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2009年12月 8日 (火)

今日の株式市場を振り返る 12月8日

 先週から大幅な上昇を遂げてきた日経平均株価の下げが小幅にとどまったことから、底堅いという見方もできるのでしょうが、上値の重さが気になったというのが正直な印象です。

 対ドル円レートが円高へ振れたことに利益確定の動きが加わり、87円安で寄り付いた日経平均株価は、その後70円弱の狭い値幅の中での上下に終始して27.13円、0.27%安で終えました。

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 電力・ガス、医薬品、食料品など典型的なディフェンシブ・セクターがパフォーマンス上位に並んでいますので、市場心理がかなり弱気に傾いたもようです。

 目を引いたのはファーストリテイリングの株価下落でした。2日に発表した11月の既存店売上高が7.9%の伸びにとどまり、期初からの累計伸び率20.9%から大幅に減速したことが直接の原因と見られますが、今日の2時半に発表された11月の景気ウォッチャー調査で、「景気の先行き判断DI」を構成する小売関連が32.4と前月に比べて9.1ポイントも落ち込んだことも影響したと見られます。株価は1.9%下落して、日経平均株価を12円強引き下げました。今日のマーケット全体の下げの45%弱です。

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 その景気ウォッチャー指数は、マーケットとの連動性が比較的に高いことで知られています。11月に「景気の先行き判断DI」は34.5と前月に比べて8.3ポイントの落ち込みとなりました。グラフからみる限り、判断は微妙ですが、株価には重石になりそうな感じです。

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 このような流れからみると、どうもマーケットの底堅さには、これまでの大幅な株価上昇に伴う「強気」の慣性のようなものがマーケットの一部に残り、そのエネルギーが支えているのではと手前勝手に推測しています。

 今日の対ドル円レートは比較的に落ち着いていました。ただ、米国雇用統計が引き金になった2円の円安のうち半分はもう消えてしまいました。今後は、企業の大型増資や、輸出企業のドル売りなど円高要因も多く、円安がさらに進むかどうかは予断を許さない状況です。

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 アジア市場はマチマチの動きですが下げが優勢です。香港(-1.2%)や上海(-1.1%)の下げが目立つ一方で、インド(+1.4%)が上げています。

 GLOBEXでは、ダウ(-13ドル)、ナスダック(-2.5%)ともに下落しています。プラスからマイナスに転じてきました。

 今日はオバマ大統領がワシントンのブルッキングス研究所で、経済に関するスピーチをすることになっています。その他、食料品や医薬品などの小売りチェーンであるクローガ-(Kroger)の決算発表が予定されています。

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