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2009年6月 4日 (木)

今日の日経平均株価は? 6月4日

 ダウ平均株価の下落から、今日の日経平均株価の寄り付きも下げると思われるのですが、寄り付きの価格次第でその後の対応を柔軟に考える必要がありそうです。

 ダウ平均株価は65.63ドル、0.75%下落しました。といっても、大引け1時間前には130ドル近く下げていましたから、かなり急速な戻しが入っています。しかも、時間外では12ドル程度の下げにとどまっています。2009060300000

  経済指標が期待に応えてくれるものでなかったことが、利益確定の売りを誘ったと理解しています。5月のADP雇用者数は53.2万人の減少で、コンセンサスであった52.5万人を上回りました。5月のISM非製造業景況指数も44.0と事前予想の45.0を下回りました。さらに、4月の製造業受注指数も0.7%の増加にとどまり、期待された0.9%に届きませんでした。

 これらの経済指標が上昇の続いた株式市場に一服する格好の機会を与えたということでしょう。ただ、バーナンキFRB議長が、雇用や家計資産の状況に懸念を表明しながらも、今年後半の経済活動の回復というこれまでの見方を維持したことが、大引け直前の戻しの背景になっていると思われます。

 というわけで、今日の日経平均株価なのですが、CMEの日経先物価格9625円を基準にして考えてみたいと思います。前日比120円以上の下げで寄り付くようであれば、ザラバでの下げ幅縮小も考慮して多少強気で臨んでみたいと考えます。一方、前日比120円以下の下げでの寄り付きとなれば、ザラバでも軟調な展開が続くこともありうるとして警戒的に対応するつもりです。

 日経平均株価も上昇が続いたあとの一服がほしいところです。資源価格の反落と円高方向への動きがそのための引き金になる可能性があります。長期的な株式市場の上昇にとっては、このような調整は必要であると考えます。

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