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2009年10月 4日 (日)

予想外に好調だった8月の米国在庫循環モメンタム

 先週金曜日に、米国商務省が8月の出荷・在庫・受注統計を発表しました。株式市場な調整の気配を見せる中で、弱い指標が出てくるのではないかと気懸りだったのですが、予想に反して堅調でした。

 製造業出荷は前年同月に比べて18.30%の減少でしたが、7月には20.66%下回っていました。一方、製造業の在庫は前年同月より11.61%低く、厳しい在庫圧縮が続いています。7月は10.49%の低下でした。

 この結果、出荷の増減率から在庫の増減率を差し引いた在庫循環モメンタムは-6.69[-18.30-(-11.61)]となりました。7月は-10.18でしたから、3.49ポイント上昇したことになります。

 図にすると、この動きが鮮明になります。赤い太線が製造業の在庫循環モメンタム。それを構成する出荷は細い実線、在庫が細い点線で示されています。

20091005 

 この指標にこだわるには理由があります。株式市場との連動性がきわめて高いのです。

20091005_2

 つまり、在庫循環モメンタムが上昇を続けている局面では、株式市場の調整があったとしても、一時的なものにすぎず、基調は上昇を維持する可能性が高いと見られます。

 となると、注目すべきは日米の株価の連動性の高さです。

09030910020091005

 米国株式市場の調整が一時的なものであるならば、日本だけが本格的な調整局面に入ると考えるのは極めて不自然です。

 したがって、皮肉なのですが、先週金曜日の日経平均株価が見せたような、凍りついてしまった様なマーケットは、むしろ悲観的なセンチメントが十分に行き渡り、一段の下げ余地が小さくなっていることを示唆しているのかもしれません。

9220091005

 というわけで、シカゴの日経平均先物価格(円ベース)が9,700円であるため、寄り付きは低めかもしれませんが、株価回復の展開にはすぐについていけるような体制をとっておこうと考えています。

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