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2009年9月26日 (土)

キユーピー(2809) : 春 研一

決算発表が近づいてきましたので、3週間ほど前にお話ししたキユーピーについて改めて書かせて頂きます。決算発表予定日は930日(水曜日)です。

前回お話ししたポイントを述べますと、同社は高シェアのマヨネーズ・ドレッシングで収益を稼ぎながら、タマゴ事業やカット野菜といった成長性の高い事業も兼ね備えた企業で、中期的に安定的な成長が見込める数少ない食品企業です。

ただし、原料に食用油を多く使うため、業績は大豆価格の動向に大きな影響を受けます。1年ほど前まで大豆価格が急騰していたため業績が厳しく、株価も低迷していました。

世界的な景気後退で大豆価格も低下したのですが、今年の年初が底で5月まで大きく戻したため、株価も1月に天井を付け、市場全体が大きく上昇する中で、低迷が続いていました。

しかし、ここに来て大豆価格が再び1月安値に近づいていますので、注目される可能性が高まっているというものでした。

ただし、厳密に言えば、大豆油の価格は大豆価格だけでなく、海上運賃と為替にも影響を受けます。この二つも大豆価格同様、ここに来て海上運賃は年初来の低水準(参考:http://bdi.seesaa.net/)、為替は年初来の円高となっており、同社にとっては盆・暮れ、正月が一度に来たような状況です。

30日に発表になる第3四半期決算は、好調が継続することが見込まれます。

ただし、食品企業の四半期ごとの業績は、実態の事業の好不調を正確には表しませんので少し厄介です。これは、広告宣伝費などの費用をどのタイミングで投入するかが、年によって異なるためです。仮に表面上いい業績であれば、早めに株価は反応しましょうし、表面上悪くとも、一時的要因と認識すれば、やがて株価は動き出します。

特に、最も業績へのインパクトが大きい原料の先行指標である大豆価格、海上運賃、為替が全て同社にとってポジティブに動いていますので、注目される可能性は高いと思われます。

とはいうものの、食品株の場合、よほどの業績でなければ、株価が急速に動くこともありませんので、決算を見てから動いても間に合う可能性も考えられます。ただし、注目される決算発表であることは間違いないと思いますので、よく見ておいていただきたいと思います。

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