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2010年6月 9日 (水)

今日のマーケット動向と明日の見通し 6月9日

ポイント

 ダウ平均株価が上昇したこともあって、無難なスタートを予想したのですが、期待外れでした。円安基調で推移していた為替が、マーケット開始前に円高に振れ、ザラバ中もそのまま膠着状態となったことが最大の理由と見ています。明日の相場も為替次第ということで、楽観は出来そうもありません。ただし、マーケットはあまりにも為替に神経質になっており、他の要因に目を向ける余裕をなくしているように見えます。このような極度に弱気のセンチメントに満ちている場合、きっかけさえあれば、かなり急激で大きな反騰が期待できると経験的には言えるようです。もっとも、そのきっかけが視野に入っているわけではないのですが・・・

今日のマーケット動向

 62円安でスタートした日経平均株価は、方向感のないままに、110ドル弱の値幅の中を上下して、98.81円、1.04%安で終えました。寄り付き価格と大引け価格の差は僅かに36.44円という小幅なものでした。

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 123.49ドル高となったダウ平均株価を反映することもなく、低い寄り付きになった理由は、マーケット開始前に始まった円高への振れだったと見ています。

 そして、ザラバが方向感にない停滞気味の推移となった理由も、為替の動きが停滞したためであったと考えています。

 ドル円の推移を見ると、株式市場は始まる前に、突然円高へ振れ始め、ザラバ中は、そのまま膠着状態になったことが見て取れます。

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 ユーロ円も似たような展開でした。

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 そして、ドル円、ユーロ円ともに、株式市場の終了直前に大きく円安方向に戻しています。ユーロ円で、その動きを拡大して見ると次のようになっています。

C20100609_2

 そして、日経平均先物価格の15時10分までの動きを見ると、為替に連動したことが鮮明です。

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 いずれにしても、マーケットが為替に神経質に反応するあまり、他の要因に目を向ける余裕をなくしているように見えることには、注目する必要がありそうです。マーケットが弱気に傾きすぎていることを示唆しているため、きっかけさえあれば、反騰は急激でかつ大幅なものになる可能性が高いからです。

 今日は、4月の機械受注統計がコンセンサスをかなり大きく上回ったのですが、株式市場はほとんど無視したように見えます。

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 アジア市場は、韓国、台湾を除いて上昇しています。特に上海が2.78%の急騰となっています。中国農業銀行のIPOが先送りされるとの観測がきっかけであったようです。金融セクターの上昇が目立っています。

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 ハンガリーからブルガリアまで財政懸念問題が拡がりそうな欧州市場も、英国とドイツを除いて上昇基調です。ただし、オーストリアが1%を越えて上げているほかは、小幅な動きです。

 GLOBEXでは、ダウ(+14ドル)、ナスダック(+3.50ポイント)と小幅ながら堅調な動きです。

Cme20100609

 今日は、4月の卸売統計と、午後には地区連銀経済報告[ベージュブック)の発表が予定されています。

明日の見通し

 明日の日経平均株価も為替次第ということで、予断は許さないようです。

 特に、今日も見られたように、マーケット開始直前に基調が変わり、終了近くになって元に戻るというような動きが恒例化しているため、注意が必要だと思っています。

 経済指標としては、1-3月のGDP改定値、5月の消費動向調査と企業物価指数など重要なものが続きます。決算は積水ハウスに注目です。

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