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2010年5月 3日 (月)

加藤産業(9869):増額修正について(10.5.3) : 春 研一

51日(土)1600に開示された加藤産業の増額修正について報告いたします。

   

20109月期上期連結業績は、期初予想の0.1%減収、9.4%営業増益、5.1%経常増益、5.9%純利減益予想に対して、0.2%増収、44.3%営業増益、37.9%経常増益、32.8%純利増益と大幅な増額修正となりました。会社側では同時に通期業績の増額修正も公表しています。なお、決算発表自体は511日に予定しています。

Ws20100503

上期の会社計画の営業利益は前年同期比3億円の増益見込みでしたが、すでに出ていた第1四半期が8億円以上の増益でしたので、増額修正はある程度読めていたことではあります。しかし、第1四半期の営業利益が46.4%増益に対して、第2四半期も41.4%増益であることにはやや驚きがあります。

     

上期の好調によって、通期の業績予想も大幅に増額修正しました。20109月期連結業績は、期初の0.9%増収、6.0%営業増益、3.3%経常増益、7.0%純利増益を、増収率は変えず、17.9%営業増益、15.5%経常増益、16.5%純利増益と増額修正しています。同社業績は2006年度、2007年度とメーカーのコストアップを引き金に大幅に落ち込んだ後、急回復を示し、前年度でほぼ過去最高益水準に並びました。それに対して、さらに今期も大幅な増額修正、増益と過去最高益を更新する見込みです。

     

なぜ、かくも加工食品卸売業の業績が好調かということは、何度も取り上げていることですので、あえてここでは述べません。興味のある方は、「産業の分析」をご覧ください。

    

http://ameblo.jp/halariga/entry-10414383410.html

     

ここでは、なぜ、こんなにも業績が好調なのに、ここ数ヶ月株価が低迷し、バリュエーションも低いのかということ。今回の増額修正は今後株価に織り込まれるのだろうかという点に関して、考察してみることにしよう。

     

まず、この半年の株式市場を考えると、市場のメインテーマは景気回復であったと考えられます。当初は、外需主導の景気回復がテーマで、それに沿った銘柄が評価されました。3月に入ると、内需景気の回復もテーマとなり、不動産関連や消費関連など幅広く売り込まれていた銘柄が買われました。

     

その間、食品株、食品スーパー、加工食品卸といったところは、完全に蚊帳の外でした。これは、それらの企業が今回の景気悪化局面で業績が堅調、もしくは好調だった半面、比較的景気拡大局面では業績が伸び悩む傾向にあるためです。いわゆる、ディフェンシブストックという位置づけになります。

     

ただし、市場がそのように評価するのは、市場が考えた現象が現実化すれば、業績が伸び悩むという考えが背景にあります。一方、逆に買われた方は、業績がよくなるはずだという思いが背景にあるのでしょう。しかし、それはあくまで市場の予測であって、期待通り良くならなければ、売られるし、良くなっても株価が織り込んでしまえば上がらないこともあります。

     

一方、悪いと思われていたほうは逆の現象が起こることもありえるでしょう。特に同社の場合、直近まで株価はむしろ下がっています。つまり、市場は悪い業績が出ることを恐れていたとも解釈されます。現時点のPER11.3倍、PBR0.86倍となっています。その面から見ても、今回の増額修正はサプライズでしょうし、市場の動向次第でどうなるかはわかりませんが、ある程度の評価は受ける可能性が高いのではないかと思われます。また、わかりにくい業界であることもあって、増額修正しても、解釈ができず、数日してから動き始めることもよくある会社だということは念頭においておく必要があるでしょう。

     

金曜日の海外市場は大きく下げています。日本の株式市場が開く木曜日までには3日間もありますので、どうなるか予測するのは非常に困難ですが、このような見方で対処されてはいかがでしょうか。

    

なお、430日に記事をアップした菱食の第1四半期の状況も併せてご参照ください。

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