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2009年12月 6日 (日)

明日(月曜日)の日経平均株価の動向について一言

 毎週のことですが、明日(月曜日)午前7時にFXブログ「野村雅道と楽しい投資仲間達」の私の投稿記事が掲載される予定です。タイトルは「利益確定の売りに警戒を!:かかし」です。ご参照いただければと存じます。

 ところで、明日は高く寄り付いたあと、利食い売りの出る可能性については、このブログで既にご報告したとおりです。(「日経平均株価とドル円の動き」

 そこで、株価がそのまま上昇を続け、この投資判断が誤りとなる可能性についても考えておこうと思います。

 現在はドル円が1ドル90円の近辺にとどまるとして投資判断をしているわけですから、もし想定以上に円安方向に振れれば、当然判断の修正をする必要が出てきます。

 注目しているのは、シカゴ・オプション取引所のVIX指数です。「恐怖指数」とも呼ばれるこの指標が、先週金曜日に大幅に下落しました。Vix20091204

 この指数が下落したということは、投資家が楽観的になって、リスク資産に積極的に資金を投入しようという気持ちになっていることを示唆しています。

 商品や高金利通貨などリスク資産への資金投入に当たって、これまでは低金利の米ドルで資金調達をしていました。その米ドルを売って投資するわけですから、ドルが弱くなる基調があったわけです。ドル・キャリー・トレードです。

 しかし、11月の米雇用統計の発表で様子が大きく変わりました。期待金利率上昇で、ドル・キャリーの動きは終息に向かいそうです。投資家のリスク許容度は高まっているわけですから、資金調達の矛先は再び円に向かう気配です。円・キャリートレードの復活です。

 実際に、ロンドンインターバンク金利(LIBOR)3カ月ものの動きを見ると、円金利とドル金利との乖離幅が縮小に向かっています。円金利がドル金利を上回る状態が続いていますから、その乖離幅の縮小は、ドル金利の上昇と円金利の下落によってもたらされています。

Liborm20091207

 円・キャリー・トレードの復活は円安を加速させますので、ドル円がさらに一段と円安に振れる重要な要因となる可能性があります。

 その場合には、急騰した株価は大きな調整も見せず、さらに上昇を続けることも想定されます。ただし、私はこのようななめらかな株価上昇の持続を想定しているわけではありませんので、念のため。

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