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2009年5月15日 (金)

今日の株式市場を振り返る 5月15日

 今日は大きく外してしまいました。警戒して臨んだ日経平均株価なのですが、終わってみれば171.29円、1.88%の上昇でした。前日の下げの3分の2を取り返しました。20090515

 米国株式市場の上昇、円高一服に加えて、3月の機械受注の減少幅が小幅にとどまり、内閣府が基調判断を上方修正したことが、株式市場を押し上げました。

 株価上昇率の上位には、金融セクターのほかに、非鉄、電気機器、精密といった円安メリットセクターが顔をだしています。

 一方、下落率の上位には、代表的な円高メリットセクターである紙・パルプ、前日の主役であった景気抵抗力の強い「電力・ガス」、「食料品」、「医療」などが並んでいます。

 前日の裏返しとでもいうべき展開ですが、どうも円の動きに一喜一憂する傾向が顕著です。

 現在(午後8時40分)、GLOBEXではダウ、ナスダックとも僅かに上昇しています。ただし、これから4月の消費者物価指数、5月のニューヨーク連銀製造業景気指数、4月の鉱工業生産と設備稼働率、5月のミシガン大学消費者信頼感指数の速報値など重要な指標が立て続けに出てきます。

 日本の株式市場で気になるのは、今日の上昇でも、これからの持続的な上昇への手掛かりがつかめたようには見えないことです。

 また、日本が拠り所としてきた米国株式市場も、ストレステスト後の市場牽引役が見えないという点は昨日も指摘しました。

 そのような局面にあるにもかかわらず、日米の株価乖離が著しく、日本が米国を大きく引き離した状況が続いています。これは、日本株の調整の可能性を示唆します。20090515_2

 以上から、今日は警戒のスタンスで予想を外してしまったものの、そうかといって、このスタンスを簡単に変更するわけにもいきにくいところです。

 日経先物は夕場では6月限で0.9%弱下落しています。来週月曜日は、対ドルおよび対ユーロでの円の動向により大きく振れる可能性は大きいのですが、基本的には警戒スタンスで臨もうと現在は考えています。

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