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2010年8月 7日 (土)

アリアケジャパン(2815):決算速報(10.8.6) : 春 研一

 86日に公表されたアリアケジャパンの20113月期第1四半期連結業績の報告をする。

     

 20113月期第1四半期連結業績は20.6%増収、32.1%営業増益、63.7%経常減益、95.7%純利減益となった。輸入予約に伴うデリバティブの評価損が営業外で4億円強発生したため、経常利益以下は大幅な減益となった。

      

 ただし、それを含めて、期待通り、もしくは期待を上回る結果であったと評価できよう。

Ws20100806      

 売上高は20.6%増収と、第4四半期に続いて20%を超える増収となった。これは、国内を中心として、会社ぐるみで取引を行うという戦略が、花開いてきたものと解釈される。

     

 第4四半期の場合、前年同期が10.9%減収であったことや、海外売上が為替の換算の関係で極端に多く見えたということもあったが、この第1四半期にはそのような問題もないことから、今後の売上拡大に対する確信はより高まったのではなかろうか。

     

 デリバティブに関する評価損益の問題は常に付きまとう。同社は海外から原料を輸入しているため、為替デリバティブを保有している。海外通貨に対して円高ならば評価損、円安ならば評価益となる。3月末のドル94.0円、ユーロ126.4円に対して、6月末はドルが89.5円、ユーロが109.3円となっている。7月末で見ると、ドルは87.7円と引き続き弱いが、ユーロは114.7円と反転している。

ただし、この為替デリバティブの評価損益に関しては、やがては市場でそれほど気にされなくなる可能性もあろう。

      

 現在の株式市場はことに市場全体の傾向に引きずられて、上昇、下落する傾向が強く、必ずしも個々の企業のファンダメンタルを強く反映するとは限らない、そのため株価がどのように動くかは即断しにくいが、少なくともファンダメンタル面からは好循環局面に入ったのではないかと考えられる。

      

 ただし、短期的な業績動向として、いくつかの点についてはリスクを考えておく必要があろう。一番大きなものは同社のビジネスが猛暑に弱いという点である。ウエイトは低下したとは言うものの、依然ラーメン向けのウエイトが一定割合に達する。中華料理店や即席めん向けである。過去においても、猛暑によって業績が悪化したことがある。よって、この上期の業績もひょっとすると会社計画が利益面で未達となることはありえよう。ただし、売上高が未達となる可能性は低そうであるので、市場があまりネガティブにならない可能性もあるが。

    

 なお、アリアケジャパンに関しては、企業分析レポート(34ページ)を作成しているので、さらなる詳細はそちらを参考にしてもらいたい。

 http://cherry100.blog108.fc2.com/blog-entry-142.html

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投稿: ボウスーの中国語勉強帳 | 2010年8月 7日 (土) 07時50分

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