« 倒産件数から見て株価底打ち宣言は時期尚早!? | トップページ | 米国の株式市場を振り返る 6月5日 »

2009年6月 5日 (金)

今日の株式市場を振り返る 6月5日

 上値の重さより下支えの強さが印象的な1日でした。83円高でスタートした日経平均株価はわずか56円という狭い範囲での値動きに終始して、99.05円、1.02%の上昇で大引けとなりました。20090605

 商品市況、中でも原油価格が株式市場に大きく影響する状況が続いています。石油開発を中心とする「鉱業」や「石油石炭製品」など石油価格上昇の恩恵を受けるセクターが相場を牽引する一方で、「海運」や「パルプ・紙」など石油価格上昇による採算悪化のダメージが大きいセクターの下落が目立ちました。

 三菱自動車や富士重工業など電気自動車関連銘柄が好調である背景には、市場テーマを追う投資家のセンチメントの改善という側面もあるのでしょうが、自動車燃料がガソリン依存から本格的に脱却しつつあるという巨大な構造変化を映していると見ています。原油価格が高騰すれば、電気自動車関連株も上昇するという関係が続きそうです。

 今日のアジア市場は上海と台湾を除いて概ね堅調に推移しました。現在(午後7時20分)GLOBEXではダウ、ナスダックとも上昇しています。ダウで34ドルの上げです。値動きもしっかりしています。

 ただし、これから5月の非農業部門雇用者数と失業率、そして4月の消費者信用残高が発表になります。雇用統計は景気に対しては基本的に遅行性があります。コンセンサスを下回ったADPの数字もあるわけですから、油断はできません。

皆様のクリックがスケアクロウ一同にとって何よりの励みになっています。これからもよろしくおねがいいたします

人気ブログランキングへ

 

|

« 倒産件数から見て株価底打ち宣言は時期尚早!? | トップページ | 米国の株式市場を振り返る 6月5日 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

F 日本経済と市場」カテゴリの記事

1 かかし」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 今日の株式市場を振り返る 6月5日:

« 倒産件数から見て株価底打ち宣言は時期尚早!? | トップページ | 米国の株式市場を振り返る 6月5日 »