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2010年9月10日 (金)

円安に底上げされて、マーケットが大きく上昇

 早朝のコメントで、ザラバは警戒的に臨みたいと申し上げましたが、想定とは異なった展開になっています。

 円安の進行が予想を大きく上回り、マーケットが底上げされています。

 早朝の段階で既に多少円安方向への動きがあったのですが、9時にマーケットが開始すると同時に加速的にドル高円安が強まりました。

B20100910 

 問題は、これからの動きなのです。後場もさらに円安が進むのか?、正直なところ自信を持った読みができません。

 為替介入リスクが高まったとの指摘があるのですが、実行力は依然として大いに疑問です。

 今日発表された4-6月期GDPの改定値はコンセンサスに沿ったものでしたし、9.8兆円の事業規模となる経済対策が格別の円売り材料となったと考えるのも不自然な気がします。

 となると、やはり、米国経済の「2番底」懸念の後退を映した長期金利の上昇によって生じた金利格差が円安の背景ということなのだろうと思います。

 もしそうであれば、マーケットのセンチメントが悪化して、投資家のリスク許容度が低下すると、一転してリスク回避から、低金利国通貨である円が買われる傾向があるわけですから、今日の円安の動きが持続するとは考えにくいと思っています。

 その意味では、前日のVIX指数が午後になって大きく上昇して、投資家のリスク許容度が低下したのは気になる動きです。

Vix_20100909_2

 ユーロ円を見ても、ポルトガルに続いてアイルランドの資金調達が無難に完了した安堵感が、ユーロ高、円安の背景になっていると思われます。

 しかし、これも欧州の金融システムに対する信頼が回復したことを意味するわけではありませんので、ユーロ高円安の持続性にも疑問があります。

 ということで、午前中の円安が、午後もそのまま続くことは考えにくいところです。しかしマーケットはマーケット。理屈はともかく、為替の動きをこまめに追って、順張りで対応せざるを得ないと考えています。

追伸:以下は蛇足ですのでお時間があればお読みいただければと存じます。 

昨日のユーロ円は、日本の株式市場は始まると同時に円高に振れ、終了すると同時に円安に戻りました。今日はマーケット開始と同時に、ドル円、ユーロ円ともに一斉の円安です。為替市場と株式市場に参加している超大口投資家は、かなり似た顔ぶれであるという指摘を聞いたことがあります。すると、マーケットの動きは思っている以上に、人為的な操作が可能であるのかもしれません。実は、私自身も、日本の資産バブルのころに、「一日や二日のマーケットならどうにでもなる」というコメントを大手機関投資家から聞いたことを思い出しました。

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