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2009年4月19日 (日)

ハイテク株の上昇について考える

 半導体や液晶に関連する銘柄が大きく反騰しています。

 その理由として、製品価格の反発が最も重要でしょう。

 それでは、製品価格の反発の背景にある需給の状況はどうなのか? 

 経済産業省の鉱工業生産動向を使って、集積回路の需給の状態を見てみました。細い実線が出荷数量の前年同月比増減率の推移。点線が在庫数量の前年同月比増減率です。そして出荷数量の増減率から在庫数量の増減率を差し引いたものが、「出荷在庫バランス」と呼ばれる需給状況を示す指標です。ここでは赤い太線で示しています。2009042000000

 ここから読み取れることは、在庫調整が急速に進展したことから、「出荷在庫バランス」の底打ちが鮮明になっていることです。株価はこのような展開を非常に好みます。

 じつは、これは日本だけのことではないのです。米国商務省のデータを用いて同じようなグラフを作成しました。コンピュータ及びその関連部門の金額ベースの出荷の前年同月比増減率が細い実線です。そして在庫金額の前年同月比増減率を点線で示しました。出荷金額の増減率から在庫金額の増減率を差し引いたものが「在庫循環モメンタム」です。数量ベースが「出荷在庫バランス」、金額ベースが「在庫循環モメンタム」であることにご注意ください。20090420

 ここでも、在庫調整の急速な進展で、在庫循環モメンタムに底打ちが鮮明になっています。

 つまり、ハイテク株の上昇の基盤となっている需給バランスの改善は世界的な傾向であり、その基調は強いと考えても良さそうです。

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