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2009年5月16日 (土)

米国株式市場を振り返る 5月15日

 無難な内容の経済指標が続いたにも関わらず、ダウ平均株価は62.68ドル、0.75%の下落に終わりました。原油価格の下落で、エネルギー関連株が低迷したことが影響したと見られます。20090515

 4月の消費者物価は、コアが予想を若干上回る上昇を示したほかは、ほぼ事前の想定内でした。ニューヨーク連銀の製造業景気指数は予想より減少幅が縮小しました。4月の鉱工業生産はほぼ予想どおりでしたが、設備稼働率は想定以上に上昇しました。ミシガン大学消費者信頼感指数は予想をわずかながら上回りました。

 午前10時半すぎにダウ平均株価が60ドル強上昇したのは、このような経済指標によるものと見られます。

 ところが、その後は一転して調整色が強まります。原油価格の下落でエネルギー関連株が低迷したことが背景にあります。シェブロンの株価を見ると、ダウ平均株価の動きをそのまま写したように感じられます。Chevron20090515

 それだけではなく、ディーラーの削減を表明したGMの株価低迷も目立ちました。Gm20090515_2

 CNNでは、投資運用会社スティフェル・ニコラス社のトム・シュレーダー氏の言葉を引用しながら、過去9週間の大幅上昇の反動であり、このような状況はしばらく続くだろうと指摘しています。そして、「私たちは次のカタリスト(=触媒、株式市場の牽引役)を待ち望んでいる」と述べているのですが、まさに同感です。

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