« キユーピー(2809) PARTⅡ : 春 研一 | トップページ | 今日の日経平均株価は? 9月9日 »

2009年9月 8日 (火)

今日の株式市場を振り返る 9月8日

 今日はザラバで上げ幅が縮小すると見ていたのですが、逆に拡大しました。

 原因は上海市場の動きであったと見ています。前日引け値を下回って始まった上海市場ですが、11時前にはプラス圏に浮上すると、後場は着実に上昇を続け、1.71%の上昇で終えました。特別な理由があったというよりは、8月の大幅な下落の反動と、8月の経済指標に対する期待感が上昇を支えたようです。

20090908_2

 32円高で寄り付いた日経平均株価は、2時過ぎまでは、60円程度の狭い値幅の中を上下していました。上海市場が安く始まったことが確認された前場の引け直前には一時20円安をつけています。

20090908_3

 ところが、後場になって、上海がプラスに転ずると息を吹き返し、午後2時過ぎには、上海の着実な上昇とともに、上げ幅が急拡大しました。72.29円、0.7%の上昇での大引けとなりました。

 昨日は、先週金曜日の米国株式市場に連動し、今日は上海市場の動きに振り回された展開でした。

 国内独自の動きとして、地球環境問題に関連する材料株の値動きの良さに注目できるのですが、株式市場全体か海外要因に大きく振り回される局面では、どうも影が薄いような印象があります。

 上海市場の上昇を受けてアジアの株式市場は揃って上げています。上海の他、香港、台湾、インドネシアが、日経平均株価の上昇率を上回りました。香港の後場動きを見ると、上海の影響の大きさを物語っています。

20090908_4

 GLOBEXではダウ(+86ドル)、ナスダック(+16.25)とも大きく上げています。今日は7月の消費者信用残高を除いて重要な指標の発表は予定されていません。

 したがって、今日の米国株式市場は堅調に推移しそうなのですが、一つ気をつけておかなければならないことがあるようです。為替です。

 対ドル円レートが急速に円高に振れているのです。ユーロに対してもドルが売られていますので、ドル安と言ったほうが適切です。欧州での強い経済指標が引き金となったらしいのですが、急速なドル安が米国の株式市場にとって必ずしもプラスとは限らないことを念頭に置いておいたほうが良さそうです。

B20090908

 もちろん、急速が円高が日本の株式市場にネガティブであることは言うまでもありません。

皆様のクリックがスケアクロウ投資経済研究所一同にとって何よりの励みになっています。「ブログランキング」のマークをクリックしていただけるとランキングのポイントになります。ご協力をよろしくお願いいたします。

  

                     

 人気ブログランキングへ 

本文中に使用しているデータやグラフ類は主にここに掲げる各社の公表しているものに大変お世話になっております:経済産業省、日本銀行、東京証券取引所、CME GROUPCNN MoneyMSN Money、アット・ニフティ・ファイナンス、Yahoo!ファイナンス、外為どっとコム  

      

 

|

« キユーピー(2809) PARTⅡ : 春 研一 | トップページ | 今日の日経平均株価は? 9月9日 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

F 日本経済と市場」カテゴリの記事

1 かかし」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 今日の株式市場を振り返る 9月8日:

« キユーピー(2809) PARTⅡ : 春 研一 | トップページ | 今日の日経平均株価は? 9月9日 »