« 新型インフルエンザの影響が大きい銘柄 | トップページ | 4月の米国住宅着工は予想を下回る »

2009年5月19日 (火)

今日の株式市場を振り返る 5月19日

 米国株式市場の大幅上昇を映した一日でした。明け直後から急速に上昇した日経平均株価はすぐに280円を超える上げ幅となりました。その後は高値に張り付いた様相で、251.60円、2.72%高で終えました。20090519

 前日に豚インフルエンザ関連として急騰した繊維セクターが反落したのが目立ちました。ところが、上昇したセクターは実に多彩で、特定のリード役が浮かんできません。

 原油価格の上昇で、国際石油開発帝石や石油資源開発の上昇が多少目立った程度で、その他は、素材などのローテクから精密や電気などのハイテクまで、円安メリット関連から円高メリット関連まで実に多彩な顔ぶれでした。

 ということは、日本独自の要因はあまり意味を持たない底上げ相場であったことを意味すると見ます。事実、香港、シンガポール、ソウル、シドニーなどアジア大洋州の市場も大きく上げており、それに連動して日本も平均的な水準の上昇をしたにすぎません。

 そうであるならば、これから開ける米国の状況が非常に気になります。現在(午後9時)GLOBEXではダウ、ナスダックとも上昇しています。ダウで56ドル高。昨日のNAHB住宅市場指数が良かったこともあり、もうすぐ発表される4月の住宅着工件数や建設許可件数、さらに開け前のホームデポの決算に対して楽観的な期待が膨らんでいるようです。

 GLOBEXの日経先物も9,400円を上回っており、米国株式市場の動向が期待通りであれば、明日の日経平均株価は、第1四半期GDPの一次速報値の影響も考慮しなければなりませんが、堅調な上げが期待できそうです。

 ただし、個人的には、この単純な株式市場上昇の構図や、米国を上回る上昇を遂げてきた日本の株式市場の水準に多少の不安感をもっております。

皆様のクリックがスケアクロウ一同にとって何よりの励みになります

人気ブログランキングへのクリックをお願いします

|

« 新型インフルエンザの影響が大きい銘柄 | トップページ | 4月の米国住宅着工は予想を下回る »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

F 日本経済と市場」カテゴリの記事

1 かかし」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 今日の株式市場を振り返る 5月19日:

« 新型インフルエンザの影響が大きい銘柄 | トップページ | 4月の米国住宅着工は予想を下回る »