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2010年1月 6日 (水)

今日の株式市場を振り返る 1月6日

 大発会から3連騰となりました。想定したよりザラバの基調は堅調でしたが、そうかといって力強さが感じられたわけではありませんでした。

 27円高で寄り付いた日経平均株価は、スタート直後にモタつきはありましたが、すぐに上昇幅を拡げ、10時半頃には86円高となりました。後場に入ると徐々に頭が重くなり、49.62円、0.48%まで上げ幅を縮めて大引けとなりました。

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 想定よりも堅調なザラバの背景には対ドル円レートが円安に振れたことがあったと見ています。

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 トヨタが2.5%上昇するなど、グローバル企業の株価が堅調に推移したのが目を引きました。

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 金融セクターも好調でした。特に、増資で株価の低迷が目立っていた大手銀行株が大きく反騰しています。三井住友フィナンシャルグループの株価は5.4%高となりました。

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 一方で、気になる動きもありました。対ドル円安にもかかわらず、これまでマーケットの牽引役であったハイテク銘柄の一部の動きが軟調でした。アドバンテストが1.5%下げています。特に後場に入ってからの停滞が目立ちます。

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 この動きが、後場のマーケットの減速要因の一つであったと見ています、そして、GLOBEXでのダウやナスダックが下落基調で推移していることが明らかになった時期とほぼ一致しているように見えました。

 アジア市場はインドネシアを除いて上昇しています。

 対照的に欧州市場は、スイスとオーストリアを除いて下げ基調です。ギリシアの問題が影を落としていると推測されるのですが、GLOBEXでの米国市場の軟調な推移も重石になっているようです。

 そのGLOBEXでは、ダウ(-28ドル)、ナスダック(-5.75ポイント)ともに下げています。下げ幅は拡大しつつあるようです。

 今日は、マーケット開始前に、チャレンジャー・グレイ・クリスマス社による12月の雇用削減数、ADP社による12月の全国雇用数という2つの雇用関連の統計が発表される予定です。そして、マーケット開始後に、12月のISM非製造業景況指数が続きます。午後には、12月15-16日のFOMC議事録が公開されます。

 日経平均株価は為替に大きく影響されるため、今日の米国統計の発表と、それに対する為替の反応に注目しようと思っています。

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