米国株式市場を振り返る 8月28日
マーケット開始前のGLOBEXではダウ、ナスダックとも上げ幅を順調に拡大していました。当然、開始後も堅調な動きを期待したのですが、直後こそ高かったものの、ザラバで失速してしまいました。
ほぼ前日終値付近で始まったダウ平均株価は、9時半過ぎには50ドル弱まで上げ幅を拡大しました。しかし、その後は調整色が強まり、36.43ドル、0.38%の下落で引けています。ナスダックもプラスでしたが、ダウと同様の展開でした。
マーケット開始前後の好調な動きを牽引したのは、ハイテクセクターでした。
第3四半期の売上見通しをコンセンサスを上回る水準に上方修正したインテルの株価が、一時6%強まで上昇しました。
「予想よりマシ」な決算を発表したデルも一時10%強上げています。ただ、その後上昇幅を縮め、1.8%の上昇で引けており、引け後の時間外取引では0.2%の下げに転じました。
これらのナスダック銘柄動きがダウにも大きく影響しました。
7月の個人所得や個人支出に大きなサプライズはなく、8月のミシガン大学消費者信頼感指数は、上昇修正こそされたものの、確報値であるためか、影響は限定的であったようです。
それでも、午後になって、ダウ平均株価が多少戻したのは、原油価格上昇がエネルギー関連株を支えたことや、予想を上回る決算を発表した銘柄が健闘したためと思われます。
その健闘企業の一つであるティファニーの株価はこのように動きました。
先週のダウ平均株価0.4%の上昇にとどまりました。一方、日経平均株価は2.9%の上昇です。
日米の株価の連動性という点からみると、日経平均株価の来週は、多少頭が重くなる感じがします。
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