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2010年1月

2010年1月31日 (日)

ご連絡

 明日(2月1日 月曜日)午前7時に、FXブログ「野村雅道と楽しい投資仲間達」に私の投稿した「国際商品市況の動向に注目 : かかし」が掲載されます。

 基本的には、本日ご報告した「12月の鉱工業生産動向を在庫循環モメンタムで読む」と同じロジックで書いています。

 ただ、多少多めのチャートを使って、幾分詳細な議論をしたつもりです。

 お時間が許せば、是非ご参照いただけるとありがたいと存じます。

 CMEの日経平均株価(円ベース)は10,205円となっており、明日は先週金曜日の厳しい状況とあまり変わらない水準での寄り付きとなりそうです。

 

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12月の鉱工業生産動向を在庫循環モメンタムで読む

 先週金曜日(29日)に発表された12月の鉱工業生産動向を在庫循環モメンタムでみると、景気の急速な回復を示しています。

 株式市場はこの統計にさしたる反応も見せずに、大きく下落してしまいました、米国の新金融規制、中国の金融引き締め、ギリシャの財政不安などの影響が大きいと見ています。

 注意しなければならないのは、すでにグローバルの株式市場の調整がかなり進んでいる局面にあって、何かのきっかけで重石になっている要因が取り除かれると、株価の反騰はかなり急速で、かつ大きなものになる可能性があることです。

 そう考える理由は、日米ともに在庫循環モメンタムが明確な上昇局面にあることです。景気指標と株式市場の連動性は本来高いため、重石がなくなると、一気に本来の水準に戻ろうとする力が働く可能性が大きい見ています。

 では、重石が取り除かれる可能性は? 正直なところ不透明で、予断は許さないようです。ただ、(1)米国の新金融規制→政府と銀行の不協和音→リスクマネーの委縮→国際商品市況の下落、(2)中国の金融引き締め→中国の需要減退→アジア各国の輸出減退と株式市場の調整→国際商品市況の下落、という2つの大きな流れに注目しています。

 2つの流れは、ともに国際商品市況の下落という現象で結びついているようです。そうであれば、石油や金価格が反騰を見せれば、一気に株式市場も回復局面に入る可能性が高いと見て良いと思います。

 株式市場と国際商品価格との関係は「ニワトリと卵」のようなところがあるのですが、個人的には原油価格の動向に注目していこうと考えています。

 それでは、12月の鉱工業生産動向です。

12月(%) 季調済み前月比 原指数前年同月比
生産       +2.2       +5.3
出荷       +1.1       +5.4
在庫       ±0.0      -14.6 

 鉱工業生産(数量ベース)の前年同月比は+5.3%。08年9月以降で初めてプラスに転じました。ボトムは09年2月の-38.4%。ちなみに、ボトムの数字が公表された09年3月30日の株価は8236円、現在は24%ほど高い水準です。

1220100129

 日銀の物価統計も加味して、金額ベースにした出荷の増減率から在庫の増減率を差し引いて作成する「鉱工業在庫循環モメンタム」は次のようになっています。(在庫循環モメンタムの説明は「在庫循環概念図」をご参照ください。)

1220100129_2

 ポイントは出荷金額の大幅な回復。+1.48%の伸びです。前月は-3.1%でした。08年9月以来のプラス転化です。(ちなみに数量ベースの出荷は+5.4%となっています。)

1220100129_3

 在庫は-17,58%と前年同月を大きく下回っているのですが、底打ちの気配が鮮明です。数量ベースではまだ在庫圧縮が続いているのですが、価格が上昇傾向を示し始めていることが理由です。この動きは、在庫循環モメンタムにはマイナス要因となります。

1220100129_4

 以上のように、在庫循環モメンタムは、出荷のプラス要因が、在庫のマイナス要因を上回った結果上昇しています。金融財政政策の後押しがあるとはいえ、景気は明確に回復基調にあると言えそうです。

 この在庫循環モメンタムと日経平均株価の連動性は高いために、株価も基調としては上昇局面にあると見ることができそうです。

20100129

 既に述べましたが、現在株価を抑えている要因に変化があれば、株価は本来の景気と株価の連動性を回復しようとして、急上昇に転ずる可能性があると考えて注目しています。

 

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2010年1月30日 (土)

米国株式市場を振り返る 1月29日

 ダウ平均株価は、53.13ドル、0.52%安で終えました。

 予想を大きく上回った10-12月GDPが発表されると同時にGLOBEXではダウ、ナスダックがともに急騰して、マーケット開始後10時半にはダウは120ドル弱まで上げ幅を拡大しました。ところがその後は一転して軟調に転じたまま大引けとなりました。

20100129

 マイクロソフトをはじめとしてハイテク企業の決算で、控えめな見通しを表明した企業が多かったことが、マーケットの下げを牽引しました。代表的なハイテク指標であるフィラデルフィア半導体指数が3.4%と大きく下げ、ナスダックの下げ幅は1.45%と、ダウ以上の下げ幅でした。

  ダウ銘柄では、テキサスインスツルメンツが10時半から急落して、2.4%の下げています。

Txn20100129

 このハイテク銘柄の動き以上に気になったのが、資源・エネルギー株でした。エクソン・モービルの軟調な動きが象徴的です。

Xom20100129

 その背景にはWTI価格の下落があります。

Wti20100129

 さらにその背後には、VIX指数の上昇があるようです。つまり,VIX指数の上昇→投資家のリスク許容度低下→リスクマネーの引き上げ→原油などの国際商品価格の下落→資源・エネルギー株低下、という構図です。

Vix20100129

 どうも、この動きは、オバマ政権と銀行業界の軋轢と無関係ではないような気がします。ダボス会議で、サマーズ国家経済会議議長が、「完全に投機的な活動は銀行には無用」、「銀行業界は様変わりする」と強調したと伝えられています。

 当然、リスクマネーはこのような展開を嫌って、委縮する可能性が一段と強まっていると見られます。

 とすれば、これまで米国株式市場の下落を牽引してきた最大の要因が消えるどころか、さらに大きくなっていく可能性も出てきました。

 したがって、今日のGDPの上昇という株価の大きな上昇要因が打ち消されてしまった展開が、月曜日の日経平均株価にどのように反映されるのかに注目したいと思っています。

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再びお詫び

 今日も外出のため、「今日の米国市場を振り返る 1月29日」は午後3時過ぎに投稿させていただきます。よろしくお願いいたします。

 昨日の続きになりますが、GDPのプラス要因を、新金融規制などのマイナス要因が上回ったようで、期になる展開です。

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お詫び

 今日は外出のため、ご報告が遅れました。申し訳ありません。

 注目市場の株価動向は明日お伝えします。

 現在ダウ平均株価が60ドル近くで上下しています。開始前のGLOBEXでの動きとほぼ同じです。すでにお伝えしたように、予想を大きく上回るGDPが牽引しているものと見られます。

 したがって、今日のGDPによる株価へのプラス効果と、これまでマーケットを低迷させてきた新金融政策によるマイナス効果の綱引きになるわけですから、非常に興味深い局面であると考えています。

 もし、マイナス効果がプラス効果を陵駕するようなことになると、米国のマーケットの調整局面が非常に深刻なものであることを確認することになるわけですから、今日のマーケットの動きから目を離せないようです。

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2010年1月29日 (金)

今日の株式市場を振り返る 1月29日

 厳しい下げでした。

 106円安で寄り付いた日経平均株価は、後場開始直後に多少の戻りを見せたほかは、停滞色が強く、2時以降の手仕舞いの動きにも押されて、216.25円、2.08%安で終了しました。安値引けです。

20100129

 中国の金融引き締め懸念、米国の新金融政策、ギリシャの財政不安などが重なり、マーケットのセンチメントが著しく悪化したように見えました。

 対ドル円レートが小動きながら円高水準で推移したことも重石になったようです。

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 通期130億円の営業赤字になるとの見通しを発表したアドバンテストの株価が10.2%下落して、日経平均株価を21円弱引き下げました。

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 中国でのリコールを届け出たトヨタが、日中に一時戻したのですが、後場に再び低迷したのが目を引きました。

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 アジア市場はインドを除き下落しました。韓国(-2.4%)、香港(-1.2%)が大きく下げています。-0.2%と下落幅は僅かでしたが、上海の停滞が気になります。

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 欧州はマチマチでしたが、全体に上昇に転じてきました。米国の10-12月期GDPがコンセンサスを上回ったことがきっかけとなったようです。

 米国はすでにマーケットが始まっています。ダウ(+33.6ドル)、ナスダック(+16.7ポイント)ともに上昇しています。開始前のGLOBEXでの上げ幅に比べて多少低いことが気になりますが、堅調な動きです。

 10-12月のGDP速報値が5.7%と、事前予想の4.7%を大きく上回ったことがマーケットを牽引しているようです。個人消費も2.0%とコンセンサスの1.8%を上回っています。

 米国の様子と、大きく円安に振れた為替から見ると、月曜日の日経平均株価には期待が持てそうです。

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今日の日経平均株価は? 1月29日

 米国株式市場の大幅反落を受けて、今日の日経平均株価は安く寄り付いた後、ザラバも軟調な展開を想定しています。

 寄り付き価格は、CMEの日経平均先物価格(円ベース)10,285円をメドとしています。

 米国市場でハイテク株が低迷したことや、対ドル円レートが円高に振れたことが、ザラバでの重圧になりそうだと警戒しています。

 ダウ平均株価は115.70ドル、0.41%と大きく下落しました。週間ベースの新規失業保険申請件数や12月の耐久財受注の数字が事前予想よりも悪かったことがマーケット下落の直接的な原因であったようです。11時半頃には下げ幅が180ドルを越えています。

20100128

 シカゴ・オプション取引所のVIX指数は2.5%強の上昇にとどまりましたが、11時半過ぎには9.3%の急騰を見せており、投資家のセンチメントが大きく悪化したことを示唆しています。

Vix20100128

 好決算を発表したフォードが、高く寄り付いたのですが、急速に値を崩しました。

F20100128

 JPモルガン・チェースは0.4%弱の上昇でしたが、午前中の低迷が目を引きました。

Jpm20100128

 期待を下回る決算には厳しい反応です。控えめな見通しを発表したクアルコムが14.4%下げ、赤字決算になりそうだとしたモトローラが12.4%の下落となっています。

Qcom20100128

 このような展開が、今日の日経平均株価の重石となりそうです。加えて、対ドル円レートが小動きながら前日に比べて円高となっていることも気懸りです。

A20100129

 今日は、12月の鉱工業生産指数速報値、全国消費者物価指数、家計調査、失業率などが発表されます。金融政策決定会合を受けた日銀の白川総裁の講演にも注目です。三菱商事、日本郵船、新日本石油など大量の決算発表が続きます。 

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2010年1月28日 (木)

大連にて : 健美操

軽く読み流して頂ければ幸です。

先週大寒の大連に行って参りました。マイナス10度の日もあり寒かったです。

12月に北京を訪問した際にはその発展に目を見張りましたが、今回は大連の景気が悪いという声が聞かれました。

ただ、マンションは盛んで、到る所で建設が進んでいました。人々の購入意欲も高いそうで、私のガイドを務めた方もこれといった定職がないのに昨年マンションを購入したそうです。さらに、市内観光案内中にも私を新築マンション説明会場に連れて行き、2つ目のマンションを買うべく情報収集を行っていました。

2つ目のマンションを賃貸に回せば、月々のローン支払額とほぼ同額の賃貸料が稼げるそうで、持ち出しにならないと言っていました。そして、20年経てば自分の物になるのに、何で買わないのかという感じです。私は、マンション価格が値下がりするリスクや借り手が見つからないリスクを問いましたが、あまりよく理解してもらえなかったようでした。

中国では相手の年収を尋ねても差し支えない場合があり、私が聞いた所では、大連では普通の人の年収が日本の10分の1というのはそれほど間違っていないようです。ただ、マンション価格は年収ほど差がなく、ざっと日本の23分の1というのが私の印象です。10分の1の収入で23分の1のマンションを買うのですから、日常生活は質素にならざるを得なく、他に余分な出費は一切しないそうです。

ひょっとすると、中国が正常で日本のマンションが相対的に安いという見方もできるかもしれません。または、日本の人件費がまだまだ高いという見方もできますね。残念ながら、今の時点ではよく分かりません。

さて、これまで私「健美操」は、一般では情報が得にくい超小型銘柄を中心に20社ほどご紹介して参りました。いずれも苦難を克服した生命力旺盛な会社です。

私のコメントでは、なるべくその会社の本質に関わる特徴を述べています。事業環境は変化しますが、長年企業に宿っているDNAはなかなか変わらないものです。今後、投資機会が訪れた時には、是非もう一度このブログに戻っていただき、各会社の強みや歴史を振り返って頂ければ幸です。

これらの会社を再度振り返りたい時には、ブログ左下の「カテゴリー 6.健美操」をクリックしていただければご覧になれます。

その際には、クリックの方もどうぞよろしくお願い致します(笑)。

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注目株式市場の動向 1月28日

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今日の株式市場を振り返る 1月28日

 大幅反騰でした。4日続落の後ですから、違和感はないのですが、これまでの下落の要因に大きな変化が見られるわけではないことが気懸りです。今日の上げが、今後の回復の端緒となるかどうかは非常に不透明だと考えています。

 米国株式市場の上昇を映して、57円高で寄り付いた日経平均株価は、10時頃から上げ足を速めました。後場開始直後には210円まで上げ幅を拡大しましたが、その後多少頭打ち感を見せ、162.21円、1.58%高で終えています。

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 スタート直後に若干モタつきを見せたのは、米国での販売中止を発表したトヨタの株価が大きく低迷して始まったことが影響したと見ています。

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 10時頃からの上昇は、トヨタ株が多少戻したこともあるのですが、対ドル円安に振れたことが大きいようです。ソニーなど円安メリット株の堅調な動きが目を引きました。

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 いよいよ本格化した決算の動向にも注目が集まりました。前日引け後に1-3月期の見通しを上方修正した日本電気硝子が7.1%上昇しています。

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 同様に、前日に通期業績見通しを上方修正して、経常黒字への転換を発表した大阪チタニウム・テクノロジーズも14.1%の大幅高となりました。

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 一方、業績見通しを下方修正した新日本製鐵が3.8%下げています。

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 このように、好調なものが多い決算発表を中心に国内要因だけを見ていれば、それほどマーケットに悲観的になる必要はなさそうですが、これまでの下げを牽引してきた中国の金融引き締め懸念や、米国の新金融規制などが大きく変化したわけではないことに注意が必要だと考えています。

 アジア市場、欧州市場ともにおおむね上昇基調です。上海も僅かですが上昇しています。

 GLOBEXでは、ダウ(+10ドル)、ナスダック(+0.5ポイント)ともに上昇しています。ただし、両者とも上げ幅を急速に縮小しています。

 今日は、12月の耐久財受注に他、週間ベースの新規失業保険申請件数の発表が予定されています。決算はマイクロソフト、P&G、AT&Tなどが注目されているようです。

 明日も、さらに一段と対ドル円安に振れれば、日経平均株価の上昇が続くことも考えられるのですが、個人的に不安に思っている点を参考までに列挙しておきたいと思います。

  • 円安の一因であったオバマ大統領の一般教書演説では、新金融規制に対する言及がなかったことから、安堵感があったようだが、規制問題そのものが消滅したわけではない。
  • 中国人民銀行の手形金利が上昇しなかったことを理由に、上海株が多少戻したが、引き締め懸念が消えたわけではない。今日の上海市場のザラバでは停滞感も出ていた。
  • 今日は、北朝鮮の連日の発砲事件で円が売られた。マーケットは、このカントリーリスクを無視したように見える。

 以上のようなことが気懸りなため、油断せずに今後のマーケットを追っていこうと思っています。

 日経平均株価の日足を見ると、今日の上昇では5日移動平均線を明確に上回ることができなかったようです。明確にブレークするまでは基本的に警戒姿勢をとるつもりです。

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お詫び

 「今日の日経平均株価は? 1月28日」につきまして、最初にお送りしたもののタイトルが見苦しい表現になっておりました。申し訳ありません。寝坊であわてたための、チェック漏れです。以後気をつけます。

 ついでですが、日経平均株価動きが多少想定よりも弱いようです。トヨタが3.9%下落している影響があると見ています。

 

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今日の日経平均株価は? 1月28日 (修正版j)

 今日は、久しぶりに高めの寄り付きと堅調なザラバが期待できそうです。

 CMEの日経平均先物価格(円ベース)10,335円を寄り付きのメドとしていますが、多少高めになりそうな感じです。

 ザラバでは、米国株式市場の反騰と、対ドル円安への振れがマーケットを押し上げると見ています。

A20100128_3

 ダウ平均株価は停滞気味に推移していたのですが、2時半から突然上げ基調となり41.87ドル、0.41%高で終了しました。

20100127_3

 きっかけはFOMCの低金利継続が確認できたことであると見られます。ただし、カンサス・シティー連銀のホーイング氏がこの政策に異議を表明するなど、今までとちょっと様子が違ったため、株価多少気迷いを見せたようです。

 いずれにせよ、銀行株にはプラス要因となり、JPモルガン・チェースの引け前の堅調な動きが目を引きました。

Jpm20100127_2

 ナスダック銘柄のアップルが新製品の発表もあって、0.9%上昇しています。これも大引け前のナスダックやダウの堅調さに寄与したようです。

Aapl20100127_2

 VIX指数が、株式市場に連動して、終了前に下げており、投資家のセンチメントに安心感が広がった様子がうかがえます。

Vix20100127_2

 今日は、12月の商業販売統計の発表が予定されています。決算は、新日鉄、コマツ、日本電産、エルピーダなど120社越えます。いよいよ決算シーズンの本格化です。

    

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2010年1月27日 (水)

注目株式市場の動向 1月27日

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今日の株式市場を振り返る 1月27日

 前日と似たマーケットの展開でした。対ドル円高への振れによって、後場に入ってから比較的に大きく調整しています。

 18円高で寄り付いた日経平均株価は、10時前には48円まで上げ幅を拡げました。しかし10時近くから急速に対ドル円高に振れたことから、一時軟調になりました。後場に入ると、本格的な調整の動きとなり、そのまま73.20円、0.71%安で大引けを迎えています。

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 正直なところ、対ドル円高への振れには驚きました。北朝鮮の砲撃報道と同時に、円が買われ、ドルが売られたのです。もちろん、月末を控えた輸出企業のドル売りや、三井住友銀行の増資の海外募集分払い込みのための円買いという要因も背景にあったわけですが、地政学的なリスク回避のために円が買われるというのは、まさにびっくりでした。(今もびっくりしたままですが・・・)

C20100127

 いずれにしても、対ドル円高が輸出企業を中心に大きなダメージを与えたようです。1.6%下落したホンダのザラバでの推移がそれを示唆しています。

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 対照的に、代表的な円高メリットセクターである紙パルプの堅調さが目を引きました。業績回復の観測記事にも支えられて、王子製紙の株価が0.5%上昇しました。

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 ただ、全般的にはマーケット・センチメントは悪化しており、医薬、食品、電力・ガスなどの典型的なディフェンシブ・セクターがパフォーマンス上位に顔を揃えています。東京電力のザラバの動きが、王子製紙と非常に似ているのが興味深いところです。

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 アジア市場は前日に続き、ほぼ全面的に下げています。インドはまだ終了していませんが3.2%の下落。その他、マレーシア(-1.3%)、上海(-1.1%)の下げが大きいのが目立ちます。特に気になるのが、上海の連日の大幅な調整です。

20100127_5

 欧州市場も全面安です。スペイン(-2.5%)をはじめ、英国、ドイツ、フランス、イタリアなどが軒並み1%以上下げています。ギリシャの問題に加えて、GLOBEXでの米国市場の軟調な動きが多少影響していると見られます。

 ただ、GLOBEXでは、ダウ(-10ドル)、ナスダック(-2.25ポイント)ともに下落はしているのですが、下落幅は縮小基調です。

 今日は、12月の新築住宅販売件数の発表の他、FOMCの政策金利の発表があります。また、オバマ大統領の一般教書演説にも注目です。さらに、ボーイングやユナイテッド航空などの注目決算が続きます。日経新聞によれば、アップルが記者会見で、新型端末の発表をする可能性があるとのこと。楽しみです。

 日経平均株価については、明日も予断を許さないようです。そろそろ、反転のタイミングを考えたいところですが、「今日の株式市場を振り返る 1月20日」で申し上げたように、株価が5日移動平均線を下回っている間は基本的に警戒態勢で臨みたいと思っています。

20100127_6

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セーレン(3569) : 健美操

私の好きな繊維会社をご紹介します。

日本の繊維産業は伝統に満ち溢れ、常々その技術の奥深さに感嘆させられます。糸を紡いで編む技術は柔軟性に富みながらも強度の高い製品を産み出し、また素材や織り方を変えることで多様な製品バリエーションが可能になります。

繊維業界がニッチ市場で多くのユニークな製品を輩出する理由はこのような所にあり、この中には世界で通用する日本の技術も含まれています。福井県のセーレンも120年の業暦とともに、数多くのユニークな商品を持っています。

さて、何から始めましょうか。

自動車シート用のニットは、その軽量と質の良さから従来製品を駆逐し、グローバル展開を経て現在セーレンの主力製品となっています。

繊維は電子部材にも応用が可能で、PDP用電磁波シールド材などの製品があります。この分野では次世代製品の量産が始まります。

ファッション衣料では、ビスコテックというシステムが多くのアパレル企業に採用されています。小ロット・多彩な色を素早く仕上げることができる画期的なシステムです。

また、メディカル分野では人工血管用基材などの医療用製品のほか、即効性消臭商品や蚕から作った健康増進サプリメントまであります。加えて、浄水器・フィルターなどの水関連の技術も有しているようです。他にもまだ小規模ですが、将来が楽しみな製品があります。

これらの多彩なユニークな事業は、早期に衣料品だけでは生き残れないと悟り、多くの製品開発に取り組んだ経営判断の成果です。現社長が常務から抜擢されて以来20年間以上描き続けた長期的ビジョンがここにあります。

確かにこれまでの代償も大きく、毎年100億円を超える設備投資負担に耐えてきました。一方で、設備投資は既にピークを越えキャシュフローには改善の兆しが見られます。つまり、これからは投資の回収期を迎えます。

セーレンの業績と株価は比重の高い自動車と電子部材に振り回される傾向がありますが、いずれユニークな製品を持つ成長企業としての評価に変わるものと期待しています。

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今日の日経平均株価は? 1月27日

 今日の日経平均株価は低目の寄り付きとなりそうです。ザラバは軟調気味な小動きを想定しています。

 寄り付きはCMEの日経平均先物価格(円ベース)10,305円をメドとしていますが、多少下回るかもしれません。

 ザラバは基本的には軟調と考えているのですが、前日に大きく下げた反動も考慮して小動きと見ています。

 ダウ平均株価は2.57ドル、0.03%安と小動きでしたが、ザラバの動きが気になりました。午前中は堅調で、午後も1時頃には88ドル高となったのですが、その後急速に勢いをなくしてしまいました。

20100126

 午前中のマーケットを支えたのは、コンセンサスを上回った1月の消費者信頼感指数や、前日引け後に好決算を発表したアップルの株価でした。

Aaplb20100126

 ところが、午後になると、JPモルガン・チェースの値動きが示すように、銀行株が急速に値を崩しました。同時にアップルも息切れしてしまいました。

Jpm20100126

 気になるのは、銀行株の下落と同時に、低下していたVIX指数が再び上昇に転じてきたこと。VIX指数は3.4%の下落でしたが、ザラバでの動きはリスクマネーがきわめて神経質な状態であることを示しています。

Vix20100126

 ドル円は多少円高気味ながら小動きです。ただし、株式市場が開くと同時に大きく動くケースが多く、今後の動向は予断を許しません。

A20100127

 今日は11月の金融経済月報と12月の貿易統計が発表されます。決算は60社を上回ります。キャノン、日本電気硝子。大阪チタニウム・テクノロジーズ、日立建機、ヤフー、グリーなどが注目です。国内要因だけ見れば、決して悲観的ではないのですが、グローバルな構図に要警戒です。

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2010年1月26日 (火)

注目株式市場の動向 1月26日

20100126_8

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三井松島産業(1518) : 春 研一

 決算発表が近づいてきたことから、再び三井松島産業(1518)に注目したい。前回は113日、決算発表までの短期狙いの銘柄ということで紹介した。

(参考URLhttp://kakashi490123.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/1518-9015.html

そのときは、短期で上昇して一応の成功を見た。パターンとしては、増額修正期待で買われたが、まず、116日に上期の増額修正が出て、次に決算発表で通期が増額修正された。

20100126_6

結果的には、通期の増額修正幅が営業利益で5億円と小幅にとどまったことから、上期決算公表の前日に株価は天井を付けている。ただし、増額幅が大きかったとしても、相場全体が調整局面に入っていたため、やはり同様の動きであった可能性はある。

同社の増額修正は、業績表を眺めていればある程度予想のつくことであり、増額修正もサプライズではなかったということであろう。また、事前に株価が反応していたこともあり、決算発表によって材料出尽くしになったと考えられる。

さて、第3四半期の決算発表が212日に予定されている。前回、11月中旬の決算発表で株価が天井を付けた後、1130日に大型の公募増資を公表したため、株価は急落した。当時、他の大企業が相次いで増資を発表し、株価が急落しており、同社株にも売り物が殺到した。

しかし、根本的に増資の意味が異なるものである。今回公募を行った企業は、業績悪化によって資本が棄損したことによる大幅増資であった。しかし、同社の場合、むしろこのところの業績は高水準であり、豪州の炭鉱の増産投資及び委託操業から自社操業への切り替えのための投資資金である。つまり、完全な前向き投資である。もちろん、前向きだろうが、後ろ向きだろうが、売られるときは、売られるのである。しかし、前向きであれば、再評価のチャンスはあろう。

Ws20100126_2

 一方、業績のほうは再度増額修正の期待が考えられる。上期の営業利益29.3億円に対して、下期の予想は10.7億円となっている。同社業績はほぼ石炭価格に連動する。126日の日経新聞の市況欄で報道されたように、石炭価格が強い動きとなっている。よって、第3四半期の業績は、第2四半期並みであってもおかしくないし、第4四半期も高水準な状況が続こう。

 現時点の会社計画の営業利益は40億円、38%減益であるが、第3四半期で10億円を上回るような増額修正があってもおかしくはなかろう。しかも現時点の石炭価格が高いということは、2010年度の価格交渉も今年度比プラスとなる可能性があるので、償却費を除いて考えれば、来期も業績好調と言えよう。

 ただし、そうは言っても、市況産業であるので、業績よりも市況が下がり始めた場合には、株価も市況の影響を受けよう。しかし、現時点の株価は、今期好調も十分に反映されていないように思われ、さらにそれほどネガティブに捉える必要のない公募をネガティブに捉えた結果であり、リスクは限定的と考えられるのではなかろうか。

 注意する点は、前回同様、決算発表までに株価が動意づくようであれば、増額修正で材料出尽くしとなることも考慮に入れておく必要があろう。

 なお、同社のより詳細な事業動向に関しては、春研一の「株式投資をファンダメンタルから極める」の業績表の活用(1)から4回にわたって解説しているので参考にしてください。

(参考URL http://ameblo.jp/halariga/entry-10384969772.html#main

また前回もお話したように、私は最近、無料メルマガを始めました。このメルマガでは、そのときどきの注目銘柄を掲載しています。加えて、現役アナリストでなければわからないような、生の裏情報なども盛り込んでいます。また、アフィリエイトの入門的な解説も取り上げます。興味のある方は、下記URLからお申し込みください。

(参考URLhttp://cherry100.blog108.fc2.com/blog-entry-18.html

     

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今日の株式市場を振り返る 1月26日

 マーケットの主役は中国でした。

 6円安で寄り付いた日経平均株価は、10時半頃には53円高になるなど前場は堅調さが目立ちました。ところが後場に入ると一転して下落に転じ、187.41円、1.78%の大幅安で大引けとなりました。
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 前場のマーケットを支えたのは、円安方向に振れたドル円の動きと、米国で前日引け後に好調な決算を発表したアップルの株価が時間外で上昇した影響が大きかったと見ています。
B20100126

 ところが、前引け後に、中国の一部の銀行が預金準備率を引き上げたというニュースが流れると雰囲気が一変しました。クロス円で円が急速に買われ、対ドルでも大きく円高方向に振れました。

 このため、ハイテクを中心に円高メリットセクターが大きくダメージを受けました。4.8%の大幅下落となったソニーのザラバの動きが今日のマーケットを象徴しているように見えます。
20100126_2

 「今日の株式市場を振り返る 1月25日」で、ザラバの戻りについて、「中国の金融引き締めや、米国の新金融規制の動きに変化が見られない」ことに懸念を指摘しましたが、やはり中国の影響は大きいものでした。

 しかも、米国の新金融規制の影響はまだ出尽くしているわけではありません。

 というわけで、日経平均株価のメドが重要なポイントとなるのですが、私は日米の株価の連動性を重視しています。
20100126_3

 昨年初めは、ダウが9,000ドル、日経が9,000円程度でした。そして年末がダウは10,540ドル強、日経が10,540円強。そして、昨日のダウが10,196ドルに対して、日経10,325円。ということは、今後のダウの動きが重要なのですが、もし大きく下落しなければ、日経の下落余地は125円程度と考えています。

 その意味からも、今日の米国市場の動向が気になるのですが、GLOBEXではダウ(-41ドル)、ナスダック(-4.75ポイント)と、ともに下落しています。ただし、下落幅は多少縮小気味です。

 今日は11月のS&Pケース・シラー住宅価格指数とFHFA住宅価格指数の他、1月の消費者信頼感指数とリッチモンド連銀製造業指数など盛りだくさんです。さらに、議会予算局による2010年の経済財政見通しの発表があるのに加えて、水曜日までFOMCが開かれます。決算はヤフーに注目です。

 話が前後しますが、アジア市場は下げ基調でした。金融政策に揺れる上海が2.4%と大きく下落しています。台湾(-3.5%)、香港(-2.4%)、シンガポール(-2.5%)と軒並みに大きく下げており、中国の影響の大きさを印象付けます。
20100126_4

 以上のような展開から、明日の日経平均株価は軟調な展開を警戒する必要がありそうです。対ドル円レートは、S&Pが日本国債の格付けを引き下げる検討に入ったとのニュースで、午後4時ごろから一時的に円安に大きく振れたのですが、すぐに円高に戻ってしまいました。株式市場には重石です。

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今日の日経平均株価は? 1月26日

 今日の日経平均株価は低目に寄り付いて、ザラバも軟調気味に推移することを警戒しています。前日のザラバで戻しすぎたような気がします。

 CMEの日経平均先物価格(円ベース)10,470円を寄り付きのメドとしていますが、多少下回るかもしれません。

 ダウ平均株価は23.88ドル、0.23%高で終えています。ただし、122ドル、213ドル、217ドルと大きく下げてきた後の23ドル高を反発とは言い難いところです。
20100125

 注目していたVIX指数がわずかに低下したこともあって、石油や金などの国際商品市況が上昇しました。シェブロンは、ほぼ前日終値で終わったのですが、ザラバの値動きがマーケット全体の動きと重なります。
Cvx20100125

 そのVIX指数は7%弱低下しました。ただし3時過ぎから反発していて、ほぼ同時にシェブロンなど石油株が反落に転じています。
Vix20100125

 VIX指数の過去6か月の推移からみるとこのようになっています。
Vix620100125

 引け後に注目されていたアップルの決算が発表されています。大幅増収増益の好決算で、ザラバで2.7%上昇していた株価は、時間外取引でさらに1.1%程度上げています。

Aapl20100126

 このような流れを受けて、今日の日経平均株価のザラバは軟調気味に推移すると見ています。対ドル円レートが小動きであることから、アップルの株価の動きや、フィラデルフィア半導体指数の上昇が、ハイテク株の下支えとなる可能性があるため、大幅な下落は避けられると考えます。
A20100126

 今日は、12月の企業向けサービス価格の発表の他、日銀の金融政策決定会合後の白川総裁の会見が予定されています。決算は、花王、SMK、日立国際電気など40社程度です。

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2010年1月25日 (月)

注目株式市場の動向 1月25日

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今日の株式市場を振り返る 1月25日

 後場に入って予想以上に強い戻りを見せたのですが、下げの背景となった要因に大きな変化があったというわけではないのが気になります。

 先週末の米国株式市場の大幅下落を受けて、112円安で寄り付いた日経平均株価は10時過ぎには175円まで下げ幅を拡げました。ところが、そこから午後1時半にかけて32円まで下げ幅を縮めました。ボトムから143円ほど上昇したことになります。後場に入ってからの上げ足の速さが目を引きました。その後は多少停滞感が出たのですが、77.86円、0.74%安で終えました。
20100125_2

 正直なところ、下げすぎの反動という理由の他に、ザラバでの戻りの要因がはっきりと見えていないのですが、対ドル円レートが小動きにとどまったことも多少影響しているようです。
B20100125_2

 HDD用ヘッドが予想以上に好調で、通期業績が上方修正されそうだと伝えられるTDKが後場に大きく上昇した背景には、為替の落ち着きもあったように思います。
Tdk20100125_2

 加えて、GLOBEXでの米国市場が反発に転じた安心感もTDKを含め後場のマーケット全体を支えたと見ています。

 その他個別銘柄ではセブン&アイ・ホールディングスの堅調な動きが目を引きました。全国スーパーの売上高は12月も低迷しているのですが、子会社のセブン銀行が、外国機関投資家の大量の株取得で3.2%と大きく上昇したことが理由と見られます。
Ihd20100125_2

 ジャスダック銘柄のJCOMKDDIの資本参加で暴騰したのも目を引きました。
Jcom20100125_2

 このように、個別銘柄では注目すべきものが多かったのですが、マーケット全体としてみると、下落の背景となっている中国の金融引き締めの動きや、米国の新金融規制の動向に大きな変化が見られたわけではないことが気になります。

 アジア市場は全般に下げています。目立つのは上海。1.1%の下落でした。金融引き締めへの警戒感が依然として強く、銀行や不動産が売られたようです。

 欧州は下げ基調で始まったのですが、GLOBEXでの米国市場の反騰を映して、上げに転ずるところが増えています。

 GLOBEXでは、ダウ(+74ドル)、ナスダック(+875ポイント)ともに大きく反発しています。両者とも僅かに上げ幅を縮めているのですが、基本的には堅調な推移です。

 この米国の反発が明日の日経平均株価にプラスの影響を与えるのでしょうが、個人的にはVIX指数の動向により注目しています。米国における政府と金融界の不協和音が、グローバルなリスクマネーの動きにどのような影響を及ぼすかを示唆してくれるためです。

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今日の日経平均株価は? 1月25日

 先週金曜日の米国株式市場下落を受けて、今日の日経平均株価は低く始まりそうです。ザラバでは多少の反騰を見せるかもしれませんが、基調は弱いと見て警戒態勢で臨みたいと考えています。

 CMEの日経平均先物価格(円ベース)10,350円を寄り付きのメドとしています。

 今日は重要な経済指標の発表は予定されていません。明日までの予定で日銀の金融政策決定会合が開催されます。そして、カゴメ、JSR、キャノン電子、信越ポリマー、KDDIなど23社の決算発表があります。

 したがって、国内だけを見れば大きな波乱要因は見当たらず、ザラバでは反騰の動きが出るかもしれません。

 しかしながら、対ドル円レートが多少円高に振れて始まりながら、急速に円高に戻る動きを見せているのが気になります。

A20100125

 米国の先週末のザラバの動きが、下げ止まりの兆しを見せないままに終わっていることや、中国の金融引き締めの動きが予断を許さないことから、仮に今日の日経平均株価が多少の反騰を見せたとしても、そのまま上昇を続ける絵が描きにくい状況です。

 午後になると、12月の中古住宅販売統計と、アップルの決算発表を前にした米国市場のGLOBEXの動向に神経質にならざるを得ないと思われます。

 したがって、今日のザラバでは基本的に警戒態勢で臨みたいと思っています。

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2010年1月24日 (日)

ご連絡

 明日午前7時に、FXブログ「野村雅道と楽しい投資仲間達」に、私の投稿記事「米国市場に連動する停滞に警戒を : かかし」が掲載される予定です。お時間が許せば、是非ご参照いただければと存じます。

 その中で触れているのですが、先週1週間でアジア市場が大きく軟化しています。中国の金融引き締め→中国の需要減退→アジア諸国の輸出減少→アジアの株式市場低迷、という流れがその背景であったと見ています。

 そこに、オバマ発言が加わったのですが、果たして、先週金曜日の米国市場にすっかり織り込まれてしまったのでしょうか? 大引けにかけて下げ続けたザラバの動向を見る限り、その兆候は確認できません。

 「今日の株式市場を振り返る:1月22日」の中で、1月21日までのアジアを中心とする各国の年初来株価パフォーマンスをご紹介しましたが、1月22日までの実績を含めたものは次のようになっています。
2010012220100125

 1月15日時点のものと比べると、パフォーマンスの悪化が一目瞭然です。
2010011520100122

 日本の株式市場を見る場合、これから本格化する決算に対する期待などもあるのですが、アジア全体の停滞という状況に加えて、米国の低迷の影響がこれから本格的に出てくるということも念頭に置きながら注意深い対応が必要なようです。

 

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菱食(7451) : 春 研一

加工食品卸売業に関しては、昨年夏以来、当ブログでもタイミングを見て何度もお話してきた銘柄ですので、読者の中にもおいしい思いをされた方もいるのではないでしょうか。またしても、今週は加工食品卸売業の投資タイミングがやってきたというお話です。

下の図を見てください。加工食品卸売業はこの2年ほどの間、決算発表で買われて、決算発表前に売られるということを繰り返してきました。実に、見事に繰り返しています。図は菱食ですが、当ブログで何度も取り上げた加藤産業(9869)の場合も、ほとんど同じ傾向です。

20100125_2

これは、世間が加工食品卸売業は、メーカーと小売業の板ばさみで厳しい状況という誤った認識を持っているためです。このところずっと小売業の業績が厳しいため、卸売業の決算が近づくと、業績が悪いのではないかということで、ウエイトを下げておこうという行動に出ます。しかし、業績が発表されると、結局好調であるため、事前に売り込まれていた反動もあって、順調に株価が上昇するということを繰り返すのです。

なお、加藤産業(9869)も同様に考えていいと思います。ただし、今回は菱食の場合、決算期をまたぎますので、その分インパクトが大きいのではないかと思われます。11月のときは加藤産業が決算期をまたいで上がり方が大きかったのと同じと考えられます。

この辺りの背景は極めてロジカルに説明できるのですが、非常に複雑な話ですので、ここではこれ以上触れません。春研一の「株式投資をファンダメンタルから極める」というブログで詳細に解説していますので、興味のある方はご覧になってください。

参照URL20091218日):

http://ameblo.jp/halariga/entry-10414383410.html

から7回にわたって詳細に解説しています。

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参照URLhttp://cherry100.blog108.fc2.com/blog-entry-18.html

      

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2010年1月23日 (土)

米国株式市場を振り返る 1月22日

 米国における政府と金融界の対立や中国の新規融資規制措置が、世界の投資家の心理を冷え込ませているいるようです。

 シカゴ・オプション取引所のVIX指数が22.63%と、前日の19.22%に続いて跳ね上がりました。

Vix620100122

 「恐怖指数」とも呼ばれるこの指標の上昇は、投資家のリスク許容度の低下を示しています。ザラバでみると、1時過ぎから急上昇したのが目を引きます。

Vix20100122

 このような投資家心理の悪化を背景に、ダウ平均株価は前日の213.27ドルに続き、216.90ドル、2.09%の大幅下落となりました。午後になってから一段と下げ足を速めました。

20100122

 コンセンサスを上回る決算を発表したキャピタル・ワン・ファイナンシャルの株価が12.1%と大幅に下げているのが、金融セクターの厳しい状況を示唆しています。アメリカン・エクスプレスも8.5%の下落です。

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 ただし、午後に入ってからのマーケットの一段下げを牽引したのは金融セクターではなさそうです。VIX指数の上昇に連動した国際商品市況の下落を背景に、シェブロンなど資源・エネルギー株の下げが大きく影響したと見られます。

Cvx20100122

 アルコアも6%弱の下落です。

Aa20100122

 加えて、ハイテク指標であるフィラデルフィア半導体指数が5.3%と急落した動きとともに、マイクロソフトが午後になって急落したのも注目されます。下げ幅は3.5%程度でしたが、グーグルは5.7%、AMDが12.4%下落しています。

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 対ドル円レートは小動きですが、多少円高方向に振れており、1ドル89円台となっています。

A2010012300000

 というわけで、月曜日の日経平均株価の状況は厳しそうです。CMEの日経平均先物価格(円ベース)は10,340円になっています。

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2010年1月22日 (金)

訂正のお願い

 先ほどの「今日の株式市場を振り返る 1月22日」の中で訂正があります。

 本文の最終行

  誤: 「どうも、明日の日経平均株価も警戒態勢のようです」

  正: 「どうも、月曜日の日経平均株価も警戒態勢のようです」

 明日は土曜日でした。すいません。

 ついでですが、現在のGLOBEXではダウが35ドル安、NASDAQが1.50ポイントでの推移です。ダウは下げ幅を拡げていますが、対照的に、ナスダックは上げ幅が少し拡大しました。

 コンセンサスを上回る決算を発表したGEですが、開け前の時間外取引で3%ほど上昇しています。

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注目株式市場の動向 1月22日

20100122_3

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今日の株式市場を振り返る 1月22日

 厳しい展開を想定していたのですが、それを上回る下落となりました。直接的には為替の影響なのでしょうが、その背景にある動向が気懸りです。

 米国株式市場の大幅な下落を映して、128円安で寄り付いた日経平均株価は、一段と下げ幅を拡げ、後場の開始直後には340円安をつけました。その後多少は戻したのですが、結局277.86円、2.56%安で大引けを迎えました。

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 直接的な理由は、対ドル円レートが大きく円高に振れたことだと見ています。オバマ米大統領の発言で大きく円高に動いた後は、比較的に落ち着いていたのですが、東京のマーケットが開くと同時に、さらに円高に振れ、マーケット終了と同時に円安方向に戻すというパターンが傷口を大きくしたように見えます。

B20100122

石油、鉄鋼など資源・エネルギーや素材セクターの低迷が目立ちました。東証33業種のうち29業種が下落しています。

 確かに為替の動きが直接的には重要なのですが、その背景が気になります。オバマ大統領の金融規制案が投機資金を委縮させることで、国際商品市況の下落を加速するだけでなく、投資家のリスク許容度の低下から、ドルや円でのキャリートレードの巻き戻しを誘う可能性が高く、円安への動きが止まってしまうように見えます。VIX指数の上昇が続くようだと、警戒を緩めるわけにはいきません。

 同時に中国の動向も気懸りです。金融引き締め懸念が表面化してから、アジア市場のパフォーマンスが低下してきているのが気になります。1月15日には、一部を除いてアジア市場の年初来パフォーマンスは良好でした。

2010011520100122

 ところが、1月21日の段階では、多くの市場で年初来パフォーマンスがマイナスに転じています。中国の需要が減退するという観測が、国際商品市況の下落を誘い、多くのアジア諸国の株式市場の重石になっているようです。

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 というわけで、米国と中国のダブルパンチが、今日の日経平均株価の下落の背景にあるとすれば、たとえ明日ある程度の反騰が見られても、油断大敵であると思われます。

 いずれにしても、オバマ大統領の規制案は、1971年のニクソンショック以来、リーマンショックまで金融市場を支配してきたロジックの復活に対する重要な楔ですから、今後の展開から目を離せないようです。

 今日のアジア市場は全体に下げています。韓国や台湾が2%を上回る下落となっています。上海市場は0.96%の下げにとどまっていますが、ザラバではさらに大きく低迷しました。銀行の新規融資一時凍結のニュースがマーケットを冷やしたようです。

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 欧州市場はマチマチだったのですが、下げに転じてきました。英国、ドイツ、オーストリア、スペインの下げ幅が1%を越えてきています。GLOBEXでダウがプラスからマイナスに転じてきたことが影響しているもようです。

 GLOBEXでは、ダウが26ドル安、ナスダックが0.5ポイント高で推移しています。ナスダックはプラスですが、上げ幅を急速に縮小しています。

 今日は重要な経済指標の発表は予定されていませんが、GEがコンセンサスを上回る決算を発表しています。

 どうも、明日の日経平均株価も警戒態勢のようです。

 

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今日の日経平均株価は? 1月22日

 対ドル円レートが突然円高方向に振れたため、今日の日経平均株価は厳しい展開が予想されます。寄り付きは低く、ザラバも軟調な展開を想定しています。

 為替の動きは急激でした。

A20100122

 前日は対ドル円安への振れがマーケットを大きく押し上げただけに、この円高への動きの影響が懸念されます。ただし、大きく円高に振れた後は多少落ち着きを見せていることから、一段の円高進行がなければ、低い寄り付きはやむをえないとしても、ザラバでの持続的な下落は避けられるかもしれません。

 寄り付きはCMEの日経平均先物価格(円ベース)10,580円をメドとしています。

 ダウ平均株価は213.27ドル、2.01%の大幅な下落となりました。10時半近くから下げ幅が急拡大しています。

20100121

 オバマ大統領の銀行に対する規制案がマーケットを冷やしたようです。好決算のゴールドマン・サックスがプラスで始まったのですが、結局4.1%の大幅下落で終わってしまいました。

Gs20100121

 加えて、中国の金融引き締め懸念が依然として大きく影を落としています。キャタピラーの株価が4.9%弱と大幅に低下しています。

Cat20100121

 投資家のセンチメントは悪化していると見られます。シカゴ・オプション取引所のVIX指数が19.22%と急騰しました。リスク許容度の低下のために、国際商品へ投入されていたリスクマネーが回収される動きが続くことが懸念されます。

Vix20100121

 このような状況から、日経平均株価の寄り付きは低いのですが、その後の展開は為替の動きに注目したいと考えています。

 経済指標としては、11月の全産業活動指数の発表が予定されています。その他、12月の全国百貨店とスーパーの売上高、東京製鐵など15社程度の決算発表が続きます。

 

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2010年1月21日 (木)

ゴールドマン・サックスの決算は予想を上回る

 ゴールドマン・サックスの10-12月期決算は、一株当たり利益(EPS)が8.20ドルと、事前予想の5.20ドルを大きく上回りました。株価は、開け前の時間外取引で0.58%上昇しています。ちょっと上昇幅が小さいという印象ですが、体質の強さは織り込み済みということでしょうか。

 加えて、前日引け後に予想を上回る決算を発表したスターバックスの株価が時間外で2.82%上昇しています。こちらはかなり大きい上昇です。

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注目株式市場の動向 1月21日

20100121_5

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今日の株式市場を振り返る 1月21日

 為替で動いた一日であったような気がします。

 米国株式市場の下落を受けて32円安で始まった日経平均株価は、30分ほどで87円まで下げ幅を拡大したのですが、その後一転して上昇基調となりました。その基調は大引けまで変わらず、130.89円、1.22%高で終えました。20100121

 上昇の背景は為替であったようです。測ったように、株式市場の開始とともに対ドル円安方向に振れ始め、その流れは大引けまで継続しました。このグラフには描かれていませんが、株式市場の終了と同時に多少円高方向に揺れ戻したのが興味深いところでした。

B20100121

 東証33業種の動きでみると、精密、輸送用機器、電機などが上昇率上位に顔をそろえ、為替のインパクトが感じられます。TDKが4.8%上昇して、マーケットを11円強押し上げています。

Tdk20100121

 対照的に、円高メリットの紙パルプが低迷し、医薬、電力・ガスなどのディフェンシブなセクターも軟調でした。

 アジア市場は下げが優勢です。香港が2%近く下げています。気になるのは、0.2%と僅かに上昇した上海。昨年10-12月期の実質GDPが事前予想を上回ったことが、金融引き締め懸念を増幅したようです。ザラバでの低調な動きが目を引きました。

20100121_2

 対照的に、欧州は上げが優勢です。ただし、GLOBEXでの米国市場が下げに転じたため、欧州市場も時間とともに上げ幅を縮小しているようです。

 GLOBEXでは、ダウ(-20ドル)、ナスダック(-3.5ポイント)ともに下落に転じてきました。徐々に下げ幅は拡大しているようです。

 今日は、12月の景気先行指数、1月のフィラデルフィア連銀景況指数の発表が予定されていますが、マーケットでは、ゴールドマン・サックスやグーグル、アドバンスト・マイクロ・デバイスなどの決算に注目が集まっているようです。

 そこで、明日の日経平均株価への影響という観点からは、やはり対ドル円レートの動きが気になります。注目しているのは、日米の短期金利格差の縮小です。ロンドン・インターバンク金利の3か月ものでみると、金利差が急速に縮小しています。これまで円金利を下回っていたドル金利が上昇する動きを見せていることが理由です。この動きからは、ドル高円安方向への動きが示唆されます。短期金利の逆転があるかどうかに注目したいと思っています。

Lobor320100121

 日経平均株価は終値ベースで5日移動平均線を上回りました。チャートの判断は微妙ですが、とりあえず良いシグナルと見ています。

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今日の日経平均株価は? 1月21日

 今日の日経平均株価は、低く寄り付いた後、ザラバも軟調に推移すると見ています。

 寄り付きは、CMEの日経平均先物価格(円ベース)の10,650円近辺を想定しています。

 低い寄り付きの背景はダウ平均株価の下落。122.28ドル、1.14%安となり、前日の3ケタの上昇を帳消しにしてしまいました。

20100120

 前日引け後に好決算を発表したIBMの利益確定売りが影を落としました。株価は低迷したまま2.9%の下落で終えています。

Ibm20100120

 中国の新規融資停止のニュースと、ドルが他通貨に対して上昇したことから、金や原油などの資源価格が反落したことも大きく影響しています。ニューモント・マイニングの株価が4.2%と大きく下げました。

Nem201001200

 エクソン・モービルも1.8%下げています。

Xom20100120

 それでも、ダウ平均株価が。11時頃の208ドルの下落から大引けにかけて多少戻したのは、意外感はあるのですが銀行株の健闘でした。予想を下回った決算ではありましたが、バンクオフアメリカの株価が1.0%上昇しています。

Bac20100120

 対ドル円レートは円安方向に振れたあと、そのまま安定しているという状態です。

A20100121

 今日の日経平均株価のザラバは、重要な経済指標の発表がないことから、米国の状況を反映した動きになると見ています。多少円安方向に振れているのですが、マーケットのセンチメントが弱めになっているため、押し上げ効果は期待していません。寄り付きの水準にもよりますが、軟調気味な展開を想定して臨みたいと考えています。

 決算は信越化学工業に注目しています。

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2010年1月20日 (水)

注目株式市場動向 1月20日

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今日の株式市場を振り返る 1月20日

 昨日と同様、後場になって大きく軟化しました。

 米国株式市場の上昇を受けて、70円高で寄り付いた日経平均株価は、30分程度で96円まで上げ幅を拡大しました。しかし、その後は停滞気味となり、後場に入ると下げ基調に転じ、27.38円、0.25%安で終えました。高値から120円強下げており、表面的な数字以上に弱いマーケットだったという印象です。

20100120

 後場に入ってからの下げは、銀行の融資規制の動きを懸念して2.9%と大きく下げた上海市場の影響が大きかったと見ています。

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 国内での通常国会開始に伴う政治的な混乱を警戒した利益確定の動きも重なったかもしれません。

 個人的には、米国が前日に大きく上昇した背景が今一つはっきりしなかったことから、今日の高い寄り付きそのものが不安定なものであったような気がしています。

 ザラバでの対ドル円レートは比較的に小幅な変動でしたが、午後になって多少円高に振れています。

B20100120

 キャノンの株価の後場の動きを見ると、大口の売りがあったとの指摘もありますが、為替の動きも重石の一つであったようです。

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 一方で、米国マサチュ-セッツ州の上院補欠選挙で、共和党が勝利したことから、保険改革法案の成立が不透明となり、医薬など関連株が上昇しましたが、その影響もあって、国内でも薬品株の堅調さが目立ちました。武田薬品工業の株価が1.7%弱上昇しています。

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 アジア市場はマチマチですが、上海の下げが際立っています。その他香港(-1.8%)、シンガポール(-0.7%)の落ち込みが目を引きます。

 欧州市場は、スイスとオランダを除いて下げ基調です。GLOBEXでの米国株が下げていることが背景になっていると見られます。シティーに続き、バンクオブアメリカ、モルガンスタンレー、ウェルズファーゴなどの決算が気になるようで、金融株が軟調なところが多いようです。

 そのGLOBEXでは、ダウ(-53ドル)、ナスダック(-11.25ポイント)と大きく下げて推移しています。下げ幅は拡大しています。銀行の決算の他、12月の生産者物価統計と住宅着工統計の発表が待ちうけています。

 というわけで、今日の米国株式市場の動向は予断を許しません。対ドル円レートがマーケットの引け後に大きく円高に振れていることもあって、明日の日経平均株価には厳しい展開です。

 日経平均株価の日足を追うと、5日移動平均線を下回った状況が続いており、しばらくの間は要注意のようです。

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今日の日経平均株価は? 1月20日

 今日はブログが不調でやっとつながりました。

 米国株式市場の上昇を受けて高く寄り付いた日経平均株価は、その後は方向感のない上下を繰り返しているようです。堅調気味な小動きを想定しています。

 ダウ平均株価は115・78ドル、1.09%上昇しました。開け前の時間外での停滞と雰囲気が一変しました。

20100119

 その理由はいまだにはっきりしないのですが、どうも先週金曜日の下落の反動という要因が大きかったようです。

 事前予想通りの決算を発表したシティーは、2.8%近くの下落で始まったのですが、結局3.5%と大きく上昇しました。

C20100119

 加えて、引け後に決算発表が予定されていたIBMが、期待感もあって大引けにかけて上昇しています。(ただし、引け後に発表された決算はコンセンサスを上回ったのですが、出尽くし感もあって時間外で反落し、ザラバの上昇を帳消しにしています)。

Ibm20100119

 さらに、マサチューセッツ州の上院補欠選挙で、民主党が苦戦しているということで、医療改革法案の成立が不透明に立ったという思惑から関連銘柄が上昇したこともマーケットを押し上げたようです。

 今日の日経平均株価のザラバは、このような米国株式市場の上昇と、対ドル円安に振れている為替に支えられているようです。ただし、一方で高値警戒感があるため、堅調ながら小動きにとどまるだろうと見ています。

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米国市場が上昇で始まる

 先ほどの投稿記事「今日の株式市場を振り返る 1月19日」の内容に訂正が必要です。

 ダウ平均株価が、マーケット開始前のGLOBEXでは40ドルを越える下落で推移していたにもかかわらず、現在は40ドル以上の上昇となっていることについて、コンセンサスであったシティーの決算が理由と指摘しましたが、どうもそうではないようです。

 シティーの株価は2.8%程度下落しています。

 上げているのは、マクドナルド(+1.5%)、メイシーズ(+0.9%)、ジョンソンアンドジョンソン(+0,9%)などの消費関連が目立ちます。またアルコアも0.6%程度上げています。

 なぜ、GLOBEXの動きと、始まったマーケットの動きに大きなかい離があるのかについては、現時点では正確に把握できていません。

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2010年1月19日 (火)

今日の株式市場を振り返る 1月19日

 今日は外出のためご報告が遅れました。

 弱いマーケットでした。5日移動平均線を明確に下回ったのが気になります。

 11円高で寄り付いた日経平均株価は、前場は一進一退の展開でしたが、後場になると下げ基調に転じ、90.18円安、0.83%安で終えました。

20100119_2

 後場の下げは、対ドル円レートが円高方向に振れたことが大きかったようです。ホンダの株価の動きがその状況を物語っています。

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 一方、円高の恩恵を受ける紙パルプ株が堅調でした。

20100119_4

 気になるのは、日経平均株価が明確に5日移動平均線を下回ったこと。短期的には、高値警戒感から株価が調整局面に入る兆候です。

20100119_5

 基調としての上昇トレンドは維持されているにしても、株価が5日移動平均線を再び上回ることが確認できるまでは、要注意で臨むつもりです。

 アジア市場はマチマチですが、欧州市場は全面的に下げています。GLOBEXでの米国市場が軟調に推移していることが大きく影響していると見られます。

 米国では注目されたシティーの10-12月決算が、一株当たり33セントの当期損失と事前予想通りでした。前年同期の一株当たり2.44ドルの損失からみれば大幅な改善です。

 この数字がマーケットに安心感を与えたためか、ダウは8.3ドル高、ナスダックも8.3ポイント高となっています。上げ幅は拡大する様子です。

 今日は、11月の対米証券投資と1月のNAHB住宅指数の発表が予定されています。引け後にはIBMの決算発表が控えています。

 米国の株式市場が堅調であれば、対ドル円安に振れていることもあって、明日の日経平均株価にはプラス要因になりそうです。果たして、すぐに5日移動平均線を上回る水準に復帰できるか注目したいと考えます。

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今日の日経平均株価は? 1月19日

 今日の日経平均株価は前日終値付近で寄り付いた後、ザラバでは軟調気味ながらも小動きを想定しています。

 寄り付きは10,850円近辺をメドとしています。

 米国株式市場は休場でした。欧州市場は、英国(+0.72%)、ドイツ(+0.72%)など全般に堅調な上昇を見せています。

 対ドル円レートが多少円高方向へ振れたことが、ザラバの重石になると見ています。

A20100119

 ただし、昨日の後場の動きを見ると、ソニーの株価推移が示唆するように、外人投資家の買いが衰えを見せていないことから、意外な堅調さを見せる可能性も念頭に置いています。

20100119

 昨日指摘した高島屋の堅調な値動きも、外資系証券会社の投資判断上方修正も影響したようですから、買いの主体は海外の投資家が主体であったと推測されます。

 したがって、今日のザラバの展開も、円高の重石と、海外投資家の買い意欲がバランスして、軟調気味ながら小動きという見方です。

 政治の問題は、話題としては面白いのですが、株式市場への影響は、現在の問題と、これまでの政治に対する評価との落差がポイントになります。これまでの政治に対する評価がきわめて高いものであれば、落差が大きいわけですから株式市場にはダメージが大きいのですが、正直なところ落差はあまりないように思われます。

 今日は、12月の消費者態度指数の発表の他、津田駒など6社程度の決算が発表される予定です。

 後場になると、シティー、IBMの決算を控えた米国市場のGLOBEXでの動きが気になってきます。先週金曜日の下落の反発が見られるようだと、日本のマーケットにも好影響があるかもしれません。

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2010年1月18日 (月)

注目市場株価動向 1月18日

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今日の株式市場を振り返る 1月18日

 高値警戒感が強い中で、米国株式市場の比較的に大きな調整を受けての展開でした。それにしては、後場に多少の切り返しを見せるなど健闘したという印象です。

 94円安で寄り付いた日経平均株価は、すぐに下げ足を速め、前場の引け時点では200円を越える下げ幅となりました。ところが後場に入って盛り返し、結局127.02円、1.16%の下げで大引けとなりました。後場に74円近く戻したことになります。

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 日足を見ると、5日移動平均線を僅かに下回るとはいえ、トレンドの崩す下げではないようです。このあたりは、ダウ平均株価の動きに似ています。しかも、後場に戻したために、かなり明確な下ヒゲをつけていることにも注目です。

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 利益確定の売り圧力が強かったと見られますが、後場に入って対ドル円レートが円安方向に振れたことが、マーケットの下支えになったと見られます。

B20100118

 また、後場に入ってからの高島屋の好調な値動きが目を引きました。

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 09年12月の売上高がマイナス7.4%と、ひとケタ台の減少に縮まったことが好感されたようです。また、通信事業部とオンライン事業部を統合したクロスメディア事業部の売上高が5.3%の増加を見せたことも株価に影響した可能性があります。加えて、大阪店の増床による増収効果への期待も膨らんだと見られます。

 アジア市場はマチマチでしたが、韓国(+0.59%)、インド(+0.49%)、上海(+0.4%)が堅調でした。上海の動きが、日経平均株価に多少の好影響を与えたようです。

 欧州が、原油価格の下落によると思われるノルウェーの下げ(-0.32%)を除いて総じて堅調に推移しています。

 米国は休日です。

 明日の日経平均株価を見る上では、対ドル円レートの円高方向への振れが気懸りですが、マーケットの上昇基調が崩れていないことは念頭に置く必要がありそうです。

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今日の日経平均株価は? 1月18日

 先週金曜日に米国株式市場が調整したことを背景に、今日の日経平均株価は低い寄り付きになりそうです。高値感や政治的な不透明感のため、基本的には、ザラバも軟調気味な推移と見ていますが、意外な切り返しの可能性もあるので注目したいと思っています。

 寄り付きはCMEの日経平均先物価格(円ベース)10,830円をメドとしています。

 今日は、11月鉱工業生産動向の確報値の発表があるほかは、不二越、小松ウォール工業など7社の決算が予定されています。マーケットへの大きなインパクトは想定していません。

 米国がキング牧師の生誕記念日で休日ですから、後場のGLOBEXの動きが影響することもありません。

 というわけで、ザラバでの軟調な推移を想定しています。

 ただし、短期的な状況には関わりなく、買いを入れてくる動きには、引き続き注目する必要があると見ています。

 加えて、先週金曜日の米国株式市場の調整も、これまでの上昇トレンドを崩すものではなかったことも念頭に置きたいと思っています。

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 対ドル円レートは多少円安方向に振れて始まっています。

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2010年1月17日 (日)

ご連絡

 明日午前7時に、FXブログ「野村雅道と楽しい投資仲間達」に「ブレーク? : かかし」が掲載されます。是非ご参照いただければと存じます。

 そこでご紹介しているのですが、世界の株式市場が堅調に上昇しています。

20100116

 ロシアを先頭に、日本も4.1%の上昇です。一方で、低迷しているのは5.3%下落したドバイなど僅かです。

 日経平均株価は新値を更新してきており、ブレークが鮮明です。高値感は強いのですが、高値についていく対応も念頭に置いて置く必要がありそうです。

20100116_2

 月曜日は米国株式市場の調整を背景に、安く寄り付きそうな様子ですが、ザラバで強い切り返しがあれば、逆指値をしっかりとしたうえで、上昇についていくことも考えています。

 基本的には、株価が終値で5日移動平均線の上にとどまっている間は、このような対応で行くつもりです。

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2010年1月16日 (土)

日本ハム(2282) : 春 研一

 どこまで続くのかはわかりませんが、外人買いが出遅れ感の強い、日本株に回ってきており、ちょっと予想以上に株価が上昇しています。

 その中で、1118日に取り上げた日本ハム(2282)を再び取り上げます。

参照URLhttp://kakashi490123.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/2282-a3dd.html

 そのときは、株価が歴史的安値にありながら、一方で輸入食肉需給の好転から業績急回復の可能性が高まっていたことがポイントでした。そこで、第2四半期決算後の安いところでの購入をお奨めしました。その後、若干上昇したのですが、引き続き外需株が物色されたことから、軟調なまま推移していました。

 しかし、ここに来て外人買いに加え、出遅れ株の物色の一環として、食品株の中では主要企業の一社である同社も、この一週間で明らかな上昇トレンドに転換しています。私はどちらかというと、いつ上がるかはわからないが、確実に取れそうな前回推奨時点のほうがタイミングとしては好きです。しかし、多少リスクは出始めていますが、今回のような局面も嫌いではないです。

 このまま、簡単に上昇すれば何も問題はありませんが、仮に短期的に塩漬けになったとしても、そんなに遠くない将来には、利食いのチャンスが訪れる可能性が高い株価水準、業績タイミングだからです。

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 ここから株価が上値を追う可能性が高い要因は、前回にもお話ししたように、輸入鶏肉、輸入牛肉の需給が改善する局面に入ってきたことです。2月初旬には、第3四半期決算が公表されますが、今回はそこら辺りまでが、最も妙味がある時期だと思われます。

 なお、日本ハムの株価と業績、輸入肉指数の関係は私のブログ「春研一の株式投資をファンダメンタルから極める」の業績表の活用(5)から、詳細に取り上げていますので、ご覧になってください。

参照URLhttp://ameblo.jp/halariga/entry-10391836286.html

 また、私は最近、無料メルマガを始めました。これは、そのときどきの注目銘柄を掲載しています。また、アフィリエイトの入門的な解説も行っています。興味のある方は、お訪ねください。

参照URLhttp://ameblo.jp/halariga/entry-10435263562.html

       

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米国株式市場を振り返る 1月15日

 利益確定の売りが目立ちました。この動きを、上げすぎたマーケットが基調転換するシグナルと見るべきかどうか判断に迷うところですが、現在のところは単なる一休みと見ています。

 ダウ平均株価は、ほぼ終日停滞したままに推移して、100.90ドル、0.94%下げて終了しました。キング牧師誕生日の休日を含む3連休を前にしているせいか、大引け直前も戻りを見せないままに終わってしまいました。

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 数多く発表された経済指標は全体としてはマーケットに対して中立であったようです。12月の消費者物価指数と鉱工業生産はほぼ事前予想どおり、1月のニューヨーク連銀製造業景気指数がコンセンサスを上回ったのですが、1月のミシガン大学消費者信頼感指数の速報値は下回ったという組み合わせでした。

 注目のJPモルガン・チェースは、利益が予想を上回ったのですが、営業収益が期待に達しませんでした。クレジットカードや住宅ローンの損失が大きく、「利益の質」を不安視する見方もあったようです。株価は2.3%弱低下しました。

Jpm20100115

 前日引け後のアナリスト予想を上回る決算を発表したインテルが利益確定で3.2%と大幅に下落しました。この動きをきっかけに、半導体などハイテク・セクターの値動きの低迷が目立ちました。

Intc20100115

 加えて、金や原油など国際商品市況の下落を映して、資源エネルギー株が停滞しています。エクソン・モービルが0.8%、ニューモント・マイニングが1.7%弱下げました。

Nem20100115

 このような米国の株式市場動きを反映して、CMEの日経平均先物価格(円ベース)は10,830円となっています。対ドル円レートは円高方向へ振れたままになっていることもあって、月曜日の日経平均株価は安く寄り付きそうな気配です。

A20100116

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2010年1月15日 (金)

注目市場の動向 1月15日

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今日の株式市場を振り返る 1月15日

 想定した以上に堅調なザラバでした。1時半頃から大引けにかけての、絵にかいたような、規則正しい右上がりの上昇トレンドが印象的です。

 9円高で寄り付いた日経平均株価は10時にかけて40円強上昇しましたが、その後は軟調気味に推移しました。ところが1時半になると、突然人工的にも見える直線的な上昇に転じ、74.42円、0.68%高で大引けを迎えました。

2100116

 前場の上昇には資生堂があったようです。午前10時に、米国の自然派化粧品会社ベアエッセンシャルズを買収するとの発表で株価が急騰しました。終値では5.1%上昇しています。

2100115

 午後の上昇局面では、大型優良株の上昇が目立ちました。外人投資家の寄与が大きいのだろうと推測します。

 トヨタが1.6%弱上げました。新型プリウスやその上級車であるSAIの受注がきわめて好調であることも背景の一つとなっているようです。

2100115_2

 TDKも後場の強さが目立ちました。対ドル円レートが多少円安に戻したことも影響したようです。

Tdk2100115

 その対ドル円レートが、後場に多少円安方向に戻したのですが、引け後は再び円高方向に振れています。今後の動向は予断を許さないようです。

B2100115

 アジア市場はマチマチです。韓国と台湾の上昇率が日経平均株価を上回っています。一方、香港、シンガポール、インドが下げていますが、下げ幅は限定的です。

 一方、欧州は全般に下げています。GLOBEXの米国市場が軟調であることが影響しているようです。

 現在GLOBEXでは、ダウ(-34ドル)、ナスダック(-7ポイント)ともに下げています。下げ幅は拡大しています。今朝ご報告したように、前日引け後に発表されたインテルの好決算のインパクトは見られません。

 今日は、12月の消費者物価指数と鉱工業生産、そして1月のニューヨーク連銀製造業景気指数とミシガン大学消費者信頼感指数の速報値と、きになる指標が目白押しです。しかし、それにもましてJPモルガン・チェースの決算発表に注目が集まっているようです。

 

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今日の日経平均株価は? 1月15日

 注目のインテルの決算が予想を上回ったこともあって、今日の日経平均株価は多少高めに寄り付きそうですが、対ドル円高方向に為替が振れたため、ザラバは小動きにとどまると見ています。

 寄り付きはCMEの日経平均先物価格(円ベース)10,930円をメドとしています。

 ダウ平均株価はスタート直後に多少モタついたのですが、すぐに持ち直し、その後は堅調に推移して、29.78ドル、0.28%高で終了しました。

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 12月の小売売上高や、週間ベースの新規失業保険申請件数が、事前予想よりも悪かったことがモタつきの背景でした。

 ただ、12月の小売売上高が、コンセンサスであった前月比0.5%増加に対して、0.3%の減少となった理由として、前月の数字が上方修正されたことの影響が大きいとのことで、すぐに落ち着きを取り戻したようです。

 とはいえ、ウォルマートの株価が1.5%弱下落しており、それなりのショックはありました。

Wmt2100114

 それを補ったのがハイテク株の堅調さでした。引け後に決算発表を控えたインテルが2.5%と大きくあげました。

Intc20100114

 連動して、ダウ銘柄であるIBMも1.6%高と堅調でした。

Ibm2100114

 引け後に発表されたインテルの決算は、売上高、純利益ともコンセンサスを上回りました。そのため、引け後の時間外取引でも上昇しています。しかし、時間の経過とともに時間外での上昇幅は縮小しています。1.5%を越えて上げていたのですが、0.7%弱まで上げ幅が縮小しています。

 ということで、今日の日経平均株価に対するインテル効果は限定的なものにとどまりそうです。加えて、前日から対ドル円高に振れていることも重石になる可能性があります。したがって、ザラバは小動きにとどまると見ています。

A2100115

 今日は11月の特定サービス産業動態統計速報の発表が予定されています。決算はホギメディカルなど10社程度と少数です。

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2010年1月14日 (木)

注目の株式市場動向 1月14日

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今日の株式市場を振り返る 1月14日

 前日とは打って変わった強いマーケットでした。

 43円高で寄り付いた日経平均株価は、そのまま調整らしい調整の気配も見せずに順調に上昇を続け、172.65円、1.61%高で終えました。

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 11月の機械受注統計が事前予想を大きく下回ったにもかかわらず、マーケットへの影響が限定的であったのは、前日に発表された12月の工作機械受注額が大幅に回復したことがあると見ています。オークマが13.7%上昇しています。

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 対ドル円安に大きく振れたこともマーケットの上昇を牽引しました。

B20100114

 パナソニックは6.1%と大きく上昇したのを見ると、円安に加えて、外人投資家の主力株買いのインパクトが大きいことを窺わせます。

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 また、ベージュブックが米国の経済活動の回復を指摘したことや、上海市場が上昇したことを受けて、海運株や商社株の好調な動きが目を引きました。

 アジア市場も堅調でした。香港を除いて上昇しており、上海市場が1.4%と大きく上げています。

 一方で、欧州市場はマチマチの動きです。好調なアジア市場に影響されて、寄り付きは総じて高かったのですが、GLOBEXで米国市場が軟調に推移していることから、総じて上昇幅を縮小してきており、マイナスに転ずる市場が増えているようです。

 GLOBEXでは、ダウ(-6ドル)、ナスダック(-3.5ドル)ともにマイナスに転じてきました。

 今日は12月の小売売上高、週間の新規失業保険申請件数、12月の輸入物価指数、11月の企業在庫と経済指標が続きますので、目が離せません。さらに、引け後にはインテルの決算発表が待ちうけています。

 ということで、楽観ムードに沸きたち、アジア市場で突出した上昇率となった日本市場なのですが、どうも欧州や米国の基調が軟調であることが気になります。一段の円安が進めば話は別なのですが、明日の日経平均株価の動向は予断を許さないようです。

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11月の機械受注はコンセンサスを下回る

 11月の機械受注はコンセンサスを下回りました。
株式市場に多少の重石にはなりそうです。

                  10月実績   11月実績

船舶・電力を除く民需(億円)  7045     6253  

 対前月比             -4.5%    -11.3%

 対前年同月比          -21.0%   -20.5%

(11月の事前予想は、対前月比+0.2%、対前年同月比-10.1%)

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今日の日経平均株価は? 1月14日

 前日の反動高となりそうです。高めの寄り付きと、堅調なザラバの展開を期待しています。

 寄り付きは、直前に発表される11月の機械受注の影響もあるでしょうが、CMEの日経平均先物価格(円ベース)10,795円をメドとしています。

 ダウ平均株価は53.51ドル、0.5%高となりました。開始前の時間外では動きがなく、開始後もしばらくの間停滞していたのですが、11時過ぎから切り返し、2時以降に一段と堅調さを増しました。

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 スタート直後の停滞は、原油価格の下落から石油株が低迷した影響が大きかったようです。0.4%下落したエクソン・モービルのザラバの動きがそれを物語っています。

Xom20100113

 その後の切り返しは金融株が牽引しました。JPモルガン・チェースが1.8%弱上昇しています。

Jpm20100113

 2時過ぎからの一段高は地区連銀経済報告(ベージュブック)の影響と見ています。10地区で経済活動の上昇と改善が観測されるとの報告が評価されたようです。

 このような米国株式市場の動向を反映して、今日の日経平均株価のザラバも堅調に推移しそうです。対ドル円レートは小幅での上下の繰り返しにとどまっています。

A20100114

 今日は、11月の機械受注の他、12月の企業物価指数の発表が予定されています。ドトール日レスホールディングス、ダイセキ、松竹、東宝、レナウンなど50社を越える決算発表が続きます。

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2010年1月13日 (水)

注目株式市場動向 1月13日

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今日の株式市場を振り返る 1月13日

 中国人民銀行の預金準備率引き上げ、米国株式市場の下落、対ドル円高方向への為替の振れ・・・・・マーケットにとって悪材料が揃いました。

 しかし、前場の10時頃にかけて約60円、そして後場も2時過ぎにかけて約60円と、悪材料をものともしない買い上がりに不気味な強いエネルギーを感じた一日でした。

 日経平均株価は144.11円、1.32%とかなり大きく下げました。ただ、前場と後場の買い上がりとその後の反落のために、二こぶラクダのような形状を呈しています。

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 前日に中国関連銘柄として沸いたコマツが2.9%近く下落しています。

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 米国のハイテク銘柄の低迷と、対ドル円高への振れが重石となって、東京エレクトロンが2.8%下げたのも目を引きました。

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 アジア市場はインドを除き下げています。とりわけ、上海(-3.1%)と香港(-2.6%)が大幅に下落しています。

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 欧州市場はマチマチですが下げが優勢です。ベルギー(-1,6%)の下げが目立ちます。

 GLOBEXでは、ダウ(+1ドル)、ナスダック(+0.75ポイント)とも、ほとんど動きがありません。

 今日は、12月の月次財政収支と地区連銀経済報告(ベージュブック)の発表が予定されています。注目する決算発表はありませんが、中国を撤退する可能性があるグーグルの株価の動きに注目が集まっているようです。前日の引け後の時間外取引では1.4%下げています。

 明日の日経平均株価に大きく影響する米国株式市場の動向が予想しにくいのですが、対ドル円高に振れた為替の円安方向への戻りが鈍いことから、予断を許さないようです。グーグルを含むナスダックの動きに注目しようと思っています。

B20100113

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今日の日経平均株価は? 1月13日

 今日の日経平均株価の寄り付きは低く、ザラバも軟調な展開を想定しています。

 CMEの日経平均先物価格(円ベース)の10,760円を一応のメドとしていますが、対ドルで円高に振れていることもあって、もう少し低くなるかもしれないと思っています。

 ザラバでは、米国株式市場の反落や、中国の預金準備率引き上げを無視して中国関連銘柄を買い進んだ反動が重石になる可能性を警戒しています。

 ダウ平均株価は36.73ドル、0.34%安で終了しました。マーケット開始前のGLOBEXの動きから見れば、それほど大きく下げたという印象はありません。むしろ1時過ぎからジワジワと下げ幅を縮小しており、意外に頑張ったという感じです。

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 コンセンサスを下回る決算を発表したアルコアの株価が11.1%と大幅に下落したことがマーケットの下げを牽引したようです。

Aa20100112

 気になるのはナスダックの急落。30.1ポイント、1.3%と大幅に下げました。ハイテク指標であるフィラデルフィア半導体指数が3.6%下げ、インテルの株価が1.6%安となっています。ザラバの力のない展開が気になります。

Intc20100112

 もう1つ懸念されるのが対ドル円レート。急速に円高に振れており、一時は90円台になっています。

A20100113

 日経平均株価に寄与度の大きいハイテク銘柄が、ナスダックの下落と円高のダメージを受ける可能性があります。

 さらにもう一つ、中国人民銀行が預金準備率を引き上げたことを念頭に置く必要があるかもしれません。米国では、中国経済の減速の影響を気にしているようです。日本では、好調な経済指標を評価して中国関連銘柄を買い進んだだけに、反動が出るかもしれません。

 というわけで、今日のザラバは軟調な展開を想定しています。重要な経済指標の発表は予定されていませんが、島忠、東洋炭素、アデランス、ライフコーポレーションなどの決算発表が続きます。

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2010年1月12日 (火)

注目株式市場の動向 1月12日

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今日の株式市場を振り返る 1月12日

 軟調な局面もあると警戒していたこともあって、後場に入ってからの強さが非常に印象的でした。ただし、どうも強すぎるのではという感覚が消えません。重視している「鉱工業在庫循環モメンタム」の方向性から見て、マーケットの上昇に対して違和感はないのですが、調整なしの一直線の上昇を期待するのはリスクが大きいと考えます。

 27円安で寄り付いた日経平均株価は、前場はそのまま停滞ムードで推移しました。ところが、後場に入ると急速に上げ足を速め、80.82円、0.75%の上昇で大引けとなっています。

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 前場の停滞は対ドル円高方向への振れがかなり影響したようですが、後場に入ると多少円安方向に揺れ戻したこともあって、グローバル経済の回復シナリオがマーケットを牽引したと見られます。

B20100112

 ファナックが3.8%上昇して、日経平均株価を14円弱押し上げました。

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 上海市場の上昇と、海外での高炉建設の話題が評価されて鉄鋼株が好調で、新日本製鐵が5.1%上昇しています。

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 その他、英国へのスマート・グリッドの基幹技術供与が伝えられる日本風力開発が7.0%と大きく上げました。

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 アジア市場はマチマチですが、上海が1.9%と大幅高になったのが目を引きます。

 ただし、欧州は全面安となっています。英国では鉱業株などが下落しているようなので、アルコアのダメージが大きい米国株の軟調な動きが背景の一つになっているようです。

 その米国株ですが、GLOBEXではダウ(-65ドル)、ナスダック(-11.75ポイント)とかなり大きく下落しています。今朝お伝えしたとおり、前日引け後に発表されたアルコアの決算が予想を下回ったことから、引け後の時間外で急落した影響が大きいと見られます。

 今日は11月の貿易収支の発表の他、KBホーム、スーパーバリューなどの決算発表が予定されています。

 対ドル円レートが円高方向に振れていることもあり、明日の日経平均株価への影響が気になるところです。

 

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新光商事(8141) : ポアロ

 低PER、高配当利回り、来期大幅増益が狙える銘柄として新光商事に注目しています。新光商事はNEC系の電子部品商社で主に集積回路、半導体素子、回路部品及び電子管を取り扱っている電子部品事業と人気パチンコメーカーの京楽向けの台枠や液晶表示装置を取り扱っているアッセンブリ事業を展開しています。

 第1四半期(4-6)1億円強の営業赤字に転落しましたが第2四半期(7-9)は産業機器、自動車向けの電装部品などの取扱量回復に伴い10億円弱の営業利益を稼ぐなど業績は回復傾向にあります。足元でも自動車生産の回復に伴い電装部品などが回復している模様で通期では会社計画の営業利益18億円はかなり余裕を持って達成できそうです。

 また、注目しているのは顧客がヒットを連発している遊戯機器向けのアッセンブリや電子部品です。顧客の京楽は足元でもパチンコ「仮面ライダー」に続きパチンコ「美空ひばり」といった大型タイトルを投入したほか2010年の1月にはパチンコ「明日のジョー」を投入する予定です。

 その、京楽は来年にも看板機種の「必殺仕事人」シリーズの最新作を投入する可能性が高いです。同機種は10万台で大ヒット(年に数本)と呼ばれる業界にあって前作30万台、その後のリメイク版(VER)などを含めれば40万台強を販売したモンスターマシンで次作の注目度も非常に高い機種です。仮に販売となれば20万台以上販売が予想され新光商事の業績に大きく貢献すると考えています。

 この1機種(30万台予想)が貢献するだけで113月期業績は大幅増益が可能でしょう。そのほか3機種程度を例年通りに販売してくれれば今期比で営業利益を20億円程度押し上げると考えています。

 すると113月期の予想PERで7倍、配当利回り5%強、PBRで0.4倍弱、さらにネットキャッシュが時価総額に占める比率は70%弱と高いことから現在の株価は魅力的だと考えています。

※決算短信の推移を見るとアッセンブリ事業は元来京楽の販売動向がキレイに反映されていたのですが直近では筋肉マン、天国の階段などが販売された時期に売上高がたっていないことから一部機種(多分京楽本体が開発していない部分)に関しては新光商事を経由しないことが推測されます。一方で、仮面ライダーや美空ひばりといった主力機や1月に出る大型タイトル「明日のジョー」や「必殺仕事人」といった作品は従来通り新光商事経由で販売していると推測しています。

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米久(2290) : 健美操

ハム・ソーセージの会社をご紹介します。

米久は静岡県に本社を置く食肉加工の大手です。2007年に三菱商事が筆頭株主となり最近の業績は順調でしたが、今年度は踊り場にあります。鶏肉価格低下などの影響を受けています。

主力のハム・ソーセージ加工では、業界内に過剰設備が存在し、メーカー各社は設備の低稼働率に悩んでいます。これに対する米久の戦略は、自社ブランドにこだわらず、業務用として各スーパーや外食チェーンなどに納入することです。単価は低いですが、大量に出荷できるので稼働率が上昇し、生産性も向上しています。加えて、広告宣伝も要りませんので価格競争力があります。

また、米久は三菱商事の販路を活かしているように見えます。三菱商事は国内の食品流通網で一大勢力を築いていますね。その三菱商事の食品戦略における一翼を担うという訳です。企業規模によっては、このような有力企業との提携もひとつの良い選択肢ではないかと思います。

ところで、地元静岡県では、米久のハム・ソーセージは贈答用としてもらって喜ばれる定番商品でもあるそうです。決して価格が安いだけではなく、おいしく造るための技術と評判を兼ね備えた会社であることが伺えます。

さて株価ですが、子会社であったチムニーを売却したことが株式市場では悪材料と捉えられた感があります。米久とチムニーの間にはシナジーが少なく、経営の集中と選択という点では筋の通った経営判断だと思いますが、株式市場から再評価されるためには、「表面上大幅に低下した営業利益」を回復させる必要がありそうです。

これまでの施策により、加工品・食肉事業だけでも(チムニーがなくても)利益を確保する企業体制が構築された感がありますが、結果はこれからです。また、チムニーの売却で得た資金を、三菱商事で食品業界に精通した経営陣が有効に使ってくれることも期待しています。

少し長い期間での投資になるかもしれませんが、今後の同社の加工品・食肉事業の成長を期待するには面白い時期だと応援しています。

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今日の日経平均株価は? 1月12日

 今日の日経平均株価は高めの寄り付きが期待できそうなのですが、ザラバは軟調な局面も想定して慎重に臨みたいと考えています。

 寄り付きはCMEの日経平均先物価格(円ベース)10,845円を一応のメドとしていますが、それより多少低目になるかもしれません。

 高めの寄り付きの背景には、ダウ平均株価の上昇があります。45.80ドル、0.43%の上昇で終えています。

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 本格的な決算期入りで、好決算に対する期待がマーケットを牽引したようです。特に、引け後に発表される予定のアルコアの株価が2.5%とかなり上昇したのが目を引きました。

Aa20100111

 ただし、引け後に出たアルコアの決算は、売上高こそコンセンサスを18%近く上回ったのですが、一株6セントの利益予想に対して、28セントの赤字となりました。前年同期の1.49ドルの赤字に比べれば、かなり改善したのですが、前四半期には僅かながら黒字を計上していたので、かなりのショックがあったようです。このため、引け後の時間外では5%近くの急落となっています。

 加えて、ハイテク指標であるフィラデルフィア半導体指数が0.3%の低下したことを背景の一つにして、ナスダックが0.21%下落しました。

 このような米国市場の動向の影響から、今日の寄り付きがCMEの日経平均先物価格を多少下回り、ザラバで軟調な展開の可能性を想定する根拠になっています。

 対ドル円レートも円高方向への振れが進んでいて、マーケットの重石になる気配です。

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 今日は11月の国際収支統計、12月のマネーストックと景気ウォッチャー調査などの指標が発表されます。決算は、キューピー、良品計画など消費関連の注目企業が続きます。

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注目株式市場動向 1月11日

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2010年1月11日 (月)

日米の在庫循環モメンタム予想を比べると・・・

 FXブログ「野村雅道と楽しい投資仲間達」に「米国の景気動向を読む:かかし」という記事を投稿しました。ご参照願えればと存じます。

 内容は、すでにこのブログでご報告した記事(「急回復の続く米国の景気指標・・・在庫循環モメンタム」)に沿ったものですが。米国の在庫循環モメンタムの2010年の動きの予想を加えています。

 ここでは、ご参考までに、予想を含めた日米の在庫循環モメンタムの比較をしてみました。とても似ています。日経平均株価とダウ平均株価が短期的に見れば連動している背景の一つだと理解しています。

1120100111_2

 基礎データは、日本が経済産業省の「11月鉱工業動向」、米国が商務省の「11月出荷、在庫、受注統計」です。

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2010年1月 9日 (土)

10大びっくり予想

 日経新聞は6日に、ブラックストーン・グループのストラテジスト、バイロン・ウィーン氏の発表した「2010年の10大びっくり予想」を紹介しています。

 記事にもあるように彼の毎年はじめの予想は、ウォール街で大変人気があります。

 私がモルガン・スタンレーという証券会社でアナリストをしていたときに、彼がニューヨークの本社でストラテジストをしていて、いつも社内で彼の予想をネタに楽しい議論をしたことを思い出しました。

 

 ということで、彼の今年の予想です。注目は5と6.

1.米国実質成長率が5%を越え、失業率は9%未満に。

2.FRBはゼロ金利から離脱。政策金利は年末までに2%へ。

3.米国債の発行過多と買い意欲減退で、長期金利は5%越え。

4.株式市場は乱高下。S&P1115130010001115

5.ドルは上昇。1ドル100円超

6.円安背景に日本株は先進国で最大の上昇12,000円越え

7.米大統領は原子力発電を後押しする法案を制定。

8.オバマ人気持ち直し。11月選挙で民主党の減少は予想以下。

9.金融規制法は金融業界寄りに

10.イランのアハマディネジャド大統領失脚

        (出所:日経新聞 201016日)

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米国株式市場を振りかえる 1月8日

 12月の米国雇用統計がコンセンサスよりも悪かったにもかかわらず、ダウ平均株価は11.33ドル、0.11%の上昇となりました。大引けにかけて意外な回復を見せました。

 雇用統計の発表を受けて、ダウ平均株価は開始直後に52ドル強下落しました。その後は僅かに持ち直したものの、3時半ごろまでは軟調気味に推移しました。ところが、大引け前30分で急回復して、前日比プラスでの終了となっています。

20100108_3

 金融セクターが終日低迷したのは、雇用統計の影響だと思われます。ゴールドマン・サックスが1.9%下落しました。

Gs20100108_2

 この金融セクターの停滞を補ったのがハイテクセクターでした。フィラデルフィア半導体指数が1.5%弱上昇したのを受けて、テキサス・インスツルメンツの株価が2.3%上昇しています。

Txn20100108_2

 大引け前の急回復は、ニューヨーク原油が0.15上昇と底堅かったことから、石油関連株が買われたことが大きかったようです。シェブロンは0.2%の上昇にとどまりましたが、大引け直前に上昇してマーケットの回復に貢献したと見られます。

Cvx20100108_2

 以上のような推移を見せたダウ平均株価を強いと見るべきかどうか、判断に迷うところですが、私は意外に強かったと見ています。

 理由の一つはハイテク株の強さ。コンピュータ及び関連製品の在庫循環モメンタムが急上昇していて、基調の強さの重要な背景になっているようです。(在庫循環モメンタムについては、「在庫循環概念図」をご参照ください)

20100108_4

 このハイテク株に牽引されて、ナスダックは17.12ポイント、074%と、ダウ平均株価を大きく上回る上昇を見せています。

 もう一つの理由は、VIX指数の下落。4.9%弱と大きく下げました。投資家心理が改善して、リスク許容度が高まったことを示唆しています。

Vix2010010800000_2

 ということで、米国市場の動きは日経平均株価にプラス要因であったようです。CMEの日経平均先物価格(円ベース)は10,835円となっています。

 ただし、対ドル円レートは雇用統計発表後に大きく円高方向に振れており、その後も大きな円安方向への戻りも見せていないようですから、その分をマイナス要因と考える必要がありそうです。

A20100109_2

 加えて、日本航空が会社更生法での再建となることがほぼ決まったようですから、100%減資の可能性も念頭に置く必要があります。

 となれば、金曜日の後場に急回復した日経平均株価が、3連休明けに反動を見せる可能性もありそうです。

   

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2010年1月 8日 (金)

予想よりも悪かった12月の米国雇用統計

 12月の非農業部門雇用者数は8万5千人減少しました。事前予想は±ゼロでしたから、相当に悪い数字であったと言えそうです。失業率は10%とコンセンサスどおりでした。

 この数字を受けて、GLIBEXではダウ(-18ドル)、ナスダック(-4.75ポイント)とマイナス方向に振れています。

 対ドル円レートは円高方向へ振れています。

D20100108

 とりあえず、今日大幅に上昇した日経平均株価にとっては、ダメージのようです。

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急回復の続く米国の景気指標・・・在庫循環モメンタム

 1月5日に米国商務省が発表した11月「製造業出荷、在庫、受注統計」で、米国の景気動向について確認しておこうと思います。

 ポイントは、急速な景気回復が続いており、好調な株式市場の重要な背景の一つとなっているということです。

 この統計の一部が「耐久財受注」として事前に公表され、マーケットにかなり大きいインパクトを与える傾向があります。

 まず、全産業の出荷動向から。急回復しています。加速度を増しているように見えます。前年同期の水準まであと一歩のところまで来ました。経験的には、前年同期比でプラスに転じると、実感としての回復感が急速に強まってきます。

1120100108_2

 次に全製造業の在庫の動きです。長く続いてきた在庫削減の動きにブレーキがかかり始めたようです。出荷の回復とともに、生産が増加していることを窺わせます。(注:生産統計は連邦準備銀行が受け持っています)

1120100108_3

 そこで、出荷の増減率から在庫の増減率を差し引いた景気指標である「在庫循環モメンタム」を見ると、このようになっています。

1120100108_4

 赤い太線が在庫循環モメンタムです。出荷の回復を背景に、上昇が加速しています。

 より長期的な視野から「在庫循環モメンタム」を見ると、回復の順調な進展が、さらに鮮明に確認できます。

1120100108_5

 この「在庫循環モメンタム」はダウ平均株価とかなり良く連動しています。グラフから確認する限り、株価の上昇余地が大きいことが示唆されているようです。

20100108_5

 ただし、「在庫循環モメンタム」の上昇のかなりの部分が、政府による緊急経済対策による需要創出の影響を受けていることに注意する必要があります。両者のギャップがそのまま100%株価の上昇ポテンシャルであるとは言えないのですが、それでもあと一段の上昇があってもおかしくない状況であることは念頭に置く必要がありそうです。

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今日の株式市場を振り返る 1月8日

 終わってみれば、大きく上昇したマーケットでしたが、ザラバの動きはダイナミックでした。

 61円高で寄り付いた日経平均株価は、すぐに134円まで上げ幅を拡大しました。しかし、その後は一転して軟調な展開となり、1時過ぎには4円安となりました。ピークから138円下げたわけです。ところが、そこから再び急回復して大引けは116.66円、1.09%高となりました。ほぼ2時間で120円の上げです。

20100108

 ダウ平均株価の上昇と、前日の菅財務相の発言をきっかけに進んだ対ドル円安が、高い寄り付きの背景となりました。

C20100108

 ところがマーケットが始まると、対ドル円レートが多少円高方向に振れたことに加えて、米国でのハイテク株の基調が弱かったことから、一部の円安メリット・ハイテク株が値を崩しました。京セラの推移を見ると、マーケット開始早々には上昇が止まり、後場に入ると一時急落に転じています。この展開がマーケットの動きと重なります。

20100108_2

 ただし、円安メリット株を全体としてみれば、前日からの対ドル円安への振れを反映して堅調に推移しました。トヨタ株の安定した動向が印象的です。

20100108_3

 午後1時以降の急速なマーケットの上昇は、後場開始直後の急落の反動ということなのでしょうが、個人的な印象としては、単なる押し目買いというよりも不自然さがあったような気がします。急落の過程での売り方の踏み上げを梃子にして、一気呵成に上げてしまったという感じです。ファーストリテイリングの大引け前の動きを見ていても、あまり自然さが見えません。

20100108_4

 というわけで、このようなマーケット動きかあると、経験的には、その後の動きが非常に不自然になるので注意しようと思っています。

 アジア市場、欧州市場とも総じて上昇しています。ただし、1%を越えて上げているのは、アジアではインドネシア、欧州ではオーストリアだけです。

 GLOBEXでは、ダウ(+14ドル)、ナスダック(+1.5ポイント)と小幅の動きです。上げ幅は僅かですが拡大しています。

 今日は12月の雇用統計待ちということのようです。その他、11月の卸売在庫と消費者信用残高の発表も予定されています。

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円高へ揺り戻し?

 朝方に想定していたよりもザラバが弱い基調で推移しています。

 背景には為替の動向があると見ています。

 朝方には、菅財務相のコメントに沿って1ドル95円程度へ向かって円安が続きそうに見えたのですが、予想に反して円高方向に揺り戻してしまいました。

B20100108

 昨日の菅発言で円を売った反動が出ていると指摘されています。加えて、輸出企業のドル売りもあるようです。

 というわけで、マーケットへ寄与度の高いハイテクなどの円安メリット・セクターが腰砕けということになると、後場の展開も要注意です。

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今日の日経平均株価は? 1月8日

 米国市場について軟調な展開を想定していたのですが、ダウ平均株価は上昇しました。

 どうやら、今日の日経平均株価は高く寄り付き、ザラバも堅調な展開が望めそうな様子です。

 寄り付きは、CMEの日経平均先物価格(円ベース)10,740円をメドとしています。

 ザラバは、ダウ平均株価が上昇したことに加えて、対ドル円安へ振れていることがマーケットを支えると見ています。ただし、後場は、12月の雇用統計を控える米国市場のGLOBEXの動きや、週末の手仕舞いの動きに多少警戒したいと考えています。銀行株が堅調なのですが、日本航空の動向からも目が離せません。

A20100108

 ダウ平均株価はスタート直後にモタついたのですが、その後は盛り返して33.18ドル、0.31%高で終えています。

20100107

 ハイテク指標であるフィラデルフィア半導体指数が1.1%下落したことに示されるように、ハイテク・セクターの軟調さが目立ち、マーケットの寄り付き直後の低迷の原因になりました。IBMの動きがそれを語っています。

Ibm20100107

 しかし、12月の小売が好調であったことから、マーケットのセンチメントが好転したと見られます。2.3%の上昇となったメイシーズの株価の午後の動きの強さが目立ちました。

M20100107

 加えて、金融セクターも強く、JPモルガン・チェースが2%弱上昇しました。メイシーズ同様、午後になってから基調が一段と強くなっています。

Jpm20100107

 ハイテク指標が弱いため、ナスダックは僅かに下落したのですが、ダウ平均株価の堅調さが目立ちます。その背景には、5日に米国商務省は発表した11月「出荷・在庫・受注統計」をベースにした全製造業在庫循環モメンタムが大きく上昇したことがあると見ていますが、これについては後ほどご報告します。

1120100108

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2010年1月 7日 (木)

今日の株式市場を振り返る 1月7日

 上値の重さが鮮明になってきました。

 11円高で寄り付いた日経平均株価は、10時前には42円まで上げ幅を拡大したのですが、その後は軟調な推移に転じて、2時過ぎには94円安となりました。大引けにかけて僅かに戻したのですが、49.79円、0.46%安で終了しています。

20100107_2

 前場の堅調なマーケットを牽引したのは、前日から続く大手銀行の上昇でした。4.3%と大幅に上昇した三井住友フィナンシャルグループの前場の動きを見ると、マーケットの重要な牽引役の一つであったと見られます。

Fg20100107

 一方で、対ドル円レートに動きがなかったこともあって、ハイテクや自動車などの株価は停滞しました。2.5%下落したキヤノンの後場の動きを見ると、マーケットの後場の調整ときれいに連動しています。

20100107_3

 ザラバの対ドル円レートには動きがなかったのですが、引け後に菅直人財務相が記者会見で「もう少し円安に進めばいいと思う」「経済界では90円台半ばが適切との見方が多い」と発言したことをきっかけに、大きく円安方向に振れています。

B20100107

 気になるのは、この円安への振れにも関わらず、日経平均先物の夕場が軟調であったこと。為替以上に、GLOBEXでの米国市場の停滞が気になるようです。

 そのGLOBEXでは、ダウ(-32ドル)、ナスダック(-6ポイント)と下落しています。ただし、下げ幅の拡大は止まったようです。

 今日は、週間の新規失業保険申請件数の発表が予定されています。

 金曜日の12月雇用統計を前に、今日の米国の株式市場は大きく動かないような雰囲気です。ということは、停滞した状態のまま推移する可能性が高く、明日の日経平均株価の頭を抑える要因となることが懸念されます。

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キユーピー(2809):100107  :春 研一

 今回は、キユーピー(2809)を取り上げます。この会社は地味なのですが、非常に企業として強い会社です。大方の人は、どこが強いかよくわからないので、業績に対して強気に見る人が少ない会社です。そのため、好調な決算を発表すると、しばらく注目されることが多いのです。

 前回は、9月初旬に今とほとんど同じ株価でお話ししています。その後、第3四半期決算を発表したのですが、通期の営業増益額の会社予想が25億円であるのに対して、第3四半期までの累計で40億円の増益となったため、株価も程なく1,080円まで上昇しました。しかし、その後グローバルな企業に物色対象が変化したため、また1,000円弱まで株価が下がっています。

もちろん、8%の上昇を狙ってお話ししたわけではありません。この会社が他の食品企業と違うところは、植物油脂を大量に使っていますので、大豆価格が上がると業績が厳しくなります。大豆価格はおととしまで急騰し、同社の業績も大幅に悪化しました。推奨時点では、大豆価格がピークから大きく下落したところであったので、株価が織り込んでいないということで買いタイミングだと考えました。ところが、キユーピーを薦めたとたん、残念ながら大豆価格が再上昇してしまったため、8%の上昇で終わってしまいました。ただし、今の大豆価格の水準は、戻したとはいうもののピークからはかなり下ですので、今期はそれほど原料価格を気にしなくてすみます。

 一方、前回と異なるのは、11月決算ですので、新しい期の業績予想が出ます。第3四半期までの状況を考えれば、終わった期は増額修正の公算が大きく、しかも大豆価格が下がってはいませんが安定していますので、今期予想も増益の可能性が高いのです。すると、現在18倍弱のPERが、急に15倍近くまで下がりますので、注目される可能性が高いのではないでしょうか。

この会社は11月決算ですから、来週の火曜日(12日)に決算発表します。特にこの時期は小売業中心に2月決算企業の第3四半期の発表が相次ぎますが、好業績の会社は限定的ですので、同社が注目される可能性は高いのではないでしょうか。

 株価もここしばらく調整していますので、リスクは小さく、決算によって短期的なリターンも考えられます。

すでに何度かお話させていただいたように、私、春 研一は「株式投資をファンダメンタルから極めるhttp://ameblo.jp/halariga/」というブログを立ち上げています。私はこの「スケアクロウ投資経済研究所」のブログでときどき、銘柄を紹介しています。銘柄紹介に当っては、長い年月のアナリストとしての蓄積をベースに、投資タイミングもはかりながら行っています。しかし、それらの背景のすべてを紹介記事に書くと、とんでもなく長いものになります。そこで、ファンダメンタル分析を通じてどのような思考過程を経て、ここで紹介するような銘柄を選んでいるかという、そのノウハウをじっくり解説するブログです。興味のある方はぜひとも一度お立ち寄りください。

     

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今日の日経平均株価は? 1月7日

 今日の日経平均株価は高めに始まりそうなのですが、ザラバは軟調気味の展開を想定しています。

 寄り付きは、CMEの日経平均先物価格(円ベース)の10,785円を多少下回るところをメドとしています。

 ザラバを軟調と見る特別な理由があるわけではないのですが、米国市場での頭打ち感が影響するのではと思っています。

 ダウ平均株価は1.66ドル、0.02%高と、ほぼ横ばいで終了しました。前日は11.94ドル安でしたから、2日続けて動きが止まったことになります。

20100106_2   

 これを、上昇過程での単なる一休みと見るか、頭打ちが鮮明になったと見るかで印象はかなり違ってきます。私は、頭打ちの可能性を念頭に置いています。

 12月のADP全国雇用数とISM非製造業景況指数が、ともにコンセンサスを下回ったことがマーケットを圧迫する一方で、12月のFOMC議事録で低金利の継続が確認されたことが下支え要因となったようです。

 加えて、寒波の影響もあり、原油価格が1.7%上昇したことを受けて、資源・エネルギー株が堅調でした。

Xom20100107

 対ドル円レートは、ADP統計の発表後、一時的に円高方向に振れましたが、すぐに円安方向に揺れ戻しています。

20100107

 今日の国内では、セブン&アイ・ホールディングス、イオン、ローソンなどの小売関連の決算が続きますので注目したいと思っています。

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2010年1月 6日 (水)

予想を上回る12月の雇用削減数 ADP統計

 先ほど発表されたADP社による12月の雇用削減数は8万4千人と、コンセンサスであった7万5千人を上回りました。

 対ドル円レートは円高方向に振れています。

C20100106

 雇用削減数拡大→景気回復の遅れ→低金利継続→日米金利差拡大せず→対ドル円高方向への戻し、ということなのでしょうか。

 いずれにしても、ADP統計が必ずしも、今週金曜日に予定されている雇用統計の動きを正確に示すというわけではないので、これだけでは何とも言えないのですが、とりあえず円高への振れは日経平均株価には重石となりそうです。

 ただし、低金利継続は米国のマーケットにとっては悪い話ではなさそうです。GLOBEXでは、ダウ(±0)、ナスダック(+0.75)と回復に転じてきました。

 ということは、ADP統計は円高を通じて日経平均株価にマイナスの影響を与えると同時に、米国市場の上昇を通じてプラスの影響を与えることになりますから、トータルで見ると、日本市場への影響は限定的ということになりそうです。

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今日の株式市場を振り返る 1月6日

 大発会から3連騰となりました。想定したよりザラバの基調は堅調でしたが、そうかといって力強さが感じられたわけではありませんでした。

 27円高で寄り付いた日経平均株価は、スタート直後にモタつきはありましたが、すぐに上昇幅を拡げ、10時半頃には86円高となりました。後場に入ると徐々に頭が重くなり、49.62円、0.48%まで上げ幅を縮めて大引けとなりました。

20100106

 想定よりも堅調なザラバの背景には対ドル円レートが円安に振れたことがあったと見ています。

B20100106

 トヨタが2.5%上昇するなど、グローバル企業の株価が堅調に推移したのが目を引きました。

20100106_2

 金融セクターも好調でした。特に、増資で株価の低迷が目立っていた大手銀行株が大きく反騰しています。三井住友フィナンシャルグループの株価は5.4%高となりました。

Fg20100106

 一方で、気になる動きもありました。対ドル円安にもかかわらず、これまでマーケットの牽引役であったハイテク銘柄の一部の動きが軟調でした。アドバンテストが1.5%下げています。特に後場に入ってからの停滞が目立ちます。

20100106_3

 この動きが、後場のマーケットの減速要因の一つであったと見ています、そして、GLOBEXでのダウやナスダックが下落基調で推移していることが明らかになった時期とほぼ一致しているように見えました。

 アジア市場はインドネシアを除いて上昇しています。

 対照的に欧州市場は、スイスとオーストリアを除いて下げ基調です。ギリシアの問題が影を落としていると推測されるのですが、GLOBEXでの米国市場の軟調な推移も重石になっているようです。

 そのGLOBEXでは、ダウ(-28ドル)、ナスダック(-5.75ポイント)ともに下げています。下げ幅は拡大しつつあるようです。

 今日は、マーケット開始前に、チャレンジャー・グレイ・クリスマス社による12月の雇用削減数、ADP社による12月の全国雇用数という2つの雇用関連の統計が発表される予定です。そして、マーケット開始後に、12月のISM非製造業景況指数が続きます。午後には、12月15-16日のFOMC議事録が公開されます。

 日経平均株価は為替に大きく影響されるため、今日の米国統計の発表と、それに対する為替の反応に注目しようと思っています。

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今日の日経平均株価は? 1月6日

 今日の日経平均株価は、多少高めに寄り付いた後、軟調気味な小動きを想定しています。

 CMEの日経平均先物価格(円ベース)10,725円を一応の寄り付きのメドとしていますが、もう少し低いかもしれません。

 ザラバでは軟調ながら小動きを予想しているのは、対ドル円レートが円高ぎみに推移していることが、マーケットの上値を重くする一方で、ダウ平均株価が引けにかけて値を戻したことによる安心感が下支えになりそうだと見るためです。

A20100106

 11月の中古住宅販売保留が16.0%の下落と、コンセンサスであった2.0%低下に比べて大幅に悪かったことから、ダウ平均株価の出足はもたつきました。2時過ぎには60ドル強まで下げ幅を拡げたのですが、大引けにかけて戻し、11.94ドル、0.11%の下げで終了しました。

20100105

 中古住宅販売保留の数字は確かに弱かったのですが、政府による住宅取得税制の優遇措置による駆け込みの反動などの要素もあったようで、マーケットは次第に落ち着きを取り戻しました。

 トールブラザーズのザラバの株価の動きに、その状況が示唆されています。

Tol20100105

 また、原油価格が前日に続いて上昇しており、エクソン・モービルが1.4%高となり、大引け前のマーケットの戻りに貢献したように見えます。

Xom20100106

 今日の国内では、アークスなどの決算発表が予定されているほかは、重要な経済指標の予定はありません。藤井財務相辞任のニュースが、マーケットの重石になる可能性は、念頭に置いておこうと思っています。

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2010年1月 5日 (火)

データの追加(すいません!!!)

 先ほどの「今日の株式市場を振り返る 1月5日」の中で、日経平均株価のチャートを入れ忘れてしまいました。

 お手数ですが、ここにお送りするチャートを併せてお読みいただければと存じます。

20100105_3

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今日の株式市場を振り返る 1月5日

 予想外に厳しい対ドル円高方向への振れでした。

B20100105

 64円高でスタートした日経平均株価は、多少のモタツキはあったのですが、午後1時頃には136円まで上げ幅を拡大しました。しかし、その後は急速に値を崩して、結局27.04円、0.25%高で終えました。

 後場の調整をもたらしたのは為替の動きであったと見ています、TDKの株価は1%強上昇したのですが、後場の値動きに円高の影響が大きかったことが感じられます。

Tdk20100105

 一方、為替に振り回されることもなく、7.4%と大きく値上がりした新日本石油の株価の動きが目を引きました。西尾社長が、新年の挨拶の中で言及した、今年4月に発足する「JXグループ」の構造改革プランや、4月発表予定の「統合中期経営計画」や「長期ビジョン」に関する示唆が、マーケットに好感されたようです。

20100105

 もちろん「JXグループ」のパートナーである新日鉱ホールディングスの株価も同様に7.3%上げています。

20100105_2

 昨日は、原油の動向や、スマートグリッドの展開が、今年のマーケットの大きなテーマになりそうだと申し上げましたが、どうやら経営統合にも焦点が当たりそうです。

 アジア市場は韓国を除いて上昇しています。香港が2%を越えて上げています。

 欧州市場はマチマチの動きです。ベルギーが1.8%下げる一方、オーストリアが2.1%上げています。バラついているマーケットの動きの背景には、軟調気味に推移しているGLOBEXでの米国市場があるようです。

 GLOBEXでは、ダウ(+4ドル)、ナスダック(-0.25ポイント)ともに、前日とは打って変わった小動きとなっています。両者とも小幅での上昇と下落を繰り返しています。

 今日は、11月の中古住宅販売保留(契約済み引渡前の物件数)、製造業受注指数の他、12月の新車販売台数の発表が予定されています。

 とりあえず小動きの米国市場なのですが、大幅上昇後の反動が出る可能性は頭の中に入れておいた方が良いかもしれません。

 

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今日の日経平均株価は? 1月5日

 米国株式市場の上昇に支えられて、今日の日経平均株価の寄り付きは高く、ザラバも堅調な展開になりそうです。

 寄り付きは、CMEの日経平均先物価格(円ベース)10,820円をメドとしています。

 ザラバでは、対ドル円レートが多少円高方向に振れていることがマーケットの重石になる可能性は念頭に念頭に置いておこうと思っています。

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 ダウ平均株価は155.91ドル、1.5%の大幅な上昇となりました。スタート直後から急上昇して、10時には上げ幅が120ドルを越えました。その後も堅調なまま大引けとなったのですが、その間の上げ幅は35ドルにとどまっています。

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 何と言ってもインパクトが大きかったのは、12月のISM製造業景況指数でした。55.9と前月の53.6から大きく上昇し、コンセンサスであった54.3も大幅に上回りました。

 加えて、原油価格が2.7%と急騰したことを受けて、シェブロンは2.7%上げるなど、資源エネルギー株が好調でした。

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 さらに、代表的なハイテク指標であるフィラデルフィア半導体指数が1.7%上昇したことを背景に、ヒューレット・パッカードが1.8%上昇しています。

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 シカゴ・オプション取引所のVIX指数が7.6%と大きく下落しており、投資家のセンチメントが改善して、リスク許容度が高まったことを示唆しています。

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 米国のこのような展開が今日の日経平均株価を支えそうです。

 今日の国内では、12月のマネタリーベースの他に、12月の国内自動車販売台数の発表が予定されています。

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2010年1月 4日 (月)

今日の株式市場を振り返る 1月4日

 大発会は、後場になって多少息切れを見せたのですが、全体としては堅調な展開でした。今年一年の動向を示唆するような動きに注目しています。

 62円高で寄り付いた日経平均株価は、10時半過ぎには上げ幅を148円まで拡げました。しかし、その後は底堅さを見せながらも軟調気味に推移して、108.35円、1.03%高で大引けとなりました。

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 軟調気味となったのは、対ドル円安の動きが止まってしまった影響が大きかったと見ています。

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 しかしながら、個別銘柄を見ると、今年のマーケットの動向を暗示するような動きを見せたものがありました。

 まず、国際石油開発帝石。ロイター通信によれば、中国人民銀行の高官が、外貨準備を原油などの戦略的資源に投資することで、運用先の多様化を図るべきだとの考えを示したとのことです。

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 これが堅調な株価上昇の背景になっていると推測されます。実は、ロイター通信のニュースがグローバルに大きなインパクトを与えたようです。アジア市場ではインドネシア、ヨーロッパではノルウェー、スウェーデンなど石油資源保有国のマーケットが大きく上昇しています。

 今年は原油の動向にマーケットが大きく動かされることになる気配です。

 次に明電舎。今日の日経新聞で大きく取り上げられた次世代送電網(スマートグリッド)への大型投資の話題が株価上昇の背景にあると見られます。同社は昨年11月4日の第2四半期決算説明で、「次世代電力系統網に貢献する明電舎の技術」というタイトルで、これまでの取り組み事例を詳細に説明しています。これがマーケットに評価されたものと見ています。

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 というわけで、今年は温室効果ガス排出量削減の国家目標にも支えられて、太陽光発電や風力発電の有効利用を含めたスマートグリッドの展開がマーケットの焦点の一つになりそうです。

 アジア市場はマチマチです。上海(-1.0%)の下げが目立つ一方で、インドネシア(+1.6%)がかなり大きく上げています。

 欧州は全般に堅調です。特に、ノルウェー(+1.3%)、スウェーデン(+1.0%)の上昇が目を引きます。

 GLOBEXでは、ダウ(+54ドル)、ナスダック(+21.25ポイント)ともに上げています。12月31日の引けにかけて見られた手仕舞いの反動という点も考慮する必要がありますが、まず堅調と言えそうです。

 今日は11月の建設支出に続いて、12月のISM製造業景況指数の発表が予定されています。

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今日の日経平均株価は? 1月4日

 新年は高めに寄り付いた後、堅調気味な小動きを想定しています。

 年末のCMEでの日経平均先物価格(円ベース)10,615円を寄り付きのメドとしています。

 ザラバでの堅調さを想定する理由はドル円。1ドル93円台で安定的に動き始めていることです。

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 ただ、一方で、年末のダウ平均株価が120ドル強下落していることや、急騰が続いた日経平均株価の高値感がマーケットの頭を抑えると見ています。

 後場になると、GLOBEXでの米国市場の動向が気になってきますが、12月31日のダウ平均株価の下落の半分程度が大引け直前の手じまい売りであったことから、その反動分だけ高く始まる可能性が高いと考えています。

 したがって、今日のザラバの動きは、上昇要因と下落要因が拮抗するものの、多少プラス要因が優勢のため、堅調な小動きと想定しています。

 昨晩ご連絡しましたが、FXブログ「野村雅道と楽しい投資仲間達」に「2010年の株式市場は?:かかし」を投稿しました。ご参照願えれば幸いです。

 それでは、今年もよろしくお願いいたします。

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2010年1月 3日 (日)

ご連絡

 明日(4日)午前7時に配信予定で、FXブログ「野村雅道と楽しい投資仲間達」に「1020年の株式市場は?:かかし」という記事を投稿しました。これまで、このブログで断片的にお伝えしてきたことをまとめた感じの内容です。お時間があれば是非ご参照願えればと存じます。

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購買力平価から為替の動向を読む

 いよいよ明日からマーケットが始まります。短い正月休みでした。

 昨年末のダウ平均株価が120.46ドルと比較的に大きく下落する一方、対ドル円安が進行したことが、日経平均株価にどのように影響するか、楽しみなところです。

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 対ドル円安方向への振れが株式市場を押し上げる効果が、ダウ平均株価下落の影響を上回るのではと見ています。

 どうも、今年は世界各国の「出口政策」が大きな話題になることから、金利動向と、それに連動する為替の展開が株式市場に大きなインパクトを与える気配です。

 それでは、今年のドル円をどのように見るのか?

 一昨日(1月1日)に、実効為替レートでみた場合、円はかなり高い水準にあるため、円安に振れる余地が大きいと指摘しました。

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 今日は、購買力平価という考え方で、対ドル円レートがどの程度の水準になるかということを考えてみたいと思います。

 購買力平価とは、それぞれの通貨の購買力が等しくなるように計算した通貨の交換比率のことです。OECDの作成するものを用いるのが一般的ですが、ここでは(財)国際通貨研究所のものを使います。内容に大きな相違はありません。

 実は、この購買力平価を軽視する人がかなり多いのですが、それはあまり気にせず良く利用しています。なぜならば、現実のドル円が、企業物価ベースによる購買力平価と、輸出物価ベースによる購買力平価の間で変動する傾向が鮮明だからです。

20100102

 これをもとに現在1ドル93円程度にあるドル円の今年のレンジを予測すると、おおむね108.52円(企業物価ベース)から75.32円(輸出物価ベース)ということになります。

 したがって、現在は円安方向に動きつつありますから、おそらく108.52円までの動きが想定できることになりそうです。となれば、為替による日経平均株価の押し上げ効果はかなり大きいと期待して良いかもしれません。

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2010年1月 1日 (金)

円は強いのか、弱いのか?

 今朝の「米国の株式市場を振り返る 12月31日」の中で、米国株式市場の下落は日経平均株価にマイナス要因、対ドル円安はプラス要因になると指摘しました。

 米国株式市場と為替の綱引きを想定しているわけですが、そうなると為替の動向に対してある程度明確な視点を持つことが必要に練ります。

 円は強いのか、弱いのか? について考えてみたいと思います。

 実は、この問題はドル円だけを見て判断するわけにはいきません。「実効為替レート」という考え方が必要になります。日銀の説明によれば、「特定の2通貨間の為替レートを見ているだけではわからない為替レート面での対外競争力を、単一の指標で総合的に捉えようとする」考え方です。

 日銀では15の通貨を貿易ウエイトで加重平均して算出しています。

 ただし、日銀は「円の実効為替レート」だけを公表していますので、ここでは、バーゼルにあるBIS(国際決済銀行)のデータによって、他通貨の実効為替レートも比較してみようと思います。BISのデータの制約で直近は10月までですのでご注意ください。

 まず、去年(2009年)の動きです。円の弱さが目立ちます。主要通貨の中で最も弱かったと言えます。

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 ところが期間の取り方で様子は大きく変わります。過去3年でみると、実は円は最強の通貨です。去年は確かに安かったのですが、それを勘定に入れても、依然としてもっとも強い通貨にとどまったままです。

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 これが何を意味するのか? 米国の金利上昇を受けて、さらに円安に動く余地があるのだろうと私は考えています。

 しかしながら、どんでもない円安に動くとは見ていません。理由は長期的なスパンでみた円の実効為替レートの動きにあります。97年からの動きを見ると、実は、現在の水準は強いとも弱いとも判断しがたい微妙な位置にあります。長い目で見ると、居心地は決して悪くないところにあります。

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 とすれば、今後は、米国の金利上昇から、対ドル円安が進むことが想定されるのですが、少なくともドルはユーロに対しても強含むでしょうから、実効為替レートという観点からみれば、円安の動きはある程度抑えられると思います。

 このあたりの議論は、FXブログ「野村雅道と楽しい投資仲間達」に昨年11月30日付で投稿した「『注意報再解除!』(その4):かかし」で触れていますのでご参照いただければと存じます。

 そこで、米国の金利の動向です。昨日の週間ベースの新規失業保険申請件数が、コンセンサスを下回ったことから、景気回復期待を盛り上げて、対円、対ユーロでドルが急騰しました。

 日米の10年物国債の利回り格差とドル円の動きを重ねると、時に連動性が崩れるのですが、基本的には同じ動きをします。

 したがって、米国金利の上昇で、利回り格差が拡大すれば、対ドル円レートは円安方向に振れると素直に見ることができそうです。

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 以上から、長期的な観点からは大幅かつ持続的な円安への動きは期待しにくいのですが、今年に限れば、米国の金融政策のインパクトで、かなりの円安となることも十分に考えられそうです。

 となると、株式市場だけでなく、物価の動向や企業収益に対しても、プラスの影響となることが期待できそうです。

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米国の株式市場を振り返る 12月31日

 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

 12月31日の米国株式市場は手仕舞いの売りに押されたようです。クリスマスが終わり、平常モードに復帰してからの動きとしては、正直なところ、多少の意外感がありました。

 週間の新規失業申請件数が予想以上に改善したことで、ドル高が進んだことが、手仕舞いを促したように思います。

 前日終値付近で寄り付いたダウ平均株価は、すぐに下落をはじめ、11時過ぎには50ドル安程度まで下げ幅を拡げました。3時半ごろまでは、その水準で推移していたのですが、その後大引けにかけてさらに下げ120.46ドル、1.14%安で終了しました。

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 対ドル円レートの動きが示すように、ドル高の進行がマーケットの重石となったようです。

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 シカゴオプション取引所のVIX指数が8.6%と大きく上昇したことが目を引きました。米国の景気回復→米金利上昇→ドルキャリーの終息→国際商品市況の下落という流れを連想させる動きです。

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 原油価格の上昇にも関わらず、石油株が軟調に推移したことが、このような展開を示唆しているようです。

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 そこで、日経平均株価に対する影響です。米国株式市場の下落はマイナス要因、対ドル円安はプラス要因となりそうです。昨日は、プラス要因の方が大きそうだと指摘しましたが、CMEの日経平均先物価格(円ベース)は10,615円と、前日に比べて僅かですが下げています。たぶん、VIX指数の上昇が、マイナス要因として加わった結果だろうと、自分なりに理解しています。

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米国の新規失業保険申請件数は減少したが・・・

 週間ベースの米国新規失業保険申請件数は43万2千件と、事前予想の46万件を大きく下回りました。雇用環境の改善を示唆する良い数字だと思われます。

 ところが、数字の発表と同時に、為替がかなり強くドル高円安方向に振れました。対ユーロでもドル高に振れています。

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 急速なドル高のためか、それまでプラスで推移していたGLOBEXのダウやナスダックが弱含みました。すでにマーケットは始まっていますが、ダウ(-6ドル)、ナスダック(-0.3ポイント)ともに軟調な推移です。

 日本株に対する影響が気懸りですが、米国市場の軟調な展開が頭を抑える要因となる一方で、対ドル円安の動きがマーケットを押し上げることが期待されます。

 全体としてみれば、為替によるプラス効果の方が大きいと思われます。

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