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2009年5月 9日 (土)

なぜ業績悪化の商社株が堅調なのか?

 大手総合商社5社の決算が出そろいました。今朝の日経新聞に2009年3月期の実績と2010年3月期の会社予想一覧が載っています。

 厳しい決算ですね。資源ビジネスへの依存度が高い三井物産(8031)の純利益は57%減少しました。一方、資源への依存度が低い住友商事(8053)の純利益は10%の減少にとどまりました。資源価格に振り回された1年と言えます。

 2010年3月期はもっと厳しい状況です。原料炭、鉄鉱石など年間契約の資源価格が大きく下落するためです。豪州に権益を持つ原料炭事業の収益悪化で、三菱商事(8058)が41%の純利益減少となる見通しです。住友金属工業のシームレスパイプ販売が米国を中心に低迷するため、住友商事も47%の純利益減を予想しています。

 このように、総合商社の業績が今後一段と悪化する見通しです。

 しかし、株価はこのような数字に大きく反応していません。むしろ堅調と言えるでしょう。総合商社に対する投資判断は「強気」です。

 理由は単純です。株価は早々と業績の悪化を織り込んでしまっているのです。より正確にいえば、株価は業績に連動するのではなく、資源価格に連動するのです。

 三井物産の株価と、代表的な国際商品指数であるCRB指数の動きを見てください。20090508_2

 業績が悪化しても、資源価格が上昇すれば株価も上昇します。そして、重要な点は、国際商品市況が世界経済の底打ちを反映して上昇に転じてきているということなのです。総合商社株はこのメリットを直接享受できるのです。

 ただ、そうは言っても、鉄鉱石が得意な三井物産、原料炭の比重が高い三菱商事は、年間契約価格の下落が利益を大きく引き下げるため、事業のバランスの良い丸紅(8002)や、会社の業績予想が保守的で上方修正余地があると見られる住友商事が、投資対象として適切であるように思われます。

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