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2009年5月27日 (水)

今日の日経平均株価は? 5月27日

 米国の「消費者信頼感ラリー」を受けて、今日の日経平均先物は高く寄り付きそうですね。寄付きの水準によって、投資スタンスを調整する必要があるため、いつもより複雑な対応が必要になりそうです。

 ダウ平均株価は196.17ドル、2.37%の大幅な上昇となりました。5月の消費者信頼感指数が54.9と、事前のコンセンサス42.6を大きく上回ったことが伝わると同時に急速に値を上げ始めました。5月のリッチモンド連銀製造業指数も、事前の予想値ー6に対して+4と強いものでした。3月のS&Pケース・シラー住宅価格指数はー18.70%と事前予想値を下回ったのですが、その差はわずかで、市場への影響は限定的でした。20090526

 この展開を映して、CMEの日経平均先物は9500円に達しています。

 ただし、頭に入れておかなければいけないことがあります。当たり前ですか、消費者信頼感指数は米国の消費の指数であって、日本の指標ではありません。しかも、昨年に比べてまだ低い水準にあります。住宅関連や雇用関連の指標は相変わらず低迷しています。したがって、過剰に楽観的な目で日経平均株価を見るのは要注意です。

 しかも、昨日の日経平均株価は、地政学的なリスクを十分に織り込んでいないように見えることも気がかりです。

 となれば、今日は9500円に近い水準で寄り付けば、警戒的に臨もうと考えます。ザラバで上げ幅を縮める可能性が大きいためです。もし、寄り付きが9500円を下回っていれば、強気で臨むつもりです。その程度は、9500円からの乖離の幅次第で、柔軟に対応したいと思っています。

 もうすぐ4月の通関ベース貿易収支が発表されます。株式市場への直接的な影響は限定的でしょう。ただし、対ドル円レートが多少円安方向に振れればプラス効果はあるかもしれません。

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