今日の日経平均株価は? 10月7日
米国株式市場の急騰という株価上昇要因と、対ドル円高の進行という株価下落要因の綱引き---昨日と同じ構図です。
昨日はザラバでの円高加速が株式市場の頭を押さえました。今日も、為替動向に振り回される展開が続きそうなので予断は許しません。
ただ、米国市場が2日連続の急騰であることから、今日の日経平均株価の寄り付きは高く、ザラバも堅調な推移を想定して臨みたいと考えています。
寄り付きは、CMEの日経平均先物価格(円ベース)9.745円をメドとしていますが、それより多少高めである可能性もありそうです。
今日は、午後2時に8月の景気動向指数の速報値が発表されますが、株式市場への大きな影響は想定していません。昨日のような為替の急激な動きを警戒しつつ、米国株式市場の上昇や商品市況の高騰を意識しながら、相場展開を追っていくということになりそうです。
ダウ平均株価は131.50ドル、1.37%の大幅上昇となりました。
ARB(オーストラリア準備銀行)の利上げが、国際金融不安からの脱却と景気回復のシンボルとして、市場から大いに歓迎されたようです。
ドル安を反映して、国際商品市況の上昇目立ち、株式市場を押し上げました。代表的な金鉱株であるニューモント。マイニングの株価が6.97%と大きく上げています。
午後になって、金融株を中心に調整局面がありましたが、一時的でした。
ハイテク指標であるフィラデルフィア半導体指数が、前日に引き続いて2%を越える上昇すると同時に、シカゴオプション取引所のVIX指数が4.3%弱下落して、投資家心理の改善を示唆しています。
このように見ると、グローバルな株式市場の環境は好転しているにも関わらず、為替の主にを背負って日本市場だけが取り残されているように感じられます。そして、このような不自然さは、かなり近い将来に解消されるような気がします。
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