高く始まりそうです。強気で臨みたいと思います。
NYダウ平均株価は127.83ドル、1.63%上昇しました。金融セクターがザラバで大幅に戻したのが最大の要因です。引け後のシカゴCMEのGLOBEXでもわずかながら上昇しており、堅調と言えそうです。
ただし、気になるのがナスダック。35.64ドル、2.22%と大きく上昇したのですが、フィラデルフィア半導体指数がわずか0.2%の伸びにとどまっており、予想を上回る決算だったTIの株価も、売上や利益の水準そのものが低いことから低迷ぎみです。引け後のGLOBEXは25ドル弱下げて推移しています。
このような米国の動向を映して、ナスダックの影響で上げ幅は多少抑えられるかもしれませんが、日経平均株価は高めに始まりそうです。GLOBEXの日経先物が8830円で推移しているため、100円程度の上昇は期待できるかもしれません。
もうすぐ3月の通関ベース貿易収支が発表されますが、それ以外には重要な経済統計の発表はありません。対ドルの円レートの動向にもよるのですが、日経平均株価は堅調さが持続すると考えます。
夜は米国で重要な数字が出てきます。2月の住宅価格指数やマクドナルド、ウェルズファーゴ、モルガンスタンレーそしてボーイングの決算などです。注目しましょう。
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企業の結果を示す損益計算書では、過去の実績をみることはできても、業績予想にはほとんど役に立たないような気がします。また、どのくらい売上が下がると赤字になるかがわかればと思っている人もおおいのではないでしょうか?
これらを簡単に解決するツールとして、CVP分析というものがあります。これは、C(費用)、V(数量)、P(利益)の組み合わせから、損益分岐点や営業レバレッジをさぐるものです。
まず、このCVPを使うには、費用構造を把握する必要があります。
下記に、損益計算書上は、全く業績が同じであるA社、B社があります。ただ、その費用の構造は、変動損益計算書という、企業の内部資料を見ると、下記のように全く違います。
A社は変動費型企業、B社は、固定費型企業であることが分かります。両社の損益分岐点売上高(黒字を確保するのに必要な売上)を計算すると、
A社=800
B社=975
となります。
A社の安全度が高いことが明白です。
一方、営業レバレッジを計算すると、
A社=5倍
B社=40倍となります。
この営業レバレッジをご存知ない方もいると思いますが、業績予想の際には、非常に重要です。なぜなら、営業レバレッジは、売上げの増加に対する利益の増加割合をしめしているのです。
安全度はA社が断然すぐれているものの、売上げが伸びる好況期にB社の業績の伸び率は、A社を大きく上回ります。
要するに、企業の変動費、固定費が分かれば、このような指標を簡単に計算できるため、業績予想や安全度を簡単に計算できます。PLでは見えない企業の特性は、変動損益計算書を見て初めて気づかされることが多くありました。
損益分岐点売上高や、営業レバレッジの簡単な求め方は後日エクセルシートとともにアップします。
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米国市場の大幅な下落を映して、日経平均株価は122円、1.37%の下げで始まりました。そして、前場の引け前には一時下げ幅が311円に拡大しました。ところが、午後に入るとジワジワと切り返し、最終的には213.42円、2.39%の下げで引けました。
対ドルおよびユーロでの円高、原油安、そして1%弱とわずかですが上海株が下げていることなどのため、これまで相場をけん引していたセクターが値を消し、上昇したのは小売、情報・通信、陸運などにすぎませんでした。
とはいえ、後場の着実な戻りに相場の基本的な基調の強さが感じられる展開でした。
上海株は軟調ですが、2時半過ぎから急速に戻しています。現在(午後6時)シカゴCMEのGLOBEXは、ダウ平均、ナスダック、S&P500とも小幅ではありますが上昇しています。
これから米国ではヤフー、コカコーラ、キャタピラーなど重要な決算が出てきます。
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前回の続きです。
前回記事はこちら↓
http://kakashi490123.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-d693.html
前回、JR3社の旅客収入と景気の関係をGDPを使って分析しました。
実質GDPと旅客収入の関係をβであらわし、JR東海、JR西日本、JR東日本の順に景気に連動しやすいことが分かりました。
さて、今回はその原因を分析しましょう。
同じ鉄道会社(JR)でありながら、なぜ、景気への連動性が異なるのでしょうか?
そのヒントは運輸収入の内訳にありました。
以下の表をまず見てください。
JR3社の新幹線と在来線の収入の比率を表しています。
これによると、JR東日本は在来線の比率が72%と高く、新幹線は28%にすぎません。
一方、JR西日本は、在来線56%、新幹線44%とある程度、バランスがとれていると言えるでしょう。
JR東海は新幹線が91%を占めており、在来線は9%にすぎません。
この関係、景気に対する連動性を示すβと同じ傾向が見受けられます。
つまり、新幹線収入の比率の高い会社が景気の影響を受けやすいということです。
考えてみてら、当たり前ですが、新幹線は出張や観光客が利用主体ですので、景気敏感と言えるでしょう。景気が悪くなれば、出張は減りますし、家計が厳しい時は旅行客は減ります。一方の在来線は、通勤、通学など日々の生活が主体ですので、景気の影響はそれほど大きくないと言えるでしょう。
さらに、新幹線の路線をイメージすると、より景気の影響が見えてきます。JR東日本の東北・上越新幹線などは出張での利用というよりは観光需要が多いでしょう。一方、JR東海の東海道新幹線はビジネス需要が主体と考えられます。JR西日本の山陽新幹線も東海道新幹線とつながっているので、ビジネス需要が比較的多いと考えられます。
当然、ビジネス需要の方が観光需要より景気の影響は受けやすくなります。
鉄道セクター(JR)をディフェンシブセクターとして取り上げられる機会が多いですが、実際には、各社、景気の影響というのは大きく違うものなのです。
次回は、JR東日本をより深く、業績面に焦点を当てて分析していこうと思います。
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米国市場の急落のため、今日の日経平均の寄付きは大きく下げそうです。ただし、そう悲観したものでもないと思います。寄付きの下げ幅の大きさにもよりますが、買いのチャンスもあると見ています。
NYダウ平均株価は289.6ドル、3.56%と大きく下げました。引き金はバンクオブアメリカの決算です。1-3月期の純利益はメリルリンチの買収効果で好調でしたが、貸倒引当金の急増で、信用の質の悪化が問われました。
バンクオブアメリカの株価は24%以上下げて8.02ドルとなってしまいました。さらに時間外で2セントほど下げています。
ところで、よく考えてみれば、銀行の信用の質に関する不安は、今に始まった問題ではありません。決して株式市場にとって寝耳に水の驚きではないはずです。いくつかの銀行の好決算が続く中で、がっかりしてしまったというのが実体であるように思えます。
とすれば、バンクオブアメリカは、急速に上昇してきた米国市場の調整を促すための格好の材料になったということでしょう。
したがって、米国の下げに連動して、日経平均株価も大きく下げれば、おそらく買いのチャンスを見いだせるだろうと考えます。
今日は国内、米国ともに重要な経済統計の発表はありません。ただ、米国はヤフー、コカコーラなど注目企業の決算発表が続きます。
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海辺の都、岩手県陸前高田市では、関東から2週間遅れて桜の季節を迎えています。
村が誇る「酔仙酒造」の桜祭りに、村人がこぞって出かける姿が印象的でした。
「酔仙」とは、画家「佐藤華岳斎」の命名よるもので、この地方の地酒をこよなく愛し、「酔うて仙境に入るがごとし」と称え、自ら水仙の花をあしらったレッテルを送ったとの伝説も残されています。
さらに、この地が生んだ英雄千昌夫が立てた村唯一のホテル「キャピタルホテル1000」があります。
海と山に囲まれ、ビルもコンビニもないこの片田舎に、この偉人は、なんとホテルを作り、借金は増加していきました。それにしても、このホテルをバックにした桜、弘前城の桜にも負けていないと思いませんか?
ここら辺は、観光地ではありませんが、夏場や花見の季節はホタテなどの海産物をその場で焼いて食べさせてくれます。
ツアーなどはあまり組まれていませんが、GWや夏休みのご旅行には是非オススメします。その際のお泊りは「キャピタルホテル1000」で(そこしかありませんので)。
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警戒しつつ臨んだ株式市場でしたが、日経平均株価は17.17円、0.19%とわずかに上昇しました。
前場は調整色が強く一時93円安まであったのですが、後場に入って切り返しました。上海が2.14%の上昇となったインパクトが大きかったようです。鉄鋼や非鉄が大きく上げたのは、中国需要の回復期待が背景にあると見られます。
しかし、あくまでも私見ですが、どうもすっきりしない株式市場です。日経平均株価が9000円をブレークする勢いが見えないのです。壁にぶつかって、退却して、再び勢いをつけてぶつかっていくようなダイナミズムが感じられません。
そのダイナミズムを引き起こす触媒が何なのかが見えないため、どうも9000円の壁をブレークするには時間がかかるように思われます。
夕場の日経平均先物は1%近く下げて終わりました。高値追いに対しては、引き続き警戒するスタンスを崩すわけにはいきません。
現在(午後9時20分)、シカゴのCMEではダウ平均が111ドル下落しています。バンクオフアメリカが黒字転換したにも関わらず大幅な下げです。ナスダックも23ドルを越えて下げています。
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今回は鉄道会社(JR3社)の旅客収入と経済成長率(GDP)との関係を分析してみたいと思います。
鉄道の旅客数は一般的に景気にやや遅行すると言われています。おそらく、利用者の増減と景気の動きに遅行する雇用情勢が深く関連しているためと考えられます。
では、1997年度以降のJR3社の旅客収入と実質GDPの関係を見てみましょう。
上から順に、JR東日本、JR西日本、JR東海です。
これを見ると、やや遅行しているものの、概ね年度ベースで見ると、旅客収入は経済成長率(実質GDP)に連動しているといえます。ところどころ、連動していない年度がありますが、地震などの特殊事情が含まれているためです。
では、ここから、もう1歩、発展させましょう。
この関係を元に、まだ各社から見通しが発表されていない、今期、来期の旅客収入の見通しを探ってみます。そのために、必要なのが、経済成長率(GDPの変化率)に対する旅客収入の感応度(β)と、2009年度、2010年度の実質GDPの見通しです。実質GDP予想については、今回は、第一生命経済研究所の見通しを利用させていただくこととしました。
まず感応度(β)を求めます。旅客収入とGDPの数値があればエクセルで簡単に求められます。
それによると、過去11年間のベータ(β)は、JR東日本0.60、JR西日本0.93、JR東海1.09となりました。数字が大きいほど変化率が高くなる(影響が大きい)という意味です。たとえば、ベータが1とすると、GDPが1%増えたら、旅客収入も1%増える。ベータが0.5とすると、GDPが1%増えたら、旅客収入は0.5%増えるということになります。
つまり、この数値から景気の影響を読み取ることができ、JR東海、JR西日本はかなり景気に敏感に反応するといえます。一方、JR東日本は景気の影響は相対的に低い(ディフェンシブ)といえるでしょう。
第一生命経済研究所の最新予想によると、実質GDPは2009年度-4.5%、2010年度1.4%となっています。
最後に、この予想に先ほど求めたベータを掛け合わせてやります。そうすると、JR各社の大まかな旅客収入の見通しを作ることができます。実際には、各社の特殊要因(地震、新線開業など)を考慮する必要がありますが、詳細に分析することにそこまで意味はないでしょう。
以下に表をまとめました。
JR東海の今期の旅客収入は5%近い減収が予想される一方、JR東日本は3%程度の減収で済みそうです。鉄道業は装置産業なので旅客収入の減収は利益の減少に直結します。そういう意味ではJR東日本に相対的な投資魅力があるでしょう。
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先週金曜日のNYダウ平均株価、ナスダックは続伸しました。シカゴの日経平均先物も9000円弱の水準で終えましたから、今日の日経平均株価は高めに寄りつく可能性があります。しかし、上げ幅は縮小すると見ています。今日は警戒的なスタンスで臨みたいと考えます。
警戒的なスタンスで見る根拠は、米国市場の動きです。GEやグーグルの決算が予想を上回など比較的良いニュースが多かった先週金曜日なのですが、午後3時半ごろまでは40ドル以上高かったNYダウが引けにかけてわずか6ドル弱まで上げ幅を縮めました。決して堅調という感じはしません。
また円が米ドルに対してジワジワと強含んでいることも気がかりです。
今日は午後2時ごろに2月の景気動向指数が出てきますが、改訂値なので影響はないでしょう。それより、3月のコンビニエンスストア売上高のほうが気になります。いずれにしても、重要な指標の発表はありません。
夜になると、11時ごろに米国の3月景気景気動向指数が発表されます。前月比ー0.2%程度がコンセンサスなのですが、だんだんとマイナス幅が縮まる傾向もあり、注目したいところです。バンクオブアメリカやIBMの決算にも大注目です。
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半導体や液晶に関連する銘柄が大きく反騰しています。
その理由として、製品価格の反発が最も重要でしょう。
それでは、製品価格の反発の背景にある需給の状況はどうなのか?
経済産業省の鉱工業生産動向を使って、集積回路の需給の状態を見てみました。細い実線が出荷数量の前年同月比増減率の推移。点線が在庫数量の前年同月比増減率です。そして出荷数量の増減率から在庫数量の増減率を差し引いたものが、「出荷在庫バランス」と呼ばれる需給状況を示す指標です。ここでは赤い太線で示しています。
ここから読み取れることは、在庫調整が急速に進展したことから、「出荷在庫バランス」の底打ちが鮮明になっていることです。株価はこのような展開を非常に好みます。
じつは、これは日本だけのことではないのです。米国商務省のデータを用いて同じようなグラフを作成しました。コンピュータ及びその関連部門の金額ベースの出荷の前年同月比増減率が細い実線です。そして在庫金額の前年同月比増減率を点線で示しました。出荷金額の増減率から在庫金額の増減率を差し引いたものが「在庫循環モメンタム」です。数量ベースが「出荷在庫バランス」、金額ベースが「在庫循環モメンタム」であることにご注意ください。
ここでも、在庫調整の急速な進展で、在庫循環モメンタムに底打ちが鮮明になっています。
つまり、ハイテク株の上昇の基盤となっている需給バランスの改善は世界的な傾向であり、その基調は強いと考えても良さそうです。
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「非風非幡」
「かかし」です。名古屋にある大学で「株式投資」の講座を担当するようになって、早いものでもう9年目に入ります。春と秋にそれぞれ独立したコースが開設されていて、今年ももうすぐ春のコースが始まります。
昨日はこの講座のための資料作成と八重桜見物で一日が過ぎてしまいました。
そこで、これから何回かに分けて、大学での講義の内容を簡潔にご紹介してみたいと思います。
今日は初回ということで、投資に対する基本的な姿勢について。
「非風非幡」は、今から250年も前に、山形県酒田に生まれた「日本のウォーレン・バフェット」ともいわれる大投資家、本間宗久が「相場の奥儀」としたものです。
原典は、無門慧開というお坊さんが書いた禅問答集「無門関」。その第29則の話が「非風非幡」です。
寺の幡が風にはためいています。二人の若い僧たちの議論が続きます。「幡が動いている」「いや、風が動いているのだ」。いっこうに埒があきません。そこに師匠の登場です。「幡ではない。風でもない。お前たちの心が動くのだ」。「なるほど!」二人の僧は言葉を失い、すっかり恐れ入ってしまいます。
宗久はこの話が気に入ったようです。「幡」を株価、「風」を材料、そして「心」を市場心理としました。相場の奥儀を手に入れるには、このうちのどれが欠けてもダメ。自らが「幡」になり、「風」になり、「心」にならなければ、と宗久は説きます。
著者である無門慧開は、「幡」でもない、「風」でもない、そして「心」でもない、これら三つを包み込む、さらに次元の高い大きなものがあるだろうと説きます。
宗久はこれを「三位一体」と理解して「三位の伝」としました。「風」を感じ、「心」を読みつつ、「幡」の動きを追って行くことが大切でしょう。
そこで、次回は「風」について考えてみたいと思います。
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4月末より、09年3月期の決算発表が本格化してきます。
決算データのどこを見るか?オリックスの宮内CEOは、下記のように指摘しています。
「バブル期のような好景気には損益計算書を、会社が停滞しているときは貸借対照表を、会社がしんどい時にはキャッシュ・フロー計算書です」。
損益計算書ばかりに注目が集まりがちですが、09年3月は企業体力や資金繰りにも配慮したいものです。
今後は、アナリストとして企業分析の際に重視してきた指標なども紹介していきたいと思います。
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アナリストとして働く中で、アナリスト仲間とある法則に気付きました。
一つの業界には3社が適正な社数ではないかということです。
たとえば、携帯電話はドコモ、KDDI、ソフトバンクの3社で大半のシェアを持っていますし、長らく大手20行と言われていた銀行もメガバンク3行になりました。
自動車だと、トヨタ、日産、ホンダ。証券だと、野村、大和、日興。
国内だけにとどまりません。最近では、半導体でエルピーダや、ルネサステクノロジとNECエレクトロニクスの統合などグローバルでも集約化しています。
3社というのは絶妙なパワーバランスがあるのでしょう。圧倒的なシェアで高い参入障壁を築く。価格競争も互いを潰しあうほど激しくならず、キャッシュフローはしっかり稼ぐ。というように、経営者も無理をして拡大しようとしないのだと思います。
そう考えると日本の電機業界はまだまだですね。グローバルで稼ぐ企業であることを考えると3社より少なくても良いのかもしれません。
再編が必要な業界でパッと思い付くのが、建設、マンションディベロッパー、外食、コンビニ、オンライン証券、FXなどまだまだ多数あります。
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米国市場の上昇を映して、99円高で始まった日経平均株価はすぐに198円高まで上げ幅を拡げました。後場に一時的に週末の手じまいの動きが出たのですが、終わってみれば152円高。堅調な展開が持続しました。
鋼材の値引き幅が予想よりも小さかったという理由で、鉄鋼株が大きく上昇したのが目立ちました。
米国市場では、注目のシティ・グループの決算が出てきました。1-3月期は16億ドルの最終黒字になり、市場はびっくりしたようです。事前予想は14億ドルの最終赤字でした。ただし、優先株の会計処理という特殊要因の影響で1株当たりでは18セントの損失になるようです。
シティの発表で、低迷していたシカゴCMEのダウ平均株価が27ドル高とプラスに転じてきました。ナスダックは2.75ポイントの下落ですが、下落幅が大幅に縮小しています。日経平均先物も9030円と9000円を越えてきています。
現在のところ(午後8時半)、米国の株式市場は堅調な動きが期待できそうです。
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今日の日経平均株価は強そうです。明けだけでなくザラバも強さが維持されると思いますが、金曜日なので引けには注意したいところです。
NYダウ平均株価は95.81ドル、約1.2%上昇しました。JPモルガンチェースの決算が予想を上回り、シティ・グループなど銀行株が堅調でした。ただし、注目したいのはダウよりナスダックです。43.64ポイント、2.68%と大幅に上げました。
ナスダックの上げは前日の停滞という要素もあるのですが、予想を上回ったグーグルの決算や、フィラデルフィア半導体指数が3.36%の大幅な上昇になったことが大きく影響したようです。
日経平均はこの米国市場を映した動きになると思います。CMEの日経先物は8940とかなり高く終えています。
国内では3月の消費動向調査と2月の第3次産業活動指数が発表されますが、影響度はピンときません。夜は米国で4月のミシガン大学消費者信頼感指数が発表され、GEとシティ・グループの決算がでてきます。こちらは注目です。
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日ごろ、日経平均株価の動向を探るために、米国の株価の動きを非常に重視しています。
なぜ重視するのかについて、私がFXブログ「野村雅道と楽しい投資仲間たち」に寄稿したものをご紹介しておきたいと思います。週末にお時間のあるときに目を通していただけたらと思います。
ポイントは、短期的には日米は連動するけれども、長期的に見れば逆の動きをするということです。
もし、ご興味があり、もう少し詳しいことをお知りになりたい場合は、ぜひ「野村雅道と楽しい投資仲間たち」の「かかし」のカテゴリーをご参照ください。http://fxshonan1.cocolog-nifty.com/kawasedangi/
以下は、昨年12月1日に私が書いたものです。資料等が古くなっているのでご注意願います。
2008年12月1日
嵐の船出!?
後に待つのは「台風一過」の青空か?
はじめまして、「かかし」です。
長い間田んぼを見てきました。秋の実りの時期がなんといっても楽しい。
初夏の青々とした稲の海原も格別です。でも嵐の時もあります。
今は嵐のど真ん中。日経平均は昨年7月はじめの高値から6割下落してしまいました。ほぼ同じ時期に5割弱下げた米国ダウに連動しました。米国を見れば日本もわかる。毎晩米国株式の動きが気になってすっかり寝不足になってしまった方々も多いのでは?
ところが不思議なことがあります。日々の動きなど短期的には高い連動性を見せる日本と米国なのですが、長期的に見ると連動していないのです。と言うより、逆なのです。今日は初回ということで、ちょっと長くなりますが、このことを考えてみたいと思います。
忙しい方々も多いと思いますので、結論を先に言っておきます。短期的に日米の株式市場が連動するのは、短期的な景気サイクルである在庫循環が同じように動くためです。長期的に逆の動きをするのは、長期的な景気サイクルである建設循環が逆であるためです。
それでは、これからの日本の株式市場の行方は?短期的には米国市場との連動性から予断は許さないのですが、長期的には米国が下降局面にあるのに対して、日本は上昇局面です。建設循環の上昇局面で脚光を浴びるのは内需セクター。「台風一過」の青空が待っています。
本論に戻りましょう。過去300日あまりの日米の株価動向を見てください。似ていますよね。米国が風邪をひくと日本も風邪を引く。いや、両国とも肺炎です。
それでは、日本のバブルが破裂したころから月次で日米の株価動向を見てみましょう。ちょうど最近までの米国のように、日本が4万円近い株価に浮かれ騒いでいたころ、米国のダウ平均はわずか2700ドルでした。
その後米国の株価は5.2倍になりました。日系平均はその間に81%下落しました。つまりバブルの時の19%になったのです。面白いことに、19%の逆数も5.2倍です。それはともかく、このように日米は逆なのです。
なぜ短期的に株価が連動するのか? 短期の景気サイクルである在庫循環が連動するからだと見ています。特別な状況を除いて、両者が連動する様子がここに示されています。
なぜ長期的には日米の株価が逆に動くのか? 長期の景気サイクルである建設循環が逆だからです。住宅着工の様子を見ると、その関係が鮮明にわかります。
経済のダイナミズムの鏡である株価が経済の波動に大きく影響されるというのは当たり前のことかもしれません。とすれば、次の展開も見えてきます。日米の株価は短期的には連動しながらも、長期波動にしたがって、両者はしだいに乖離していきます。
長期波動は米国下落、日本は上昇です。建設サイクルというおよそ20年の循環の上昇局面では、内需関連が相場を牽引する傾向があります。住宅関連などから人気はないけれど、良質な銘柄に注目ですが、細かい話はこれからのお楽しみということに・・・・・
すっかり長くなってしまいました。次回からコンパクトにします。このような時期から、日本株の話をさせていただくことを、とても幸運だと思っています。
これから、どうぞよろしくおねがいいたします。 かかし
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前日比105円高で始った日経平均株価は10時頃には287円高まで急上昇しました。ところが、後場に入って急速に上げ幅を縮め、一時は前日終値を下回りました。結局12.3円、0.14%のわずかな上昇で一日の取引を終了しました。
前場の上げは、今朝も指摘しましたが、NYダウ平均株価の大幅上昇の影響が大きかったようです。加えて、中国の1-3月期GDPに対する期待感も大きな要因でした。
ところが、中国のGDPが前年同期比6.1%の伸びにとどまったことで失望感が拡がり、前場で好調だった商社や海運などが急速に値を消しました。
現在(午後6時半)米国の時間外取引では、ダウが34ドル安、ナスダックも7ドル安と軟調に推移しています。しかも次第に下げ幅が拡大していることが気になります。今日は3月の住宅着工件数と建設許可件数、4月12日までの週の新規失業保険申請件数、4月のフィラデルフィア連銀景況指数など重要な統計の発表が続きます。
これから開く米国市場が停滞すれば、中国GDP期待が消えた明日の日経平均株価は重そうな感じです。
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後場から日経平均が下げました。中国のGDPを受けてのことですが、3月のみでは、中国政府が掲げている8%程度の成長を達成しており、底打感があると思っていたので意外です。融資の急増などによるインフレ懸念はありますが、そう悲観する必要もないのではないでしょうか。
5月の決算発表を前に今後も一喜一憂の相場が続きそうですが、直感では、「相場は懐疑の中で育つ」展開となっているような気がします。
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経営不振に陥っているレナウンが取締役の総退陣を発表しました。現在同社は投資ファンドのネオラインキャピタル(旧かざかファイナンス)が筆頭株主で株主提案に対する対抗策として奇策に打って出たものと見られます。投資ファンド側は5名の取締役のうち3名をファンド側から出す提案をしており、今回の会社側の発表により提案を取り下げるのかどうか注目されます。
個人的にはレナウンの経営は軸がブレており再建できるのか不透明な印象を持っています。特に、アクアスキュータムというブランドを戦略商品と位置づけ、会社再建を試みたにも関わらず、失敗し、今では売却を模索しているようです。もう少し時間をかけて育てるべきではないかと思います。
また本日の日経新聞には丸井今井の再建計画の記事が出ていました。スポンサー候補の高島屋は全店を存続、三越伊勢丹は半数の2店を存続させる再生案を提出したようです。
いずれにせよ、百貨店の苦境が伝わってくる内容です。駅前の好立地にある百貨店は不動産物件としては魅力的ですので、いっそ、テナントに対する賃貸ビジネスに舵をきってはどうでしょう?すでに、東急百貨店など一部の百貨店では実施されているようです。
また百貨店を主力の販売チャネルとするアパレルも苦しい状況です。百貨店は一部で低価格のヤング向けの商品を増やしたい意向があるようで、アパレルにとっては採算がさらに悪くなりそうです。
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15日のNYダウ平均株価が109.44ドル、1.38%上昇しました。引き金は「ベージュブック」と呼ばれる地区連銀経済報告。一部の地区や業種で景気悪化の鈍化がみられると指摘しました。この報告が出る直前の午後3時にはダウは14ドル高程度だったのですが、引けにかけて一気に上がりました。
ナスダックはわずが1.08ポイント高とほぼ前日並みの水準にとどまっています。フィラデルフィア半導体指数が1.5%下げており、ハイテク関連の停滞が目立ちました。とはいえ、材料出尽くしから反落したインテルのザラバの動きをみれば、やはり「ベージュブック」の影響が大きかったようです。
そこで、今日の日経平均株価ですが、もし米国の影響で高く寄り付けば要注意だろうと見ています。上げ幅を縮小する可能性が高いと思います。
米国は「ベージュブック」で上げましたが、3月のコア消費者物価は事前予想並み、鉱工業生産は事前予想である前月比0.9%減より悪い1.5%減でした。つまり、ダウの大幅上げに迫力が感じられないのです。
今日は日本国内では大きな経済指標は出てきません。夜になると、米国で3月の住宅着工件数、建設許可件数、そして4月12日までの週の新規失業保険申請件数、さらにフィラデルフィア連銀景況指数と重要な数字が立て続けに発表されます。
今日の日本の株式市況は米国市場の読み方をめぐって一喜一憂ということになりそうです。
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日経平均株価は99.72円、1.13%下落しました。高値と安値の幅は120円程であまり大きく動いた感じはしません。ただ、上値の重さを意識させる展開でした。
前日に大きく下落した米国市場を映す動きが基調となり、それに急速な円高の影響が加わりました。これまで株式市場の回復を牽引してきた精密、機械、電機といったセクターは輸出主導型であり、典型的な円安メリットセクターです。そのため。円高によるダメージが大きく、次々に値を消しました。
一方、紙パルプや小売など円高により恩恵を受ける内需型セクターの株価は堅調に推移しました。
今日の相場展開を見る限り、株式市場は円高に対して非常に神経質です。したがって、円高はかなり強力な相場の重石となるため、今後の為替動向から目が離せません。
米国では時間外でNYダウ平均株価が2ドルとわずかながら上昇しています。一方、ナスダックは8.5ポイント下げています。あと1時間半ほどで、3月の消費者物価指数の発表があるため、現時点では米国市場の相場の基調を判断しにくい状況です。
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停滞気味のマーケットですが、紙パルプ株が好調です。前場の段階で、3%弱上げました。東証33業種の中でトップです。
特に日本製紙グループ本社の上昇が目立ちます。昨日業績の下方修正をしたばかりです。業績修正とともに、抄紙機の停止、生産体制の見直しなど構造改革が評価されたのでしょう。
レンタルポジさんが指摘するように、株価は構造改革が大好きです。
同時に、円がドルに対して急速に強まっていることも、株価上昇の背景となっています。紙パルプ産業は原材料を輸入に頼る典型的な円高メリット株です。
そこで2つの点に注目しています。
ひとつは長期的なポイントで、構造改革と、そこから展開する業界再編の動き。北越製紙と紀州製紙の合併のあとは、三菱製紙の動向から目がはなせません。
もう一つは短期的なポイントで、円高に対して円高メリット株が敏感に動いているということ。株式市場が円の動向に神経質になってきているということです。ここまでの株式市場の上昇は、円高ディメリット株ともいうべき輸出株がけん引してきただけに、為替が株式相場の重石になるかもしれません、後場に注目です。
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今日の日経平均株価は、米国市場の低迷を映して、軟調な展開が予想されます。
NYダウ平均株価は137.63ドル、1.7%と比較的に大きな下落となりました。好業績で前日に値を上げたゴールドマンザックスが、一転して12%弱の反落。株式による資金調達で、一株当たり利益が低下することが嫌気されました。
さらに、3月の米国小売売上高前月比1.1%減少したことが消費関連株に打撃を与えました。事前のコンセンサスは0.3%程度の増加でした。
昨日申し上げたように、日本の株式市場は調整のためのきっかけを探している可能性があります。対ドル円レートが再び2ケタ台になったこともあり、寄り付きの状況にもよりますが、逆張りの買いスタンスは避けたほうが良さそうです。
今日は午後1時半ごろ2月の鉱工業生産確報値が出てきます。確報値ですので影響は限定的でしょう。夜は、米国の経済指標が盛り沢山。3月の消費者物価指は前年比で1.7%の上昇を見込むコア指数が、果たしてどうなるか。さらに3月の鉱工業生産、設備稼働率、住宅市場指数と続きます。
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「かかし」さん、スパンクリートとははじめて聞く銘柄です。あまり知られていない銘柄なだけに面白そうです!
本ブログで紹介させていただいた銘柄(「ぎん」さんのスカイマークや、私のSMSなど)がかなり良いパフォーマンスをあげています。
今後、週末を利用して紹介させていただいた銘柄のパフォーマンス測定を記事にしたいと思います。お楽しみに!
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スパンクリートというユニークなコンクリート建材を作っている小さな会社があります。社名もスパンクリート。コード番号は5277。
スパンクリートとは、引っ張った状態の鋼線を中に入れて、丈夫にしたもので、穴をあけて軽量にしたところに大きな特色があります。
同社は今日2009年3月期の当期損益をこれまでの1億円の赤字から2億2500万円の赤字に修正しました。投資有価証券の評価損が原因です。
ところが、当期損益以外はすべて上方修正。売上高は従来予想を3.6%引き上げ、営業利益、経常利益はそれぞれ25%、32%増額しました。
市場での出来高が全くない日も多い小さな銘柄ですが、業績の堅調さが目を引きます。
これから、公共投資や住宅ローン減税の効果が本格的に出てきます。スパンクリートなどの建材には恩恵が大きそうです。
自己資本比率が77%にも達しており、財務は堅実。筆頭株主は三菱商事。
目立たない銘柄であるせいか、株価純資産倍率はわずか0.2倍強。
コツコツ拾っていくと面白いと思います。
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日経平均株価は約82円、0.9%下落しました。2日続落ですが、下げ幅は僅かでした。後場はほとんど動きが止まってしまったように見えます。
こう着状態が続きますが、気になるのは、前日比上昇で始ったにもかかわらず、すぐにかなり強い売り圧力に押されて、一時は174円、2%弱まで売り込まれたことです。
昨日も申し上げましたが、相場の頭が重い状況がしばらく続くと、市場は調整のための理由を探し始めるので注意が必要です。別の言い方をすると、現在の状況をブレークするためには、一度調整する必要があるかもしれないということです。
現在(午後8時半)米国市場の時間外に大きな動きはありません。NYダウが14ドル安、ナスダックが1.75ポイント高、S&P500が3.4ポイント安で推移しています。ただし、時間を追って若干安めに動いてきています。
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少し時間的な余裕ができてきたので、投資法を研究してみようと思います。
以前から気になっていた、ジョン・テンプルトンの投資法を研究して、実践に使えるよう応用してみたいと思います。テンプルトンの投資法は、いわゆるボロ株への投資で、株価1ドル未満の銘柄に分散投資をして、数年間保有するというもの。
これが実際に日本市場でも通用するのか、通用するのであれば、今、どの銘柄に投資すればよいのか、リストアップしたいと思います。
と、いうことで、シリーズ化していきます。
順次、投資法や改良したルールを紹介していきたいと思います。また、GW中には実際にリスト化した銘柄をご紹介する予定ですので、ぜひ、ちょくちょくチェックしてください。
とりあえず、本日は予告でした。
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投資信託協会が13日に発表した3月の投資信託概況によれば、投資信託全体では資金減少が続いていますが、株式投信では752億円の資金純増となりました。株式投信の純資産総額は40兆円を超えますので、資金純増の程度は微々たるものですが、注目しています。
2か月ほど前のことですが、投資運用会社に勤める友人から、資金が集まり始めているということを半信半疑で聞いていたのですが、時間は経ってしまったものの、統計にもくっきりと出てきましたね。しかも「日本株のほうが外国ものよりも金が集まる」と言っていました。
となれば、興味は投信好みのセクターや銘柄群。
3月末の株式業種別明細表をチェックすると、時価総額ベースで、電気機器(15.1%)、輸送用機器(8.1%)、化学(7.2%)。一方、銀行は5.5%と小さいです。20年前のバブルのころとは様変わりです。
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13日のNYダウ平均株価は25.57ドル、約0.3%の小幅に下げて終了しました。イースター前の246ドルという大幅上昇の水準を維持したわけですから、堅調な展開と言えそうです。11時頃には110ドルを上回る下げ幅だったのですが、午後3時半にはイースター前に戻しました。
主役は好調な四半期利益を達成したと伝えられるゴールドマンザックスなどの金融株。一方、破産法適用の準備中といわれるGMが下げ、フィラデルフィア半導体指数も下げたことから、製造業は全般的に軟調でした。
今日の日経平均株価は、NYの動向も映して、昨日同様に方向感のない展開が続くと想定しています。
国内では目立った経済指標の発表はありません。イオン、Jリテイリングなど小売セクターの決算発表が続きます。夜は9時半に、米国の3月生産者物価指数、同じく3月小売売上高、そして2月の企業在庫と比較的に重要な経済指標が出てきます。米国の消費関連の動向に注意したいと思っています。
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日経平均株価は約40円、0.4%強の小幅に下げる一方で、TOPIXが3ポイント、0.4%弱とわずかに上げました。狭いレンジの中での方向感のない展開です。
これまでの急上昇で一挙に9000円をクリアした目標達成感から頭が重くなると同時に、財政支出に支えられた景気の底打ち期待も根強く、結果として動きのない相場になってしまったようです。
値上がり上位銘柄には建設・不動産関連や電気機器などが顔をそろえています。ここでも紹介した半導体封止材メーカーであるイビデンの株価も3.4%上昇しました。相場のセンチメントはかなり強いと見えます。
ただし、相場の頭が重い状況がしばらく続くと、市場は調整のための理由を探し始めるので注意が必要です。調整を誘い出すためであれば、理由は何であっても良いわけです。米国のGM問題の蒸し返しとか、日本企業の収益見通しなど、調整のためのネタがいくつか見出せます。明日も目が離せない展開が続きそうです。
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5月に本格化する09年3月期決算では、今期(10年3月期)の業績予想が発表されますが、企業側はかなりのリストラを織り込んでくるため、一時的に株価が下落する銘柄も多いと思います。
ただ、その時こそ絶好の投資機会かも知れません。
リストラ損失の計上年度は税効果会計などにより、税金費用を削減する効果があります。ただ、利益がでなければ、その削減効果は翌年度以降に繰り越され続けます。前期に続き、今期も赤字と報道されたトヨタなどは、来期に利益が出た場合、大幅に税金が削減され、EPS(一株当たり利益)の上昇につながる可能性が高いのです。
また、持ち合い株式で損をだしている会社などは、繰延税金資産(税金を減らす割引券のようなもの)が増加しており、こちらも今後のEPSを大幅に上昇させる可能性があるため、B/Sをチェックしましょう。
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今日は楽しみですね。日経平均株価は先週一週間で2.4%上昇しました。5週連続の上昇で、直近のボトムから約28%の上昇です。年率では300%を上回るペースです。
この調子が続くのか、それとも一休みか?金曜日に申し上げたとおり、一時的な調整局面入りを基本として、9000円をブレークして上昇を続ければ「買い」で臨むというスタンスです。ブレークの場合は極めて強い反騰のシグナルですから追随せざるを得ません。
先週末は米国市場がイースターで休場でした。今週はダウ平均株価を構成する銘柄のうち5社の決算がでてきます。シティーグループ、JPモルガン・チェース、インテル、GE、ジョンソン・アンド・ジョンソンです。ただ、今日は復活祭(イースター・マンデー)、米国市場の日本市場への影響はありません。
国内では、もうすぐ日銀から3月の企業物価指数がでてきます。ローソンなど小売関連の決算発表が続きます。夜は9時半ごろに3月の生産者物価指数が発表されます。
今朝、「野村雅道と楽しい投資仲間たち」に原稿をアップしました。多少長い目で見た株式市場の見方についてグラフを使って書いています。ご参照願えれば幸いです。
「野村雅道と楽しい投資仲間たち」http://fxshonan1.cocolog-nifty.com/kawasedangi/
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毎週日曜日、日経新聞や日経ベリタスには今週の株式マーケットの見通し、市場関係者の強弱を数値化したものが掲載されています。
それによると、
1.今週は米銀の決算が本格化するので見極めたい
2.日経平均は安値から3割上昇したので一服する
というのがマーケットのコンセンサスのようです。
(そもそも世の中に大きな影響力を持つ新聞社が一記者としてではなく、社として記事にしているのでリスクを取りに行くのは難しいのでしょう。)
しかし、私の感覚では外れるケースのほうが多いような気がします。統計を取っていないので、思い違いということもあろうかと思いますが、だいたい「コンセンサスは裏切られることが多い」です。
さて、今週はどうでしょう??
週末に振り返ってみたいと思います。
では今週も一週間がんばりましょう!
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「かかし」さんのおっしゃるように、大暴騰相場に備えるべきだと思います。
この不況、長期的な視点で見ればプラスとも言えます。
80円台の円高突入、北米市場の急速な悪化など短期的には企業収益を押し下げる要因となっても、長期で見ればリストラクチャリングを通じた強固な企業体質に変貌を遂げるチャンスと言えます。(好況時にはできないこともあるでしょう。)
この不況下にしっかり人材に教育投資ができる企業を探したいものです。きっと不況を乗り越え、次の景気拡大局面では利益を出しやすい体質になり高い利益成長が見込めます。
気をつけたいのは、明確なポリシーもなくリストラを繰り返す企業です。好況期には人材の大量採用や巨額の設備投資をして、不況時には需要が落ちたからと言って安易にリストラをするような企業には長期的な成長はないでしょう。
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「ぎん」さんのおっしゃるとおり、確かに2003年に経験した相場展開に似てますね。
「歴史的な大暴落に苦しむ」ということ別の言葉で言うと、「歴史的な大暴騰が控えている」ということなのでしょう。「まだはもうなり」なのかもしれません。
歴史的な大暴騰相場からみれば、現在は初動の段階にすぎないのでしょう。超短期の戦略でも、「9000円を明確にブレークすれば、買いに切り替える」として、その動きに備えるようにしています。
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パソコンや携帯電話の部材、自動車排気ガス除去のためのセラミック部品を製造するイビデン(東証1部、4062)が2009年3月期の業績見通しを上方修正しました。
売上高は従来予想を2%上方修正したにすぎないのですが、営業利益は30%、経常利益に至っては何と2.75倍の大幅修正です。
注目点はその理由。円安と株価回復による保有有価証券の評価損の減少の2つです。
なぜ注目かというと、上方修正の理由がイビデン固有のものというより、他の企業にも生じる一般的なものであるからです。
製造業の業績低迷が盛んに指摘されていますが、この調子でいけば、悲観的な決算予想を上回る企業が続出するようなこともあるかも知れません。
イビデンの今日の株価は1.2%ほど下落しているのですが、この上方修正の発表は引け後であるため、月曜日の株価が楽しみです。
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10日の日経平均株価は48.05円、約0.5%上昇しました。上昇とはいえ、後場は一時前日を下回り、決して堅調と言えるものではありませんでした。前日のNYダウ平均株価が、銀行株の好業績を背景に金融不安の後退から大きく値を上げたのとは対照的に、日経平均株価は銀行の業績低迷やファイナンスが重石となりました。
ファーストリテイリングの株価が7.6%の大幅下落の一方で、日立製作所は5.4%、ソニーが4.2%と上昇したことに象徴されるように、株式市場は景気底打ちを織り込みつつあります。
したがって、相場の基調は強いと考えますが、すでに大きく上昇してきていることが依然として気がかりです。今日は一時的でしたが、9000円に到達しているため、目標達成感が強まる可能性も高いと考えています。
そこで、月曜日は基本方針として目標達成に伴う調整を狙い、もし9000円をブレークして大きく上昇すれば買いに切り替えるというイメージで臨みたいと思っています。
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先日、会員数1000万人を達成し、ネタにさせていただいたグリーが上方修正を発表しました。前回記事はこちら↓
http://kakashi490123.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/1000-08ab.html
営業利益は、前期比なんと7倍。上方修正後のPERは30倍程度ですが、広告不況の影響を受け、業績が踊り場を迎えているミクシィと同程度です。株価は上昇余地が大きいといえそうで、月曜日が楽しみです。
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今回は雑談です。
近頃の雰囲気は2003年4月末に日経平均で7600円の安値を起点に2006年4月の17500円まで駆け上がった、あの上昇相場の初期に似ている気がします。
2003年当時、7600円の安値から連日下値が切り上がる「力強い」上昇に、現実の景況感との違和感を感じたものです。
下のチャートを見てください。
2003年の安値を付けた時のチャートと、今回3月10日の7021円の安値を付けた後の約1ヶ月間(22営業日)のチャートです。
なお、2003年のチャートに立て線が2本書かれていますが、これはより正確に比較するため、今回3月10日から4月9日までの22営業日と同期間を表示しているものです。
仮に今回も前回と同様の展開とすると、本日以降も上昇相場が続く、ということになります。
なんとなく、似ている気がしませんか?
上が2003年、下が2009年のチャート。(野村證券ホームトレードのチャートより)
↓クリックすると画像が大きくなります。
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9日のNYダウ平均株価が246ポイント、約3%の大幅上昇となりました。大手銀行のウェルズファーゴが1-3月に過去最高の四半期利益を達成したようだというニュースが引き金になりました。正式には4月22日に発表ですが、コンセンサスである一株当たり24セントを大きく上回り同55セントに達したもようです。
NYダウがザラバを通じて力強い上昇をしたことをうけて、今日の日経平均株価も堅調な推移が期待できるようです。
今日はもうすぐ日銀から3月のマネーストックが発表されます。3月のM2+CDの事前予想は+2.2%ですが、どのような数字になるか注目されます。夜は米国の3月財政収支が出てきます。
今日はイースターということで、多くの市場が休場です。特にウェリントン、シドニー、香港、シンガポールが休場であることは頭に入れておく必要があります。
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日経平均株価は325円、約3.8%の大幅な上昇となりました。場が開く直前に発表された機械受注が、船舶・電力を除く民需で前月比1.4%の増加と発表されたことがきっかけになりました。事前の予想が6-7%の減少でしたから、インパクト大きかったと思われます。
ただ、70円高で始って、前場は堅調ながら大きな動きはありませんでした。後場に入って上げ足を強めたのですが、終わってみれば、値上がり上位に建設株など公的需要の恩恵を受ける銘柄群が並んでいます。自民党が15.4兆円に達する財政支出を了承したニュースが直接の背景となったようです。
今朝のコメントで、寄り付きが高く始まれば売りで臨みたいと申し上げましたが、後場の急速な上昇に対応できず、損を出してしまい個人的にはとても厳しい展開でした。損切りの難しさを再確認した次第です。
以前ご紹介した「ブラジルに雨が降ったらスターバックスを買え」という本のなかに、良いトレードの極意が示されています。著者がエド・スイコータという人の言葉を引用しているのですが、ご紹介します。
「良いトレードの要素とは、一に損失を減らす、二に損失を減らす、三に損失を減らす、である。この三つのルールに従えば、チャンスはある。」
株式市場が上昇しているときに、元気の出ない話で恐縮ですが、この言葉を肝に銘じようと思います。
今日はアジア市場が強く、欧州市場も堅調に推移しています。おそらく米国市場も堅調である可能性が高いと思われます。
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「かかし」さん、コメントありがとうございます!
1978年以降の12連勝は奇跡ですね。
「株式市場の長期波動からみれば、そろそろ1975年以降に経験した局面への復帰を視野に置く必要がありそう」とのこと。また、改めて機会を見て、お考えを述べていただきたいと思います。
ちなみに、少しこじつけになりますが、今年が陽線で仮に2連敗で終わったとすると、1974年以来の出来事であり、相場の転換点!?なんてこともあるかもしれませんね。
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今朝の日経新聞に宅急便のヤマトHDの業績観測記事が掲載されています。
来栖執行役員へのインタビュー記事のようです。詳しくは日経新聞を読んでいただくとして、ポイントをまとめました。
1.2010年3月期の宅急便の個数は09年並を目指す。(ちなみに、09年3月期は0.3%減とサービス開始以来初めての減少。)
2.人件費などのコスト削減で増益を目指す。
詳細については、4月下旬の決算発表を見てから分析してみたいと思いますが、2010年3月期は減益がマーケットの既定路線だったため、増益予想にはそれなりにサプライズがあります。
同社のコスト構造は、固定費の比率が高くコスト削減の余地が小さいと個人的には考えており、どの程度の規模、削減できるかに注目しています。(リストラという意味ではなく、生産性が向上するか)
一方、売上高については、単価下落が予想されるため、非デリバリー事業の伸長を見込んでもほぼ横ばいに留まるのではないでしょうか。
さらに、もう1点気になるのが、ここ数年、同社は期初に楽観的な見通しを発表する傾向が強いことです。
とにもかくにも、本当に増益となるかは、まずは決算発表を見てからですね。
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最近の株式市場が悪材料を出した後に上昇していることに注目しています。特に、30数年ぶりの悪化幅を見せた日銀短観や、昨日のシャープの業績下方修正後に株価は大きく上昇しました。少ない経験では、こういった時が底となることが多かったような気がします。
本日の前場までの上昇率ランキングに低位不動産株が多くランクインしていることからも、個人投資家が戻り始めていることが伺えます。
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「ぎん」さん、3年連続のジンクス、本当にきれいに出てますね。いままで気がつかなかったので、本当にビックリしました。実に面白いです。「2度あることは3度ある」ということなのでしょうか。
今回にかんしては、「ぎん」さんの見方に賛成です。ジンクスは破れそうですね。もちろん、賛成の根拠は下落率の大きさです。
ところで、作成していただいたテーブルを見ていて面白いことに気がつきました。
1つは、バブルの崩壊以来、日経平均があれだけ大きく下げてきのに、何と半分近くの年については年間ベースで上昇しているのですね。買いのチャンスは常にあるのだと思いました。
もう1つは、1975年から1989年の15年間です。14勝1敗です。相撲の世界でも優勝できる成績です。特に78年以降は12連勝。
株式市場の長期波動からみれば、そろそろ1975年以降に経験した局面への復帰を視野に置く必要がありそうですね。
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NYダウ平均株価は47.55ドル、0.61%の上昇でした。ただし、大引け1時間前までは前日を下回っており、やっと切り返したという感じです。前日の大幅下落からの反騰としては力強さがありません。
シカゴの日経先物が、NYダウの切り返しに連動して上昇しました。これから出てくる機械受注統計が極端に悪くなければ、今日の日経平均株価は高く寄り付きそうです。
しかし、相場の頭を押さえてきた要因は依然として健在で、決して消えてしまったわけではありません。対ドル円レートも再び2ケタ台です。
したがって、高く寄り付くようであれば、売りで臨みたいと考えています。
もうすぐ2月の機械受注統計が出てきます。決算は、セブンアンドアイ、ファーストリテイリングなど注目の小売企業が続きます。夜は2月5日までの週の米国新規失業保険申請件数の数字が気になります。
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モバイルのコミュニティサイトのグリー(3632)の会員数が1000万人を突破しました。3月の会員の月間純増数は85万人と過去最高です。昨年12月の上場前に、目論見書を見ながら、「月間会員の純増がこれまでの平均(約6%)で成長すると、3月には950万人かぁ~。それはないな」と思っていましたが、その予想すら上回ってきたのには驚きです。09年6月期は上方修正した会社計画を上回る可能性があります。
収益の大半はアバターとゲームアイテムなどの有料課金ですが、その内訳は開示していません。ただ、アバターで成長したディー・エヌ・エーが苦戦しているところを見るとゲーム関連の有料課金が好調なのでしょう。
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まず以下の表を見ていただきたい。
1949~2009年までの日経平均株価の始値、高値、安値、終値の一覧だ。
また、一番右側には、その年の年末の株価が年初に比べ上昇したのか、下落したのかを表す陽線(○)、陰線(×)を表示してみた。
さて、ポイントはここから。
バブル崩壊後の1990年以降の株価を見ていただきたい。
過去18年間で、株価が下落局面を向えたのは3回。
いずれも3年連続で陰線(×)になっている。
1回目は1990~1992年、2回目は1996~1998年、3回目は2000~2002年。
では、今回の下落局面はどうだろう。
今回は年足ベースでは2007年から下落局面に入り、2008年も陰線。
2年連続で陰線となった。
これまでのジンクスに従うなら、当然、2009年も陰線と考えるのが自然だろう。
ちなみに、2009年の年初の株価は9043円だ。最近、景況感の底打ち期待から上昇しているとはいえ、まだこの水準には届いていない。
一方、私の個人的な考え方は違う。
過去3回の下落局面の下落率を見てみると、1回目の1990~1992年が57%、2回目の1996~1998年が30%、3回目の2000~2002年が55%。平均で47%だ。
そして、今回、2008年末までの下落率は49%。すでに、下落率では過去の経験則まで下がりきっていることになる。仮にバブル崩壊後のワーストケースを適用すると、2009年末の株価は7400円程度。下がっても知れている。むしろ、より長期的な視点に立てば、4年連続陰線になる可能性は過去の経験則を元にすると低く、今年は有無を言わずに安い局面は買って良いだろう。(もちろん、統計的に有意な検証ではない)
日々の株価に一喜一憂するのは仕方ないが、より長期の視点で見るとまた違った投資ができるのではないだろうか。
PS 私(「ぎん」)より遥かに経験豊富で数々の下落局面を乗り越えてこられた「かかし」さんの意見も是非伺ってみたいところです。
←クリックすれば画像が拡大できます!
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前日比86円安で始まった日経平均株価は、後場に入って一段と下落して、結局237円安で引けました。
米国市場が前日に大きく下落したことに加えて、前日は信越化学工業、今日はシャープと代表的優良企業が相次いで業績予想を下方修正した影響が大きかったようです。景気ウオッチャー調査はあまりインパクトがありませんでした。
今朝のコメントで「米国以上にハイピッチで飛ばしてきた日経平均株価も調整局面に入る可能性が高い」と指摘しましたが、日米の株価動向を比較してみると、日本が大きく上方にかい離しているのが鮮明です。
このことは、何度も指摘していますが、問題は今日の大幅下落にもかかわらず、かい離が全く解消されていないことです。しばらくの間は調整局面が続きそうです。
現在(午後8時半)米国市場は時間外でダウ平均株価が49ドル安、ナスダックが2.5ポイント安で推移していますが、両者とも下げ幅を縮めてきています。今日の米国市場が下げるかどうかは微妙です。
明日の日経平均株価が今日の反動でかなり高く始まるようであれば、売りで臨みたいと考えています。
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今日の日経平均株価は下げそうですね。寄り付きに大きく下げても、逆張りの買いは避けたほうが無難かもしれません。
理由は米国市場の下げです。NYダウ平均株価が186ドル、約2.3%下落しました。午前10時頃には150ドル安となり、その後もダラダラと下げ続けました。ナスダックも下げ、WTIが調整し、金が上げました。つまり、これまでの上昇のときとは全く逆の構図です。
ということは、米国の下げは何か大きなニュースがあったというより、これまでの上昇のスピード調整という性格が強いと言えます。
ならば、米国以上にハイピッチで飛ばしてきた日経平均株価も調整局面に入る可能性が高いということになります。大きく下落しても、単なる調整にすぎないことは念頭に置いておく必要があるでしょう。
今日はもうすぐ2月の貿易収支と経常収支が出てきます。ザラバ中(午後2時)には内閣府の景気ウオッチャー調査が発表されます。先行き判断DIがどんな状況か楽しみです。夜は米国の2月卸売在庫、3月17、18日のFOMC議事録が公開されます。
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金の価格が堅調に推移しているようです。
昨年のリーマンショックがあった頃から上がりだしているので、世界的な信用不安による資金供給の増加が影響しているのでしょう。直近は少し調整していますが、世界経済のマイナス成長が予想されるなか、分散投資として持っておくのもよさそうです。
純金積み立てなど色々ありますが、手軽に購入できる金価格連動型のETF(1328)なんて面白いんじゃないでしょうか?
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今日の日経平均株価は25.08円、0.3%弱の下落となりました。
前日のNYダウ平均株価の下落が頭を押さえると同時に、円安や景気回復期待による基調の強さが下支えとなりました。要は、上値の重さと下値の底堅さが拮抗したために、身動きのできない相場展開であったということです。
今日の日中足をみると、後場はドルドラムと呼ばれる「無風地帯」に入り込んでしまったように感じられます。
明日以降の動向を見る上では上値の重さが気になります。現在(午後7時)NYダウ、ナスダックとも時間外で下落しています。もしNYダウの下落が続けば、日経平均とNYダウのかい離が拡大しているため、明日以降の日経平均も下落する可能性が高くなると思われます。
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本日の日経新聞は「消費者金融などに適用の「借入額規制」、来春以降に」と報じました。
これは当事者の消費者金融やノンバンクだけでなく、経済全体にとってもポジティブな内容でしょう。
借入額規制とは、年収の3分の1超の貸付を禁止する総量規制のことで、早ければ年末にも導入されると言われていました。
しかし、予想を上回る景気の悪化で信用収縮(貸し渋り)が進んでおり、早期の実施は景気をさらに悪化させる要因となると判断したようです。
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NYダウは41.74ドル、0.5%ほど下落しました。ただし、ザラバでは12時頃に140ドルを上回る下落を見せており、その後は着実に下げ幅を縮めました。基調の強さが感じられ、大きく下げたという印象はありません。
ナスダックも0.9%強下げましたが、サンマイクロシステムズがIBMによる買収提案を拒否した影響が大きかった割には、下げが限定的でした。
そこで、今日の日経平均なのですが、米国市場の下げが影響して軟調な展開を予想しています。ただ、基調が強く大きな下げにはならないと思われます。
ただし、これまでの上昇ペースの速さに、先物で9000円の大台をクリアした達成感も加わって、市場は一休みのきっかけを探していると感じられます。米国市場の下落は、引けにかけて戻したこともあって、一休みの口実としてはちょっと迫力不足かも。
いずれにせよ、市場の調整の可能性は常に念頭に置きたいところです。
今日は日銀金融政策決定会合にともなう白川日銀総裁の会見がありますが、市場へのインパクトは限定的と見ています。夜、といっても午後6時ごろにはユーロ圏の第4四半期GDPが発表されます。ちょっと気になります。
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意外と知られていませんが、ウェディング関連は不況に強い業種です。
理由は簡単。
「一生に一度」の結婚式です。不況だからといって式を中止する人はいるでしょうか?
みなさんの周りを見渡しても居ないと思います。
たしかに、不況になると(収入が減るため)コースのランクを落とす人はいると思いますので、全く影響がないわけではありません。景気が良いに越したことはありません。しかし、高額消費の代表格である家や車に比べると間違いなく影響は小さいでしょう。
また、不況になると独身女性が安定を求めて結婚すると解説する企業もあります。(真実のほどは分かりませんが)
ウェディング関連株は、少子化の影響を受けやすいというイメージから、PERなどの株価指標が低く評価され気味です。PERは5倍前後です。
しかし、現実には日本の若者人口は一気に減るわけではないため、著しく過小評価されていると言って良いでしょう。(そもそも、投資家(株価)は通常10、20年先のことまで織込んでいます?NOですよね。)
本日決算が発表されたツヴァイ(2417)の2010年2月期の業績見通しは1.4%営業増益です。底堅いですね。
そのほか、ワタベウェディング(4696)、ベストブライダル(2418)、ノバレーゼ(2128)などが好業績銘柄として注目できます。
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日経平均株価は前日比108.09円高い8857.93円となりました。
ハイテクや基礎素材など、景気回復の恩恵を受ける銘柄群が上昇しており、まずまず堅調な相場展開であったといえそうです。
ただし、「今日の日経平均株価は?」で申し上げましたが、頭の重い展開となり、上げ幅が著しく縮小したことに注意が必要です。
午前10時半ごろには一時240円を超える水準まで上昇したのですが、大引け前には62円高まで上げ幅が縮小してしまいました。
現在(午後6時10分)、ダウ平均とナスダックが時間外で上昇しており、それを映して大阪の日経平均先物が夕場で上昇しているのですが、上値は重い感じがします。
日米ともハイピッチで上昇してきただけに、スピード調整に気をつけたいと思っています。
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日経平均が9000円目前まで上昇しています。引き続き優良銘柄が好調ですが、このまま上昇し、新興市場にも個人投資家が戻ってきて欲しいものです。
今日は、その時に備え、株価が数倍になる銘柄の見つけ方を書いてみようと思います。
モバイル向けのコンテンツを制作するエムティーアイ(9438)は、この相場の中、株価は半年前の2倍です。同社の今後の業績を占う重要指標である有料会員純増数は、直近で60万人と過去最高を更新。この成長を支えているのは、ダイエットサポートなどの「健康関連」です。
同社のこれまでの主力は、「着メロ」などの音楽コンテンツでしたが、携帯電話の売上低迷により、新しい携帯電話の購入とともに需要の増える音楽系コンテンツの会員拡大は苦戦。ただ、「健康関連」という成長エンジンの育成に成功しています。
モバイルコンテンツの利用率の多さを示すメニュー順位は、健康関連は3キャリアで1位を獲得しており、他社に先行しています。
ちなみに、会社側は「健康関連」のことをほとんど決算短信や説明会資料で説明していません。
開示資料を見て、おかしい点があればIR担当者に問い合わせ、積極的に真実を知ることが爆騰銘柄を見つける近道といえるでしょう。
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本日の寄り付き前外資系証券の売買動向は4日ぶりに小幅な売り越し。
売り 1,690万株 買い1,680万株 差引-10万株
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3日のNYダウは40ドル弱の上昇となりましたが、大引けにかけて金融株が戻してやっとプラスで終ったという状況でした。3月の雇用統計もISM非製造業景況指数も市場の頭を押さえました。
そのため、日経平均株価も頭の重い展開を予想しています。高く寄り付けば、上げ幅を縮小する可能性があります。
特に気になるのは、先週金曜日の日経平均先物が夕場で大きく上げたこと。米国の雇用統計が予想より改善して、NYダウが大幅に上昇することを期待した動きであったように思います。そのため、がっかりした投資家が多いのでは?
今日は2月の景気動向指数速報が2時ごろ発表されます。株式市場にあまり大きな影響はないと見ています。ミニストップやイオンモールなど小売関連の決算発表がいよいよ本格化します。
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今さら改めて申し上げるまでもないのですが、 日経平均はNYダウの動きに大きく影響されます。毎朝、投資戦略を立てるときに一番気になるのが、前日の米国市場の状況でしょう。チャートを重ねてみれば、連動性の高さは一目瞭然です。
そこで、日経平均からNYダウを差し引いてグラフを作ると、面白いことがわかります。両市場のかい離がある程度大きくなると、必ず調整の動きが出ます。そのタイミングをうまくつかむと、かなり大きな投資収益を得ることができます。
では今は?図で示したとおり、調整の動きがいつあってもおかしくない状況です。長期的には、大底からの反騰の初期段階にあり、弱気の見方は避けるべきですが、短期的にはNYダウを大きく上回る上昇率を達成したあとの一時的な調整を念頭にいれておく必要がありそうです。
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4月5日の日経新聞でフィデリティー投信が日本株を買い増していることが報道されました。フィデリティーといえば、米国ボストンに拠点を置く、世界有数の投資信託。その日本法人を中心に買い増しが進んでいます。
このニュースは、フランス国民年金基金がフイデリティー投信や大和住銀投信投資顧問、DIAMアセットマネジメントなど3社に日本株投資のため1100億円を託したと伝えた3月8日の日経新聞の記事と重ね合わせてみるべきでしょう。
外人投資家の動向から目が離せませんね。
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株式市場の回復が徐々に鮮明になってきましたね。このような局面では、経済指標や企業収益などが悪いため、回復への自信が持ちにくい。そのため「気がついたら株価が上がってしまっていた」という現象が生じますが、それはいつものことなのです。
そうならないための手段の一つは、商品市況に注目することです。景気の動向の変化を何よりも先に映し出すからです。
そこで、私がFXブログ「野村雅道と楽しい投資仲間たち」に3月16日に寄稿したコメントを引用しますので、何かのご参考になれば幸いです。ご興味のある方は野村ブログも是非ご覧ください。http://fxshonan1.cocolog-nifty.com/kawasedangi/
以下は「さらに一歩(その1):かかし」2009年3月16日からの引用です。データ等が若干古いのでご注意ください。
さらに一歩(その1)
「かかし」です。
昨年12月に「嵐の船出」をしてもう4か月になろうとしています。最初は、「不況に負けない元気な株」を探し出して嵐に備えました。そして、しだいに嵐から抜け出す気配を感じ、底打ちの兆しを確かめつつ、「次の一手を考える」ことに集中してきました。今回から「さらに一歩」進めてみようと思います。
まず最近3週間の日米株価動向です。日経平均株価は赤い太線で示しました。
日経平均株価は、先週にも申し上げた通り、NYダウ平均株価から離れて上に行きたがっている様子です。金曜日には、ようやく25日移動平均線を上回りました。1月中旬以降ずっと下回っていただけに、基調の転換を予感させます。もっとも、NYダウも急速に追いついてきました。
では、このような局面では、どのように対処すればよいのでしょうか?百人百様の考え方があるでしょう。私は景気動向と株価との関連性に注目しています。
カリフォルニア大学アービン校で公共経済学を担当されているピーター・ナヴァロ教授が2002年に書かれた「ブラジルに雨が降ったらスターバックスを買え」(IF IT'S RAINING IN BRAZIL, BUY STARBACKS、 PETER NAVARO , McGraw-Hill, 2002) という本が景気と株価について、非常に明快で示唆に富む記述にあふれていて参考になります。株好きの大学教授は結構多いのですかね?
教授の考え方を詳細にお伝えするのはまたの機会にして、ここでは、景気の底打ち局面でどのようなセクターの株価が動くかという点だけに焦点を絞らせていただきます。景気の大底で金融、その後強気相場初期に輸送機器、そしてテクノロジーと続くのだそうです。
金融、輸送機器と最もダメージの大きいセクターが反発に転じれば、株価パフォーマンスはすごい数字になりますから、教授の見方が正しいのかも知れません。
景気と株価の関係は、米国だけでなく、日本でも同様に見出せるので、重要な参考書としてとても大切にしています。ただし、米国も日本も、現在までのところ鉱工業の出荷に基調転換が確認できないため、教授の理論をそのまま使ってポートフォリオを作る勇気が出てきません。
そこで、私が現在頼りにしているのが商品市況です。すでに底打ちが鮮明です。まずCRB指数を見てみましょう。上昇に転じたとは言えませんが底堅さが鮮明です。
おまけにフィラデルフィア半導体指数まで上昇に転じています。これで、インテル株も上昇しているようですが、これはちょっと出来すぎかも。ハイテク分野の在庫は依然として高水準にあるからです。
以上の動向を見れば、商品市況、特に原油の底打ちに対する興味が湧いてきます。国際石油開発帝石などの石油開発株だけでなく、新日本石油などの石油精製株も注目です。商社株も石油価格との連動性が高く注目しているのですが、三菱商事は原料炭の価格低下によるダメージが懸念され、三井物産も鉄鋼石価格の低下が株価を抑えそうです。ただし、住友商事は、もともと不動産会社が発祥のため、原料炭や鉄鉱石の比重が低く、事業のバランスが良いので注目しています。
かかし
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日経平均株価は続伸したとはいえ、30ポイント、わずか0.3%強の上昇に終わりました。
場が開いてわずか20分程度で前日比165ポイントまで上昇したのですが、その後伸び悩み、午後2時半ごろには一時前日終値を下回りました。
ただし、悪材料が出たわけではなく、これまでの早いペースの上昇に対するスピード調整と見ています。金曜日ですし、夜には米国雇用統計も控えています。
株式市場の基調は強いといえます。電力、ガス、食品などのディフェンシブ株が値を消す一方で、自動車関連やハイテクの一部が大きく値を上げました。ディフェンシブから景気敏感株へ・・・・・基調は本格的な上昇相場を示唆しています。
今朝「ぎん」さんが指摘されていたとおり、外人投資家が日本市場にもどって来つつあることに注目です。
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為替が一時1ドル100円を超えました。この円安傾向により、引き続きトヨタなどの輸出関連株が強いです。
ただ、これらの銘柄には短期的な過熱感が強く、ここからの投資はオススメできません。一時的な円安が材料視されただけであり、外需の回復の兆しがないなかでの投資は危険です。
個人的にはキッコーマンに注目しています。営業利益の半分を海外で稼ぐ同社は、円安メリットを大きくうけます。また、欧州では、日本食ブームが続いており、足元も二桁成長が続くなど販売面も好調です。
電話取材の感触では、米国での販売も、今後マイナス成長となる可能性は低いようです。食品業界のPERを下回る現在の株価水準は魅力的と言えるでしょう。
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フジサンケイビジネスアイによると、野村証券、大和証券の大手2社の10年春の新卒採用は4割減になる模様と報じています。当初、リストラは派遣の方だけの問題として捉えられていましたが、現在では正社員のリストラに踏み込まれています。
私が今年1月にある派遣会社に取材をさせていただいたときは、今回は正社員の削減までは踏み込まないのではないかとおっしゃっていましたが、実際にはその後、どんどん正社員が切られています。
株式投資という視点で見ると、再就職支援を行っている会社に魅力があります。大企業の場合、リストラをするにしても、次の再就職先を見つけられるよう支援してくれます。その支援をする会社が再就職支援会社。
かつて、日本DBMという会社が上場(現在はメイテックの傘下)しており、こういう局面では投資妙味があったのですが、現在では純粋に再就職支援だけ手掛けている上場企業はないようです。
多くは人材サービス企業の傘下(一部門)であり、本体の経営が厳しいため、再就職支援の盛り上がりを材料に買うのは難しい状況です。(代表例がパソナ)
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私は個別株のアナリストのため、市場全体の話は苦手ですが、日経平均はいよいよ9000円を回復しようとしています。安値から2000円近くも上昇、しかも急ピッチ。でも、誰かが買っているから取引が成立しているわけですよね。
この高値圏でも動じずに買っている(儲かると考えて)というのは、大きな動きの兆候だと感じています。(もちろん、買戻しがあるのは事実でしょうが)
その証拠に、ずーっと売り越しが続いていた外資系証券の寄り付き前の注文状況は3日連続で買い越し。しかも、本日は大幅な買い越しです。(売り1790万株、買い3610万株、差引1820万株)
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連日大幅な上昇が続いています。ピッチが速すぎることが気がかりです。正直なところ、いつ調整が入ってもおかしくないと思っています。しかし、ピッチが速いという理由のほかに積極的に調整に対応するための理由が浮かんできません。
昨日を上回るNYダウの上昇、時間外取引でもわずかに上げていますので、日経平均も基調は強そうです。気になるのは、NYが12時半ごろには300ドルを超えて上昇していたのに、引けまでに上げ幅を100ドル近く縮小したことです。これが日経平均の上昇幅に影響を与えるかもしれません。
本日のザラバ中には重要な経済統計は出てきません。ただし、夜には米国の3月失業率やISM非製造業景況指数が発表されますので、そのあたりの憶測が株式市場に影響を与える可能性があります。
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4月2日のNYダウは216.48ドル、約2.8%と昨日を上回る大幅な上昇でした。ロンドンの金融サミット(G20)で、参加各国の景気回復への協調が確認されたこと、欧州中央銀行(ECB)の利下げ、さらに米国での時価会計緩和の動きなどが株式市場を押し上げました。
薬品などヘルスケア分野を除くすべての分野が堅調で、景気回復を期待する動きが鮮明です。
ナスダックも51.03ドル、約3.3%と大きく上げています。フィラデルフィア半導体指数の4.3%上昇に見られるようにハイテク分野の株価回復が著しいことが注目されます。
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「かかし」です。
今朝の日経平均の予想は残念ながら外れてしまいました。3月の米国ISM製造業景況指数の改善や新車販売台数の増加による米国市場の上昇が、予想した以上に大きく影響しました。また、売り方の踏み上げもあったと推測します。
いずれにせよ、株式市場のセンチメントが大きく回復することが好ましいことは言うまでもありません。
ただ、一応次のグラフは頭に入れておいてください。日経平均株価とNYダウ平均株価の動きです。
日米は短期的にはとてもよく連動します。そして、両者のかい離が大きくなると調整が生じます。今日これから開くニューヨークの状況にもよるのですが、乖離が再び大きくなっています。日経平均が大きく上げただけに、NYダウがどの程度上昇できるか気になるところです。
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「レンタルポジ」です。
輸出関連の銘柄を中心に株価が随分上昇しているようです。トヨタ(7203)は海外子会社の配当課税撤廃が材料視され、年初来高値を更新しています。
また、新規公開にも資金が流れてきました。本日上場のソケッツ(3634)の初値は公開価格を81%上回りました。
この調子で個人の買い意欲が改善して欲しいものです。
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NYダウの大幅上昇を受けて日経平均も大きく上昇すると見るのは危険です。
NYの後場は頭が重くなっています。時間外も小幅上昇にとどまっています。ナスダックの時間外はわずかながら下落です。
昨日はアジア市場が下落する中で、日経平均は242円と大きく上げました。その反動の可能性もあります。
ただし、昨日の上げは一昨日の大幅下落の反動であり、しかも一昨日の下げはNYダウを大きく上回る上昇を遂げてきたことのスピード調整という性格が強いことを勘案すれば、昨日の上げの反動があっても、その幅は限定的であるように思えます。
日経平均はザラバで大きく変動することがあっても、終値は前日に比べて大きく乖離することはなさそうです。
今日は市場開始前に3月のマネタリーベースが日銀から発表されます。夜になると、米国で3月29日までの週の新規失業保険申請件数や2月の製造業受注指数など注目される指標が出てきます。
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4月1日のNYダウ平均株価は152.68ドル、約2%の大幅上昇となりました。開始直後に一時大きく下げたものの、その後は力強い上昇でした。3月のISM製造業景況指数が36.3と2月の35.8に対してわずかながらも上昇したことが好感されたようです。
確かに、紙パ、化学、鉄鋼や金鉱株が堅調な一方で、バイオやヘルスケアが低迷しており、相場は景況感の改善を織り込んだ展開でした。
ただし、気になるのは、午後2時半ごろにほぼ150ドル近く上昇したあとは、一進一退の動きになったことです。自動車問題が影を落としています。GM株は、この上昇相場にもかかわらず、わずかに下落しました。
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「ぎん」です。
鉄鉱石や石炭を運ぶバルク船(バラ積み船)の運賃指標であるバルチック海運指数(BDI)が30日までで14日連続下落しています。中国の大型景気対策に対する期待が薄れて来たのでしょうか。
BDIは機関投資家であればブルームバーグで調べられますが、個人であれば以下のサイトで毎日チェックできます。
http://www.dryships.com/pages/report.asp
1日あたりの用船料もケープサイズ、パナマックス、スーパーマックスで出ていますのでご参考まで。
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「かかし」です。
厳しい経済指標が相次ぎます。ところが、今日は過去最悪の景況感を示す日銀短観にもめげず、日経平均株価は242円の大幅高でした。
この株式市場の強さの背景には在庫の減少があると見ています。
なぜ在庫なのでしょう?株式市場が在庫の増加をとても嫌がるのは、需給バランスの悪化により、将来の減産強化や製品市況の悪化を示唆するためです。
したがって、在庫の減少は将来の減産緩和や製品市況の回復の可能性を示すことになるわけです。
実に単純明快なメカニズムなのですが、在庫と株価の連動性は高く、常に注目しておく必要があります。
その在庫が減少を始めました。2月の鉱工業生産者在庫は、季節調整済みの前月比で4.2%、原指数の前年同月比でみると1.7%の減少となりました。
話はここで終りません。この統計は経済産業省の発表した数量ベースの数字です。そこで、日銀の価格データを使って、金額ベースの在庫の動きをみると、減少が一段と鮮明です。理由は原材料価格が大幅に低下しているからです。
数量ベースと金額ベースの在庫の動きを図で表してみました。金額ベースの下落幅が大きいことが読み取れます。
月曜日の日経平均株価こそ、米国市場との連動で大幅に下げましたが、それでも3月10日の7021.28円を直近の底値として着実な上昇ペースを維持しており、約19%ほど高い水準に達しています。在庫の動向からみる限り、堅調な株価動向が維持されると見ています。
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レンタルポジと申します。以後、よろしくお願いします。
日銀短観、有効求人倍率の悪化幅がともに第1次石油ショック以来の悪さとは驚きました。転職市場も非常に厳しく、生命保険の代理店営業にまでリーマンの生え抜き社員が応募しているようです。
失業者の増加は間違いないと見ますが、こんな時に個人的に注目している銘柄がエス・エム・エス(2175)です。同社は看護師の人材紹介で急成長を遂げていますが、今後は失業者の受け皿となるであろう介護師の求人サービスに期待できます。
4月には介護報酬の引き上げが開始され、国策により介護職員の増加は間違いないでしょう。ただ、激務であるため、人材の流動化が激しいのですが、株の回転売買のように、人が入れ替わるほど同社には収益機会が増すという側面もあります。
4月1日の終値46万2000円(前日比+0円)
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「ぎん」です。
毎月勤労統計調査で2月の製造業の残業時間が前年同月比48%減になったと発表されました。
いやぁ、これは厳しいですね~。
製造業に技術者を派遣する会社なんかモロに影響を受けているのではないかと思います。上場企業で最大手のメイテック(9744)の2月の月次情報によると、技術者の稼働率は89%と前年同月の97%を大幅に下回っています。
そのほか、アルプス技研(4641)、VSN(2135)なども同様に厳しい環境と想像されます。
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