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2009年6月29日 (月)

在庫循環モメンタムで5月の鉱工業生産動向を読むと?

 5月の鉱工業生産動向をどう見るかについて、株式市場に気迷いが見られるように思います。

 確かに力強い回復とはいかなかったのですが、決してがっかりするようなものでもありません。在庫循環モメンタムを通して見ると、株価の上昇要因と見ることができそうです。

 まず生産の動きを見ましょう。前年同月日の増減率です。底打ちがやっと目に見える動きになってきました。20090629_2

 次に、出荷数量の増減率から在庫数量の増減率を差し引いて算出する景気指標である「出荷在庫バランス」の動きです。生産の動向よりも、さらに底打ちが鮮明ですね。520090629

 それでは、出荷金額の増減率から在庫金額の増減率を差し引いた「在庫循環モメンタム」です。「出荷在庫バランス」以上に底打ちが明らかです。理由は原材料価格(投入価格)が出荷価格(産出価格)より急速に低下していることです。20090629_3

 なぜ在庫循環モメンタムの底打ちが株価にとって重要なのか?両者が連動しているためです。20090629_4

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