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2009年12月 5日 (土)

米国株式市場を振り返る 12月4日

 ダウ平均株価は22.75ドル、0.22%の小幅な上昇でしたが、ザラバの動きはダイナミックでした。堅調どころか、暴落したような印象です。

 11月の雇用統計が良い内容であったことから、マーケットの開始直後のダウ平均株価は150.55ドル高まで一気に上げ幅を拡大しました(「11月の米国雇用統計は、コンセンサスを上回って改善」)。 ところが、この雇用統計の強さが、他通貨に対してドルの急騰を引き起こし、商品価格を引き下げた上に、金利引き上げ懸念も台頭して、株価が急落を始めました。2時半前には54ドル安となり、高値から206ドル弱の暴落ともいえる下げになりました。

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 金価格が4%を越える大幅な下落となり、ニューモント・マイニングの株価が4.5%下げています。

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 また、原油価格の下げを受けて、エクソン・モービルの株価も低迷しました。

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 一方で、代表的なハイテク指標であるフィラデルフィア半導体指数が2.1%上昇したことから、ハイテク株が総じて堅調でした。ヒューレット・パッカードが1.7%上昇しています。

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 長期金利の上昇局面で収益が改善する傾向のある銀行株も健闘しました。バンク・オブ・アメリカの株価が大引けにかけて上昇して、ダウ平均株価を下支えしたようです。

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 このような米国株式市場の動向が、月曜日の日経平均株価にどう影響するか、興味深いところです。

 CMEの日経平均先物価格(円ベース)は10,215円となっていますから、大幅な上昇での寄り付きとなりそうです。

 問題はそのあとです。前週に10%を越える上昇を見せた後の大幅上昇ですから、まさに利益確定のための絶好の機会が生じたと考える投資家がいても何の不思議もありません(「11月の米国雇用統計の日経平均株価への示唆」)

 現在は、対ドル円レートが1ドル90円付近で落ち着きを見せています。

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 注意したいのは、これまでの日経平均株価と対ドル円レートとの関係を見ると、10,000円台を安定的に確保するためには1ドル95円程度が望ましいようです(「今日の株式市場を振り返る 12月3日」)。つまり、1ドル90円では、株価10,000円台を安定的に維持するのは不十分ということです。したがって、月曜日の利益確定売りに警戒したいと思っています。

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