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2009年12月 7日 (月)

今日の株式市場を振り返る 12月7日

 大幅高とはいえ、気になる点が多いマーケットだったという印象です。

 先週末の米国雇用統計発表をきっかけに対ドル円レートが大きく円安方向に振れたことが、日経平均株価の急騰を牽引しました。109円高で寄り付くとすぐに上げ幅を181円まで拡大しています。

20091207_3

 しかしながら、徐々に上げ幅を縮め、後場開始後には一時83円高となりました。前場に付けたピークからは100円弱下げたことになります。その後は多少盛り返して、145.01円、1.45%高で大引けとなりました。終値はピークから40円ほど低い水準です。

 もっとも気になるのは、マーケットの牽引役であった対ドル円レートの動きです。今日はさらに円安が進むという期待もあったのですが、フタを開けると円高方向へ振れました。これがザラバに停滞感を漂わせた最大の要因であったと見ています。

B20091207

 それでも、円安メリット株がマーケットには大きく貢献しました。アドバンテスト、ファナック、京セラ、TDK、キャノン、東京エレクトロンのわずか6社で日経平均株価を50円弱引き上げました。今日のマーケットの上昇額の約3分の1に達します。

 米国雇用統計によって生じた大幅な対ドル円安のインパクトが今日のマーケットに織り込まれたと見れば、今後さらに対ドル円安への振れが持続しない限り、マーケットの上昇力は著しく鈍化せざるを得ないと考えます。そして、現在までの動きは円安どころか、多少円高方向に振れていることが気になります。

 というわけで、今後も為替動向から目を離せない状況が続きそうです。

 アジア市場はマチマチですが、若干上げが優勢です。台湾(+1.6%)の上昇が目を引きます。その他上海、韓国、シンガポールが上げています。一方、インドネシア(-1.1%)、インド(-0.9%)の他に香港、マレーシアなどが下げています。

 欧州は、スイス、オランダを除き大半の市場が下げています。欧州が弱いことで気になるのは、原因の一部がドバイ市場の急落にあるのではという点です。ドバイ・ワールドの債務返済にあったって、政府資産を売却する意思がないことが明らかになって、マーケットがショックを受けたようです。現在ドバイ市場は6%を越える急落となっています。

Dubai20091207

 GLOBEXでは、ダウ(-33ドル)、ナスダック(-6ポイント)ともに下げています。両者とも下げ幅は多少縮まっているものの、軟調な地合いのようです。

 今日は、10月の消費者信用残高のほかにめぼしい経済指標は予定されていないのですが、FRBバーナンキ議長のワシントンでの講演に注目が集まっているようです。雇用統計を背景に、低金利政策に対してどのような発言をするのか楽しみです。為替に影響があるかもしれません。

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