今日の株式市場を振り返る 1月18日
高値警戒感が強い中で、米国株式市場の比較的に大きな調整を受けての展開でした。それにしては、後場に多少の切り返しを見せるなど健闘したという印象です。
94円安で寄り付いた日経平均株価は、すぐに下げ足を速め、前場の引け時点では200円を越える下げ幅となりました。ところが後場に入って盛り返し、結局127.02円、1.16%の下げで大引けとなりました。後場に74円近く戻したことになります。
日足を見ると、5日移動平均線を僅かに下回るとはいえ、トレンドの崩す下げではないようです。このあたりは、ダウ平均株価の動きに似ています。しかも、後場に戻したために、かなり明確な下ヒゲをつけていることにも注目です。
利益確定の売り圧力が強かったと見られますが、後場に入って対ドル円レートが円安方向に振れたことが、マーケットの下支えになったと見られます。
また、後場に入ってからの高島屋の好調な値動きが目を引きました。
09年12月の売上高がマイナス7.4%と、ひとケタ台の減少に縮まったことが好感されたようです。また、通信事業部とオンライン事業部を統合したクロスメディア事業部の売上高が5.3%の増加を見せたことも株価に影響した可能性があります。加えて、大阪店の増床による増収効果への期待も膨らんだと見られます。
アジア市場はマチマチでしたが、韓国(+0.59%)、インド(+0.49%)、上海(+0.4%)が堅調でした。上海の動きが、日経平均株価に多少の好影響を与えたようです。
欧州が、原油価格の下落によると思われるノルウェーの下げ(-0.32%)を除いて総じて堅調に推移しています。
米国は休日です。
明日の日経平均株価を見る上では、対ドル円レートの円高方向への振れが気懸りですが、マーケットの上昇基調が崩れていないことは念頭に置く必要がありそうです。
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