今後の商品価格をどう捉えるか?
商品価格が再び高騰に転じてきました。
昨年の今頃は、全てのコモディティ価格が大幅な上昇をみせており、新興国の発展とともに商品需要が増え、高値が続くとの予想が多かったように思います。ですが、結局ヘッジファンドなどが資金を引き上げると、一気に価格は落ち着きました。
今回も、証券化商品に懲りた一部投資家から資金が出ていると日経新聞にもあり、短期で見ると投機色の強い商品市況の予想は難しいです。ただ、下記を見てください。
1970年から直近までの小麦価格のチャートですが、今年の安値5ドル/1ブッシェルも長期で見ればかなり高い水準にあることが分かります。人口増加により食料が足りなくなる可能性は高いため、長期で見ると食料品価格に恩恵を受ける銘柄は良いでしょう。
加工がメインである日本の食品会社の多くは原材料高によるデメリットを受けますが、川上のファーム事業を手掛ける日本ハムや、在庫評価額が切りあがる食料品卸会社などは長期では追い風が吹いているといえそうです。
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