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2010年1月30日 (土)

米国株式市場を振り返る 1月29日

 ダウ平均株価は、53.13ドル、0.52%安で終えました。

 予想を大きく上回った10-12月GDPが発表されると同時にGLOBEXではダウ、ナスダックがともに急騰して、マーケット開始後10時半にはダウは120ドル弱まで上げ幅を拡大しました。ところがその後は一転して軟調に転じたまま大引けとなりました。

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 マイクロソフトをはじめとしてハイテク企業の決算で、控えめな見通しを表明した企業が多かったことが、マーケットの下げを牽引しました。代表的なハイテク指標であるフィラデルフィア半導体指数が3.4%と大きく下げ、ナスダックの下げ幅は1.45%と、ダウ以上の下げ幅でした。

  ダウ銘柄では、テキサスインスツルメンツが10時半から急落して、2.4%の下げています。

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 このハイテク銘柄の動き以上に気になったのが、資源・エネルギー株でした。エクソン・モービルの軟調な動きが象徴的です。

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 その背景にはWTI価格の下落があります。

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 さらにその背後には、VIX指数の上昇があるようです。つまり,VIX指数の上昇→投資家のリスク許容度低下→リスクマネーの引き上げ→原油などの国際商品価格の下落→資源・エネルギー株低下、という構図です。

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 どうも、この動きは、オバマ政権と銀行業界の軋轢と無関係ではないような気がします。ダボス会議で、サマーズ国家経済会議議長が、「完全に投機的な活動は銀行には無用」、「銀行業界は様変わりする」と強調したと伝えられています。

 当然、リスクマネーはこのような展開を嫌って、委縮する可能性が一段と強まっていると見られます。

 とすれば、これまで米国株式市場の下落を牽引してきた最大の要因が消えるどころか、さらに大きくなっていく可能性も出てきました。

 したがって、今日のGDPの上昇という株価の大きな上昇要因が打ち消されてしまった展開が、月曜日の日経平均株価にどのように反映されるのかに注目したいと思っています。

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