内食ブームでも、よりやすいものが人気傾向
内食需要の衰える気配がありません。
コーヒー豆、焼きそばなどの生めん、ウイスキーなどの売行きが絶好調のようです。日経平均株価は、このところ力強いものの、失業率が5%を上回るなど賃金の上昇は当面見込めないことから、当面内食の強含み傾向は続くでしょう。
なかでも、焼きそばなどの安価な商品は10年3月期を通して堅調な売上を達成できるのではないかと考えています。不況でもやしなどの低価格食材がうれているということにもリンクしていそうです。
やきそばなどの生めんを製造する東洋水産(2875)では、工場の稼働時間を延長するなどして増産にあたりだしました。もともと、10年3月期は、生めんの売上を強気で見ているようですが、その予想を上回っている可能性が強そうです。
同社の生めんの全体売上に対する比率は20%ほどですが、総務省が発表している家計調査によると、売上の大部分を占めるカップめんなどの消費も前年よりだいぶ伸びているようです(商品別の消費額はこちらから<品目分類>を参照)。10年3月期は、販促費がかさむことは確実ですが、会社計画である2%程度の営業増益は保守的と見るべきでしょう。
内食がもてはやされた09年3月期の傾向を引き継ぎつつも、より低価格な商品が注目されそうです。
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