« 鉱工業生産動向が6月相場の牽引役に? | トップページ | 本当に必要な個人投資家向けIRとは »

2009年6月 1日 (月)

今日の日経平均株価は? 6月1日

 今日の日経平均は先週末に比べてわずかに高い水準での寄り付きを想定しています。ただし、その後の展開は予断を許さず、警戒的なスタンスを緩めないつもりです。

 先週の日経平均株価が壁であった9500円を上回って引けており、しかもダウ平均株価も100ドル弱上昇して8500ドルに達しました。したがって、今日の日経平均株価が堅調な上昇を続けても不思議ではありません。

 しかし、正直なところ腑に落ちないところも多いのです。

 日米とも、大引け直前のわずかな時間で買い上げられて終えています。お化粧買いで株価水準が底上げされているわけです。

 また、対ドル円レートの動向も気になります。GMの一時的国有化が織り込み済みの話であるとしても、早期再建のために不可避である雇用調整が、本当にドルの価値に対して何の影響も与えないないものかどうか気になります。円高の可能性もあるのではと個人的には見ています。

 したがって、たとえ堅調な寄り付きであろうと、その後調整する可能性も念頭に置いて警戒的に臨みたいと考えています。

 ただし、すでにお話しているとおり、鉱工業生産動向などの指標は株式市場の基調が堅調であることを示唆していますから、一時的調整としての反落は望ましいことと考えています。

 矛盾するようですが、もし私の考え方が誤りで、市場が調整の気配も見せず、力強く上昇を続けるようであれば、9500円の壁を本当の意味でブレークしたとして、その流れにはついていかなければなりません。その牽引役が何であるのか、はっきりみえているわけではないのですが・・・

皆様のクリックがスケアクロウ一同にとって何よりの励みになっています。今後ともよろしくおねがいいたします

人気ブログランキングへ

 

|

« 鉱工業生産動向が6月相場の牽引役に? | トップページ | 本当に必要な個人投資家向けIRとは »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

F 日本経済と市場」カテゴリの記事

1 かかし」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 今日の日経平均株価は? 6月1日:

« 鉱工業生産動向が6月相場の牽引役に? | トップページ | 本当に必要な個人投資家向けIRとは »