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2009年12月17日 (木)

エスフーズ(2292) : 春 研一

個別銘柄のピックアップというよりも、インデックスの売り買いが主体というような相場が続いています。個別銘柄のファンダメンタルからのピックアップを旨とする私には、ちょっとやりにくいかなという感じです。ただし、ここはむしろそんな相場だからこそ、割安な個別銘柄が増えているので、インデックスの動きは気にせず、個別銘柄のファンダメンタルに注目して銘柄を選択したいと思います。

その中で、何度か当コーナーでも取り上げた銘柄ですが、再びエスフーズ(2292)を取り上げます。これまで述べてきたエスフーズのシナリオは、牛肉の下級部位の需給タイト感によって、同社の業績は好調に推移していますが、かなりの増額修正が期待される会社予想ベースでもPER11.5倍、実績PBR0.85倍と割安であり、再評価の可能性が高いというものでした。それに加えて、今年の冬はもつ鍋にブームの兆しがあり、仮にその予想が的中すれば、同社の業績には多大なインパクトを与えるという見方をしていました。

その後、時は経過し、実際寒い季節を迎えてみると、ほぼ予想通りというよりも、予想以上に内臓肉やもつ鍋がブームとなっているように感じられます。やはり、安くておいしいということで、この不況下で再評価が始まっているのでしょう。

10/2期の会社計画は、5%増収、2%営業増益というものですが、すでに09/8上期決算は2%増収、29%営業増益と絶好調でした。しかし、会社側では通期見通しを変えていないので、株式市場では依然それほど評価は高まっていません。1月の半ばには第3四半期の決算発表がありますが、第3四半期の3ヶ月もかなりいい業績ではなかったかと思われます。微妙なのは、かなり良い業績だとしても、通期の見通しを会社側が変えるかどうかは読みきれないことです。ただし、数が多い3月決算企業の決算発表は1月末からですし、2月決算は小売業中心ですので、ユニクロなど一部を除けばそれほどいい業績の会社は多くないと思います。そのため、会社側が通期の業績予想まで変えてくるようだと、かなり注目度が高まる可能性はあるでしょう。もちろん、会社側が業績予想を変えなかったとしても、第3四半期までの業績が高水準であれば、通期の増額修正を見込んで株価が反応することは十分考えられます。

なお、エスフーズに関しては、春研一のブログ「株式投資をファンダメンタルから極める」で数回にわたって詳しく取り上げています。興味ある方は、私のブログをお訪ねください。エスフーズの分析は業績表の活用(10)から3回にわたって解説し、

(参考URLhttp://ameblo.jp/halariga/entry-10397161232.html#main

        

さらにフォローアップ(2)でもつ鍋ブームの近況と、フォローアップ(3)で直近の輸入牛肉需給指数について述べています。

(参考URLhttp://ameblo.jp/halariga/entry-10406793683.html

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