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2010年5月 9日 (日)

日本ハム(2282):増額修正(10.5.9) : 春 研一

 日本ハム(2282)が57日に20103月期業績の増額修正を公表しました。売上高は直前の予想をわずかに下回りましたが、営業利益、税前利益、純利益とも増額修正となっています。なお、同社はSEC方式を採用しているため、一般の企業と異なり経常利益という概念がありません。

Ws20100506

 修正後の20103月期連結業績は7.3%減収ながら、営業利益は15.8%増益、税前利益は3.9倍、純利益は9.5倍となりました。税前利益、純利益は一時的な費用の増減が影響しますので、大幅に動いてもそれほど驚きはないものです。ポイントは営業利益の見方になります。

   

 その営業利益は増額修正をしたと言っても15.8%増益ですから、食品企業との比較ではかなりいいほうですが、他のセクターの企業と比較すると目立つほどの数字ではありません。ここまでが多分一般的な見方となるでしょう。しかし、上期と下期の状況に分けてこの業績を見ると、また違った見方になります。

   

 上期の営業利益は前年同期比57%減益の88億円でしたが、下期には14倍の160億円となっています。通期で見ると16%増益と目立つほどの増益ではありませんが、下期にV字型の急回復を遂げていることがわかります。これは、今期を見通した場合のポジティブ材料となります。

   

 同社の業績は輸入食肉の需給状況の影響を強く受け、今回は前回の記事(217日)でも報告したように、輸入鶏肉の需給が急回復しています。食肉の需給は回復すると1年ほど好調をキープする傾向がありますので、20113月期の上期の業績は高水準が期待され、さらに上期は前年同期の水準が低いことから増益率も高くなるでしょう。各社ともつい最近、輸入鶏肉で大きな損失を計上していますので、輸入増加には二の足を踏んでいるところですので、その可能性は高いことが予想されます。

     

株価は前回記事時点の1,078円から、一旦1,267円まで上昇し、現在マーケットの調整とともに1,121円まで低下しています。PBRはすでに3月を過ぎていますので、20103月期を基準に考えますと、0.84倍まで低下しています。日経225銘柄ですので、市場が下がると下落する傾向はありますが、バリュエーションからは実需の買いも期待できるのではないでしょうか。

   

なお、今回は食肉需給について詳しく述べていませんが、興味のある方はこちらをご覧ください。→食肉需給:http://ameblo.jp/halariga/entry-10394042631.html

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