偉人に学ぶ!ジョン・テンプルトンのボロ株投資法(2)
前回4月14日に予告記事を出しておきながら、遅くなってしまいました。
ブログで書く以上、もう少しテンプルトンの投資法を学んでからと考え、図書館で本を取り寄せていて時間がかかりました。参考文献は「マネーマスターズ列伝」(日本経済新聞社)です。
いざ、読んでみると、20ページ程度のもので、詳細には分からなかったのですが、ポイントだけまとめておきます。(ちなみに、この本は海外の多くの著名投資家が取り上げられており、入門書としてお勧めです。)
テンプルトンのボロ株投資法は、非常に単純で
「株価1ドル未満のものをすべて買って、4年後にすべて売却する」です。
1ドル未満に意味はないようですが、今、市場から見捨てられている株に投資をするためとのこと。
またなぜ4年後なのかというと、4年もあれば、割安株が割安株と世間に十分に認知されて評価が是正されると考えているためです。EPSの成長×PER水準の上昇でダブルで株価上昇が見込めるという、うまい話です。(株価が低いのは割安ということではなく、単純に経営危機だからじゃないか?という問題はある気がしますが。)
テンプルトンの結果はというと、1ドル未満の104銘柄を100株ずつ買いつけ、合計約1万ドルを投資。そして、4年後に売却したときには、4万ドルに膨れ上がっていたそうです(現在の時価で100万ドル=1億円)。
4年間で4倍です。
次回は、日本市場で実際に運用した時の過去の実績についてお話します。
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