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2010年2月24日 (水)

今日の株式市場を振り返る 2月24日

 身動きの取れないマーケットでした。

 ダウ平均株価の100ドルを越える下落を映して、146円の大幅安でスタートした日経平均株価は、110円ほどの値幅の中で変動した後、寄付値を僅か7円程度下回る153.27円、1.48%で大引けを迎えています。

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 後場には、NYダウ先物価格がマイナスからプラスに転じ、上海市場も上昇基調にあったことから、多少持ち直すことを期待していたのですが、対ドル円高の重石が大きかったようです。(「後場には落ち着きを取り戻す?」)

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 アジアの主要市場では上海とマレーシアを除いて下げています。ただし、下げ幅は1%以下となっています。目を引いたのは上海。1.33%と大幅に上げています。これまでの低迷の反動ということもあるのでしょうが、石油、鉄鋼、不動産、銀行などの主力銘柄が上昇しており、力強さが感じられました。

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 この動きが、日経平均株価の後場開始直後に見せた上昇の背景の一つであったようです。

 欧州市場はほぼ全面安でスタートしたのですが、現在はマチマチの動きから上げ優勢になってきました。スペイン(-0.85%)、ポルトガル(-0.59%)は下げているのですが、下落率は限定的です。ちなみに、ゼネストであるはずのギリシャは1.02%の上昇に転じています。

 欧州市場の好転の背景にあるのはGLOBEXの動きであると見られます。ダウ(+15ドル)、ナスダック(+4.25ポイント)ともに上昇に転じてきました。

 今日の米国マーケットは、バーナンキFRB議長の下院での議会証言を固唾をのんで待っているという感じです。もう一つ注目を浴びているのが下院でのトヨタ問題の公聴会。豊田社長が出席するということで、注目度が一段と高まっているようです。

 今日の日経平均株価が身動きの取れない状態だったと指摘しましたが、対ドル円高に加えて、これらが大きく影響したと思われます。

 その他に、1月の新築戸建て住宅販売の統計が発表される予定です。前月の34万2千戸に対して、35万4千戸と増加することがコンセンサスなのですが、大雪の影響が多少気になります。

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