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2010年7月23日 (金)

注目企業の財務・株価分析 : 信越化学工業(4063]

 好決算を背景に、信越化学工業の株価が1.47%上昇しました。

 第1四半期の決算と同時に、これまで公表を控えていた2011年3月期の通期業績予想がリリースされましたので、それを用いて財務株価分析をしてみました。

 まず株価は4135円。前日比60円、1.47%高となっています。

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 次に財務データ。今日、会社側が公表した数字をそのまま用いています。全て一株当りです。したがって、2011年3月期の売上高は2407円、営業利益が343円、当期利益が255円で、そのうち100円が配当金です。利益剰余金が期末で3206円に膨らむ見込みです。総資産4249円と比較して、その大きさが際立ちます。有利子負債は46円に過ぎません。

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 財務分析で注目されるのは、総資産回転率の向上。利益率の上昇と重なって、総資産営業利益率(OROA)が6.63%→8.06%→8.43%と急速に上昇する見通しです。

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 株価評価としては、来期業績2012年3月期をベースにすると、株価売上高倍率(PSR)1.55倍、総資産回転率0.61回転、財務レバレッジ1.22倍と予想されますので、PBR(純資産倍率)はこの3項目を掛け合わせた1.15倍となります。一方、BPSは3610円と予想されるため、両者を掛け合わせた数字が現在株価である4135円となっています。

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 そこで来期の目標株価の算出するにあたって、PSR1.55倍を目標PSR 1.83倍に置き換えます。そして、目標株価を逆算して求めると4,870円となります。約17%程度の上昇ポテンシャルがあると見られます。

 なぜ目標PSRが1.83倍なのか?この数字を当期利益率割って求めるPER(株価収益率)を20倍と見ているためです。ちなみに、前期のPERは21.31倍でしたから、多少低目の想定をしていることになります。

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本文中で使用しているデータやグラフ類は主に次の各社の公表しているものにお世話になっております。経済産業省、内閣府、日本銀行、東京証券取引所、CME GROUPCBOE,CNN MONEYMSN MONEY、アット・ニフティ・ファイナンス、Yahoo!ファイナンス、サーチナ、外為どっとコム 

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コメント

こちらこそ大変にありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします。

投稿: かかし | 2010年9月 8日 (水) 08時40分

これは優秀なブログです。ありがとうございます。

投稿: Forex Scalper | 2010年9月 6日 (月) 11時29分

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