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2010年7月24日 (土)

米国マーケットを振り返る 7月23日

ポイント

 好決算銘柄が続いた割には停滞気味に推移していたダウ平均株価は、欧州でストレステストの結果が発表されて1時間ほどしてから上昇基調に転じました。100ドルを越えて上昇したのですが、好業績銘柄の貢献分を除くと、ストレステストのインパクトが限定的であったように見えます。とは言え、月曜日の日経平均株価は9,500円近辺でのスタートになりそうです。

米国マーケットの動向

 前日終値を僅かに下回ったダウ平均株価は、1時前までは小動きに終始しました。ところが、その後上昇基調が鮮明になり2時頃には上げ幅が100ドルを越えています。再び大引けにかけて多少上値が重くなりましたが、1102.32ドル、0.99%高で終了しました。

20100723

 好決算を発表する企業が多かったにもかかわらず、1時頃までのマーケットの動きは鈍かったという印象があります。欧州のストレステストの結果発表に対して神経質な動きを見せたのだと理解しています。(「欧州のストレステストを前に、米国市場は神経質な動き」)

 そのストレステストが12時に発表されると、マーケットは小幅ながら下落しました。(「ストレステスト後の為替と株価」)

 ところが、1時頃からマーケットが上げに転じたのですが、その背景はやは、91行のうち84行がストレステストを通過したことによる安堵感にあると見ています。

 ウェルズ・ファーゴの午後の値動きを見ると、金融セクターに対するマーケット心理が改善した様子が示唆されているようです。

Wfc20100723

 好決算を発表して、比較的に堅調な値動きをしていたアメリカン・エクスプレスが、午後に一段と堅調さを増して、3.7%の大幅な上昇となったのも、同様の理由によると見ています。

Axp20100724

 4.71%低下したVIX指数の日中の動きを見ると、1時から2時頃にかけての急速な下げが目を引きます。ただ、その後は僅かですが上昇気味に転じているのが多少気懸りです。

Vix20100723

 ユーロドルの動きを見ると、ストレステスト後はユーロ安に動き、しばらくしてからユーロ高に転じた様子が示されています。このユーロ高、ドル安がダウ平均株価の重要な押し上げ要因の一つになったようです。同時に、ユーロ高の動きが比較的に早く一段落してしまって、頭打ちの兆しが鮮明であることが気になります。

A20100724

 というわけで、ダウ平均株価は、全体的に見れば、ストレステストを好感した大幅高ということになるのでしょうが、好業績銘柄のマーケットへの貢献部分を除くと、ストレステストのインパクトは限定的であったと考えています。

月曜日の日経平均株価への示唆

 CMEの日経先物価格(円ベース)は9,505円となっています。したがって、日経平均株価は9,500円の近辺での寄り付きを予想しています。

Cme20100723

 金曜日の大証イブニング・セッションでの日経先物9月限は9,510円ですので、大きく上昇して始まるとは言い難いのですが、一応日経平均株価の終値からは70円程度上昇してのスタートとなりそうです。

 ザラバは為替の影響が大きいのですが、ユーロ高に頭打ちの気配が出ていることに注意したいと考えています。

A20100724_3 

 ザラバは、好決算銘柄にも期待して、堅調ぎみな小動きを想定しています。

 経済指標は6月の貿易統計の発表が予定されています。決算は、花王、日本電気硝子など42社程度。いよいよ決算シーズンが本格化してきます。

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