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2010年2月19日 (金)

今日の株式市場を振り返る 2月19日

 今日は判断を間違えました。米国公定歩合引き上げの影響を過小評価したことが理由です。しかし、マーケットの反応は過剰ではなかったかと思っています。上昇基調は崩れていないと考えます。

 ほぼ前日終値で寄り付いた日経平均株価は、10時半ごろまでは小動きに推移していました。ところが、その後突然急落をはじめ、反発の兆しも見せないまま大引けまで下落基調が続きました、212.11円、2.05%の大幅安で終えています。

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 下げのきっかけは米国の公定歩合引き上げにあるようです。GLOBEXでダウが下落幅を急速に拡げたことが、投資家を不安に陥れたと見ています。週末の手仕舞いが下げを加速した可能性もあります。

 ただし、FRBが指摘するように、今回の引き上げは、加熱した景気を冷やす目的のものではなく、実体経済への影響を極力抑えた、金融機関の資金繰りに関連する措置であるわけですから、どうもマーケットは過剰反応した可能性が強いようです。FF金利を動かす政策とは切り離してみる必要性があります。

 実際、NYダウ先物価格の推移をみると、一度は大きく下げたのですが、その後急回復に転じています。

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 日経平均先物価格の夕場の動きも同様に大きく回復しています。

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 予断は許さないにせよ、過度の悲観は避ける必要がありそうです。

 アジア市場は下げていますが、香港が2.59%と大きく下げたほかは、小幅にとどまっています。日本と香港が突出して下げたという感じです。

 欧州市場も下げているのですが、下落幅は僅かです。フランスとスイスは上昇しています。

 GLOBEXでは、ダウ(-53ドル)、ナスダック(-10.25ポイント)ともにマイナスに沈んでいるのですが、マイナス幅は大きく縮小しています。

 今日は1月の消費者物価指数の発表が予定されています。

 CMEの日経平均先物価格(円ベース)は現在10,195円で推移しています。夕場の日経平均先物価格も10,200円近辺です。

対ドル円レートは91.8円のあたりで安定的な動きとなっています。

B20100219

 今日は大幅な下落になりましたが、5日移動平均線を大きく割り込んでいないことに注目しています。 

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