米国株式市場を振り返る 2月26日
米国株式市場は多少堅調ながらも動きのない一日でした。経済指標も決算も、良いニュースと悪いニュースが打ち消しあったという印象です。
ダウ平均株価は4.23%、0.04%の小幅高で終えました。
昨晩お伝えしたように(「米国株式市場の動き」)、10-12月期のGDP改定値が予想を上回ったのですが、一方で、1月の中古住宅販売戸数がコンセンサスを大きく下回りました。
好決算を発表したギャップが大きく上昇したのと対照的に、赤字額が予想を上回ったAIGの株価が急落しました。
ギャップは5.44%の上昇です。
一方、AIGは9.96%下落して、引け後の時間外取引では、さらに0.08%下げています。
このようなマチマチな展開の中で、全体のマーケットを多少堅調にしたのは、銀行株の健闘でったようです。JPモルガン・チェースの株価が3.27%上げていますが、ザラバの着実な上昇が印象的でした。
この米国市場の動きを背景に、月曜日の日経平均株価はCMEの先物価格(円ベース)10,150円をメドに、若干高めの寄り付きが期待できそうです。
対ドル円レートが円高方向に振れているのが多少マーケットの重荷になることが多少懸念されます。
しかしながら、VIX指数が2.99%と比較的に大きく低下しており、グローバルなリスクマネーのリスク許容度が高まっていて、原油価格も上昇していることが、マーケットを押し上げる可能性に期待しています。
先週の日経平均株価は0.02%と僅かですが上昇しました。これで3週連続の上昇となります。日米の株価の連動性が非常に高いことから、来週は、仮にダウ平均株価が多少調整することがあったとしても、日経平均株価は堅調に推移するだろうと見ています。
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