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2009年10月16日 (金)

今日の株式市場を振り返る 10月16日

 日経平均株価は小幅に上昇したのですが、ザラバの停滞には、来週の不安な展開を暗示するような重圧感を感じました。

 37円高で寄り付いた日経平均株価は、すぐに51円まで上げ幅を拡大しました。しかし、その後は失速して、午後2時頃には一時22円安となりました。引けにかけて多少は戻したのですが、18.91円、0.18%の小幅高で終えています。トピックスは0.35%の下落でした。

20091016

 ファイナンスが懸念される銀行セクターが、経営の先行きに不透明感が強い日本航空の債権者でもあることが、ザラバの頭を重くした大きな要因であったと見ています。

 加えて、これまで敏感に反応してきた対ドル円レートの動きに対してマーケットが鈍くなってきたことが気になります。今日は円安方向に振れたのですが、大きなインパクトが感じられませんでした。

B20091016

 実は、前日の夕場での日経平均先物の動きも同様に対ドル円安方向への動きにあまり反応しませんでした。

 理由はいくつかありそうですが、(1)過去2週間の大幅な株価上昇で、ある程度の対ドル円安への動きの影響は織り込んでしまった、(2)政府の対応の問題もあって、対ドル円高の基調は変わらない、などが重要だろうと思っています。

 となれば、異常な円高の修正に沿って、株式市場がさらに上昇を続けるというシナリオが描きにくくなります。市場の重要な牽引役の姿が見えなくなるということです。

 であれば、弱気ではないのですが、マーケットが一休みすることも念頭に置くことが必要になりそうです。

 ただし、この見方には日米の株価連動性の高さという観点が考慮されていません。もし、米国の株式市場が、このまま順調に上昇を続けるならば、日本も堅調さを維持することができるかもしれません。

 しかしながら、米国の株式市場も、インテル、JPモルガン・チェース、グーグルなどの好決算を大幅に織り込んでしまったことが気になります。今後は、決算が株式市場に与える影響が次第に限定的になっていく懸念があります。

 となると、日米ともに、今後一時的にマーケットの頭が重くなることが避けられないかもしれません。

 今日のCMEでは、ダウ(-45ドル)、ナスダック(-6.25ポイント)ともに下落しています。両者とも下げ幅は拡大しています。

 バンク・オブ・アメリカは売上と損益ともに予想を下回りました。GEは利益がコンセンサスを上回ったものの、売上は下回っています。前日引け後のグーグルの決算jは良かったのですが、その効果が掻き消されてしまったように見えます。

 経済指標としては、8月の対米証券投資、9月の鉱工業生産と設備稼働率、そして10月のミシガン大学消費者信頼感指数の速報値などが予定されています。

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