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2010年9月 6日 (月)

今日のマーケット動向を振り返る 9月6日

ポイント

 想定を上回るザラバの強さでした。先週の水曜日から上昇相場が続いていることが、マーケットの楽観的なムードが背景にあると見られます。もし、この上昇相場が国内要因に牽引されたものであるならば、何の問題もありません。しかし、忘れてならないのは、牽引役が国内要因ではなく、米国マーケットの上昇であり、1ドル84円台ながら、一段の円高が回避されているように見える為替の動きです。したがって、現時点で楽観的な買いスタンスで臨むためには、少なくとも米国株式市場がさらに上昇を続けることが不可欠です。メイン・イベントであった8月の雇用統計を既に通過して、今後さらに上昇を続けることができるかどうかについては多少懐疑的に見ています。

日経平均株価の動向

 85円高で寄り付いた日経平均株価は、10時頃から上げ幅を拡げ、調整の兆しも見せないままに、187.19円、2.05%の大幅高で大引けを迎えました。

20100906

 8月の雇用統計で押し上げられた米国株式市場が高い寄り付きの背景となりました。

 ザラバの上昇は想定以上でした。為替が落ち着いた動きで推移したことが大きく影響したと思われます。ドル円60分足を見ると、非常に小動きであったことがわかります。

B20100906

 ドル円15分足で多少詳細に見ると、安定的な動きが一段と鮮明です。

C20100906

 この為替の動きに加えて、先週金曜日に大きく上昇して終えた米国株式市場が、今日は休場であることも、「買い安心感」を醸成したようです。

 セクター別に見ると、保険業の堅調さが鮮明です。第一生命の株価が6.92%と急騰したのが目につきました。株式市場の上昇が続き、運用資産の含み益の増加が評価されたと見ています。

20100906_2

 保険業の好調な株価上昇は、マーケットがいかに楽観的になっているかを如実に示しています。

 問題は、先週水曜日から上昇が続く日経平均株価の牽引役が、国内要因ではなく、ISM製造業景況指数や雇用統計で大幅に押し上げられた米国株式市場と、1ドル84円台ながら、一段の円高への振れを見せない為替であるという点です。

 その米国株式市場は、既に雇用統計というメイン・イベントを通過しました。しかも、先週金曜日の雇用統計で朝方に大幅に上昇したダウ平均株価が、10時に発表されたISM非製造業景況指数の弱い数字で、一時大幅に調整したことが気になっています。マーケットが既に大幅に上昇しており、弱い指標に対して非常に敏感に反応するようになっていることを示唆しているためです。

 為替も、今日の大引け後の動きを見れば分かる通り、円高への振れが終息したわけではないように見えます。

 ということで、独断と偏見は慎まなければならないのですが、今日のマーケットは多少楽観的過ぎたような気がしています。明日は、多少警戒して臨みたいと考えています。

 明日は7月の景気動向指数、8月の外貨準備高、そして金融政策決定会合を受けた白川日銀総裁の会見が予定されています。決算は、イハラケミカルなど10社ほどです。

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