« 今日の日経平均株価は? 4月24日 | トップページ | 本日の運用結果(4/24) »

2009年4月24日 (金)

今日の株式市場を振り返る 4月24日

 14円安と比較的に無難に始まった日経平均株価でしたが、その後は調整局面から抜け出せず、後場には一時152円安まで下げ幅が拡大して、結局139.02円、1.57%の下げで終りました。20090424

  決算発表を前に、様子見の姿勢が強いことに加えて、週末であることも影響したようですが、何といっても円高の影響が大きかったと思われます。対ドルの円レートは96円台後半まで強まりました。もちろん対ユーロでも大幅円高です。

 そのため、代表的な円高メリット株である紙・パルプが東証33業種の中で最も上昇しました。

 アジア市場はまちまちの動きで、日経平均株価の低迷が目立ちます。

 現在(午後4時)、GLOBEXではダウ平均、ナスダックとも下げています。ただし、3月の耐久財受注や新築住宅販売件数などの発表を控えて、動向の見通しは難しいところです。

 ところで、順調な株式市場の上昇を経験してきているため、市場の調整があると、気分的に重くなりがちです。しかし、心配することはあるまいと考えています。

 もし、経済の悪化など重大な局面の変化があるのであれば、株式市場は電力・ガス、医薬品、食品といったディフェンシブ株を高く評価する傾向が強まります。ところが、今日はそれらのセクターの株価は停滞しました。

 一方、好調だったのは、すでに指摘しましたが、円高による恩恵を受ける紙。パルプや、円高の影響とは直接関係の薄い銀行などでした。重要なのは、これらの分野が景気の動向に対して非常に敏感なセクターだということです。

 つまり、日経平均株価は9000円の壁に撥ね返されたため、再度チャレンジするためのエネルギーを蓄えていると考えるべきだと思います。

人気ブログランキングへ

|

« 今日の日経平均株価は? 4月24日 | トップページ | 本日の運用結果(4/24) »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

F 日本経済と市場」カテゴリの記事

1 かかし」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 今日の株式市場を振り返る 4月24日:

« 今日の日経平均株価は? 4月24日 | トップページ | 本日の運用結果(4/24) »