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2010年6月20日 (日)

中国の人民元改革について

 新華社が伝えた、中国人民銀行による人民元相場の弾力化は。月曜日の日本の株式市場に影響がありそうです。

 現実的には、段階的に小幅な調整を積み上げるものであろうと推測されるため、仮に月曜日にドル円や株式市場が大きく動いても、すぐに落ち着きを取り戻すだろうと考えています。

 短期的な影響としては、根拠が明確ではないのですが、人民元高に連動して円高が進むという発想です。この「ついでの円高」のイメージが、マーケットを下げる可能性があります。

 おそらく、月曜日の上海市場の動向が気になるでしょうから、すぐに落ち着きを取り戻すとしても、月曜日は警戒したほうが良さそうです。

 今後、徐々に人民元高が進むと、日本企業にどのような影響が考えられるのでしょうか?

 中国を低コストの生産拠点と位置付けてきた企業にはネガティブだろうと思われます。人民元高によるコスト競争力の低下だけでなく、賃金コストの上昇傾向も無視すべきではなさそうです。ファーストリテイリングも含めて、多くの製造メーカーに影響が及びそうです。

 対照的に、中国を成長性に富んだ魅力的な販売市場と位置付けてきた企業にはポジティブな影響がありそうです。人民元高を容認する政策は、中国の経済成長を内需主導型に誘導する圧力になると考えます。上海万博が象徴的な意味をもつようになるのではと期待しています。イオンを含めて、この恩恵を受けそうな企業は決して少なくないと思います。

 長期的に見れば、人民元安と低賃金コストに支えられた中国製品が世界の市場を席巻して、デフレ効果を輸出してきた構図が徐々に変化すると見ています。既に指摘しましたが、為替の効果以上に、労働コストの上昇がこの動きを速めることになるかもしれません。

 となると、グローバルに見て魅力的な生産拠点が」、中国からベトナムなどの周辺国に移り、アジア全体の活性化につながると楽観的に見ています。

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