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2010年1月28日 (木)

今日の株式市場を振り返る 1月28日

 大幅反騰でした。4日続落の後ですから、違和感はないのですが、これまでの下落の要因に大きな変化が見られるわけではないことが気懸りです。今日の上げが、今後の回復の端緒となるかどうかは非常に不透明だと考えています。

 米国株式市場の上昇を映して、57円高で寄り付いた日経平均株価は、10時頃から上げ足を速めました。後場開始直後には210円まで上げ幅を拡大しましたが、その後多少頭打ち感を見せ、162.21円、1.58%高で終えています。

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 スタート直後に若干モタつきを見せたのは、米国での販売中止を発表したトヨタの株価が大きく低迷して始まったことが影響したと見ています。

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 10時頃からの上昇は、トヨタ株が多少戻したこともあるのですが、対ドル円安に振れたことが大きいようです。ソニーなど円安メリット株の堅調な動きが目を引きました。

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 いよいよ本格化した決算の動向にも注目が集まりました。前日引け後に1-3月期の見通しを上方修正した日本電気硝子が7.1%上昇しています。

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 同様に、前日に通期業績見通しを上方修正して、経常黒字への転換を発表した大阪チタニウム・テクノロジーズも14.1%の大幅高となりました。

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 一方、業績見通しを下方修正した新日本製鐵が3.8%下げています。

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 このように、好調なものが多い決算発表を中心に国内要因だけを見ていれば、それほどマーケットに悲観的になる必要はなさそうですが、これまでの下げを牽引してきた中国の金融引き締め懸念や、米国の新金融規制などが大きく変化したわけではないことに注意が必要だと考えています。

 アジア市場、欧州市場ともにおおむね上昇基調です。上海も僅かですが上昇しています。

 GLOBEXでは、ダウ(+10ドル)、ナスダック(+0.5ポイント)ともに上昇しています。ただし、両者とも上げ幅を急速に縮小しています。

 今日は、12月の耐久財受注に他、週間ベースの新規失業保険申請件数の発表が予定されています。決算はマイクロソフト、P&G、AT&Tなどが注目されているようです。

 明日も、さらに一段と対ドル円安に振れれば、日経平均株価の上昇が続くことも考えられるのですが、個人的に不安に思っている点を参考までに列挙しておきたいと思います。

  • 円安の一因であったオバマ大統領の一般教書演説では、新金融規制に対する言及がなかったことから、安堵感があったようだが、規制問題そのものが消滅したわけではない。
  • 中国人民銀行の手形金利が上昇しなかったことを理由に、上海株が多少戻したが、引き締め懸念が消えたわけではない。今日の上海市場のザラバでは停滞感も出ていた。
  • 今日は、北朝鮮の連日の発砲事件で円が売られた。マーケットは、このカントリーリスクを無視したように見える。

 以上のようなことが気懸りなため、油断せずに今後のマーケットを追っていこうと思っています。

 日経平均株価の日足を見ると、今日の上昇では5日移動平均線を明確に上回ることができなかったようです。明確にブレークするまでは基本的に警戒姿勢をとるつもりです。

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