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2009年6月18日 (木)

今日の株式市場を振り返る 6月18日

 米国市場が小動きであったにもかかわらず、前日に上昇した反動もあって、62円安で始った日経平均株価は、すぐに下げ幅を拡大しました。そして後場がはじまっで間もなく一時191円の下げ幅に達しました。ただ、大引け前30分に上昇したため、137.13円、1.39%の下落で終了しました。20090618_2

 対ドル円高が相場全体の重石になっている状態が続いています。

 前日に下落率トップであった情報通信が今日は一転して上昇率トップとなるなど、前日の裏返しにすぎないような展開が目に付きました。そのためか、前日同様に相場全体の流れが見えません。

 ところで、対ドル円レートの動きなのですが、今日は一段の円高には至りませんでした。今後円安への動きが鮮明になれば、株式市場に強い上昇要因になってきそうなため、動きに注目する必要があります。B20090618

 現在(午後6時20分)のシカゴの状況ですが、ダウが10ドル高、ナスダックが3.5ポイント安とまちまちの動きです。ただし、ダウはプラス幅が縮小しており、ナスダックはプラスからマイナスに転じています。状況は悪化の方向ですので要注意です。

 これから、6月14日までの週の新規失業保険申請件数、5月の景気先行指数、6月のフィラデルフィア連銀景況指数と比較的に重要な指標が出てきます。

 特にフィラデルフィア連銀景況指数の6月のコンセンサスは-18と前月の-22.6からかなり大きく改善することを見込んでいるのですが、果たしてどう出るか楽しみです。

 今日の日経平均株価は寄り付きが安く、ザラバでは上昇の可能性もあると見ていたのですが、大きく目算が外れてしまいました。たしかに2時半過ぎからの上昇はあったのですが、どうも夕場や翌日に向けての単なるギャップ・アップ狙いのような気がしてなりません。したがって、大きな意味はないと見ています。

 ただし、低位に沈んだとはいえ、ザラバの動きは、下値の堅さも示唆しているように見えました。それに期待しすぎるのは危険ですが、もし対ドル円レートが明確に円安方向に動き出せば、株式市場が強く反騰することを語っていると個人的には考えています。

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