今日の株式市場を振り返る 12月4日
想定していたよりも強いマーケットでした。ただ、ザラバ動きを見ると、10,000円の壁が厚いという感じです。今後は、急騰後の一時的な調整局面も念頭に置く必要がありそうです。
米国株式市場の下落を無視するように、41円高で寄り付いた日経平均株価は、前場で一時的に弱含む局面も見られたのですが、すぐに持ち直しました。その後は、10,000円を前にして狭い範囲の値動きを繰り返し、大引け直前なって、ようやく10,022.59円まで持ち上げたように見えました。44.92円、0.45%の上昇です。
昨日にコメントしたのですが、このまま10,000円を越えて順調に上昇を続けるためには、対ドル円レートが現在の水準から一段と円安方向に振れ続けることが必要だと考えています。
今日も、電気機器、機械等の円安メリットセクターが上昇率上位に顔を出しています。円安が相場を牽引したようです。
気になるのは、JALが8.7%と大きく上昇したこと。積極的に買い進まれたというより、売り方が踏み上げられたように見えます。このため、空運セクターが今日のパフォーマンスのダントツのトップになっています。踏み上げ後の動向を多少懸念しています。
アジア市場は下げが優勢です。上海(+1.61%)、韓国(+0.6%)、インドネシア(+0.46%)を除いて、下落しています。その中ではインド(-0.75%)が目立ちます。
欧州市場も下げています。主要市場で上昇しているところはありません。ただし、各市場とも下げ幅は1%以内にとどまっています。
GLOBEXでは、ダウ(+16ドル)、ナスダック(+1.25ポイント)ともに上げています。ダウは僅かに上げる方向ですか、ナスダックは上げ幅を縮めているようです。いずれにしても、前日の下げからのリバウンドとしては、弱めです。
今日は、何と言っても、11月の雇用統計に注目が集まっています。非農業部門の雇用者数が12万5千人の減少にとどまるというのがコンセンサスです。前月は19万人の減少でしたから、状況が大きく改善する予想されています。失業率は10.2%と前月と同じ水準を見込んでいるようです。この雇用統計の他に、10月の製造業受注指数の発表が予定されています。
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