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2010年6月13日 (日)

なぜ今「景気回復宣言」? に対する読者のご質問に答えて

≪本日の「なぜ今『景気回復宣言』?」に関して、読者の方からご質問をいただきました。重要なご質問だと考えましたので、そのご質問と私の回答をそのままご紹介します。≫

Q:

いつも興味深い記事で参考にさせていただいています。

アメリカと日本は景気がピークアウトすると書かれていますが、中国も同様でしょうか?

それからピークアウト後は、二番底方向か景気循環の一環としての調整かどちらになると思われますか?

簡単で構いませんので、教えてください

A:

いつもブログをご覧いただき、大変ありがとうございます。

二番底か、循環面での下降局面かという点ですが、3-5年の在庫循環面での下降局面と見ています。

この下降局面ですが、より長期の景気サイクルとの合成波として見ることが重要です。特に20年の波長をもつ建設サイクルを重視しています。

その建設サイクルは、日本が大底からの上昇局面、米国がサブプライムで増幅されたピークからの下降局面となっているようです。

日本は、長期波動が上昇ということで、短期波動の上げは大きく、下げは小さめになると見ています。

米国は、長期波動が下落のため、上昇は小さく、下落が大きいと考えているのですが、長期波動の下落があまりにも急で、かつ大きかったため、反騰の可能性があります。

ということで、日米とも短期循環の下落局面は、あまり深刻なものにはならないと推測しています。

中国は、出荷や在庫などの経済指標が整備されていないため、判断が難しいのですが、米国と同様に建設サイクルが下降基調にあることが気になっています。しかも、米国のような、大幅な調整を経ていないのが心配の種です。

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