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2009年4月23日 (木)

企業の費用構造に注目~その2~

前回記事はこちら↓
http://kakashi490123.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-2820.html

先日、企業の費用構造に着目すると業績予想を立て易いといいましたが、今日は、簡単にその費用構造を把握(固変分解)する方法を紹介します。この固変分解には色々な方法がありますが、今日は最小二乗法をつかったものです。
下記のエクセルシートの黄色い部分を入力すると自動的に「変動費」「固定費」「損益分岐点売上」などがでます。

「nitihamu.xls」をダウンロード

データは日ハムの2期分のデータですが、変動費率は平均で約75%となっています。2期分をえることで、データの信頼性を確かめてください。4半期ごとのデータのため、企業が月次で把握しているデータに比べ信頼性は低く、固定費がマイナスになったり、全く使えないこともあります。食品などの設備投資をあまり必要としない製造業で使えるケースが多いようです。

日ハムに取材した感触では、同社の変動費率はだいたいこの水準にあるようでした。

次の期も変動費率、固定費があまり変わらないと思えるなら、売上の予想ができてしまえば、利益は(1-75%)=25%増えると簡単に利益の予想ができるのです。特に、日ハムは豚肉と鶏肉の価格に売上げが左右されるので、売上の予想はし易いです。

個人投資家の方々はエクセルを使い、もっと企業分析ができると思っています。

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